
アラゴスタを付けてから5000kmほど、
117117(いいないいな)kmの画像を撮りました。
気分も、SVXに乗るたびに「いいないいな」という感じです。
F12kg・R6kgにしてからも、いろいろと調整を進めてきた減衰力調整も、かなり納得のいくところまできました。
以前にも書いたように、高速でF2・R1かF3・R1が
かなりの好感触でした。
その調整で市街地を走ると、以前よりは穏やかになりましたが、60km/hまでの荒れた路面では、ゆすられる感じがまだありました。
そこで、F3・R2を試してみると、動きにくくなったリアに対して、フロントのほうが動きすぎているせいか、ゆすられる感じが高速でも強まる場合がありました。
ここで、自分の中で発想の転換がおこりました。
かえって、減衰力を高めることで、バネの余計な動きを収められるんじゃあないかと。
上記のことは、当たり前かもしれないのですが、「アシを動かして」やることで、乗り心地を何とかしよう、という思いが強かったのです。F12kg・R8kgからの印象で、今まで試しに減衰力を高めたところ、クイックな反応を得られる代わり、ごつごつしたハードな感触になっていたから、F2か3が最適かと思っていたのです。
実際に、F4・R1にしたところ、車体がフラットな姿勢で進むようになったのです。もちろん、ギャップでは、多少硬めの反応があるのですが、金属的な硬さというよりも、筋肉的な硬さで受け止めているように思えたのです。
ただ、フロントの動きに対して、リアが遅れてついてくるのが市街地走行でも分かるくらいで、前後のバランスはイマイチでした。
次に、F4・R2にしたところ、そのバランスはやや改善されました。小気味良い反応と、やや落ち着いたリヤの動きは悪くないなと思ったのですが、もっといろいろと試そうと、F5にしたり、Rを上げていったりしました。
いろいろ試した自分なりの結論は、
この車の重量と、重量配分、そこに付けるスプリングのレートに最適な減衰力設定は、前後一つずつしかないようだ、ということです。
現在、さまざまな車に、コンフォート・スポーツといった減衰力調整機能が付いています。
アラゴスタを付ける前、付けたばかりの頃は、家族を乗せるとき用と、一人でワインディングや高速走行を愉しむとき用で、減衰力を変えてやればいいのかなと思っていました。
しかし、倒立のショートストロークダンパーで直巻きスプリングの場合、家族用のソフトなスプリングレートにしたら、スポーツ用に減衰力を高め過ぎると路面追従性の悪いアシになり、素直で素早い反応のアシになる硬めのスプリングレートにしたら、減衰力を下げていくとバネの動きでゆすられるようになり・・・
やっぱり、いいとこどりは、その都度スプリング交換しない限り無理かと。(笑)
最終的に、F4・R4よりも、F4・R3の方が、前後の反応バランスがよく、乗り心地も60km/h以上なら多少の荒れた路面でも快適(?)なフラット感が得られることが実感できました。
もっと低速でも、路面が荒れてなければ、かなり気持ちのいい走り(運転してる人限定?)ができます。
某誌のレガシィtSとアウディA4 S-line の記事で、
「ともに若干硬めに感じるけれどフラットな姿勢を保ち続ける乗り味と、操舵に対するボディの動きに不安が全くない走り味の融合が2台に共通している」
と紹介されているのを読んで、
「そうそう、この感じ!自分のSVXの走りにぴったりだなぁ。」
と、この2台に乗ってもいないのに、同列で比べていいものかどうか。(笑)
別のスバル特集の本でも、
WRX STI について、
「今度のモデルの足まわりの出来栄えはまさに『絶品』!まさしく意のままに操れるのにコンフォート性も望外に優れている」
と紹介されています。
先日、
WRX STI に2回目の試乗をしてきたのですが、
自分のSVXの方が、荒れた路面で少しゆすられ感が強いかな、と思いながらも、
意のままに操れる感じは負けていない(今のところ市街地限定)と、またも自己満足でした~。(笑)
今後、家族での高速移動・旅行をしながら、さらにサスの慣らしが進んだ上で、スプリングレートについて再考し、そのときの自分に合った最適なセッティングをしていきたいです。
調整は、ずっと終わらないようですね。(それも愉しいかな。)
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SVX | 日記
Posted at
2010/08/07 11:12:51