
名古屋の109CINEMASで、
「湾岸ミッドナイト THE MOVIE 」を観てきました。
原作は、今まで約20年近く連載され、その間に車だけでなく、身の回りのいろいろなことが大きく変わってきたように思います。
「
湾岸ミッドナイト」が始まった頃は、930ターボが「湾岸の帝王」であることは、当然のように思いました。その後、964ターボに乗り換えたことも、納得でした。
そして現在に至るまで走り続けているのなら、まさに速さだけで無い本物の「帝王」でしょうね。
漫画が有名になり、1回目の映像化は、
大鶴義丹が主演でした。
ストーリーやキャラクターが、結構変わっていて・・・
それでも、実写で911とZが首都高を走っているだけでも、、、と自分を納得させていました。
その後、調子に乗って(?)、続編が作られたのですが、原作とはまるで違う話になっていってしまいました。
ただ、「湾岸ミッドナイトⅢ」のエンディングでZが走り続けている映像は心惹かれるものがあり、エンディングテーマ「TIMELESS LOVE …時を越えて」はCDを注文して買ってしまいました。
また、その頃、S30Zを本当にL28改ツインターボ化したものの広告が「CAR BOY 」に載っていて、こちらは、、、買えませんでした。と言おうか、自分の買える車だとは思えませんでした。今なら、、、やっぱりNAが好きなんで、買わないですね。でも、「すごくかっこいい!!」と思ってますよ、もちろん。
その後も、何度か実写化されましたが、「なぜ、これが湾岸ミッドナイト??」と思わされ続けました。
しかし、2007年には、CGを使ったアニメとなり、これはそれなりに楽しめました。(ただ、途中までしか観ていません。。。)
そして2009年、「みんから」の中で映画化を知り、HPを見たときには「今までよりも…」と期待が高まり、珍しく前売り券を買ってしまいました。
やっと、映画の感想に入ります。
あえて現在の話にしてあるにも関わらず、違和感が無かっただけではなく、期待以上の出来だったと思いました。
画像は「公式パンフレット」の表紙で、値段は1000円と高かったのですが、中身を読むと「なるほど」が幾つもありました。
まず、走行シーンですが、「高速道路の話でありながら、高速道路でまったく撮影ができない。」「勿論バトルのシーンとかじゃ無いけど、実際はいかなる撮影に対しても許可は下りなかった。」そうです。
それにも関わらず、実写にこだわり、いろいろな手を使って、あの走りを完成させたことは、最新の合成技術もありますが、何より監督を始めスタッフの熱意があったからだと感心しました。
他にも、監督のコメントで、「この原作は手強い。私がこれまで携わったどの作品よりもこの映画の脚本化は難しかったね。まず、ファンの多い原作だから何でもかんでもアレンジしてしまうわけにはいかない。」「原作の持つ独特な世界観を受け継ぐような脚本になるよう苦労しましたね。」と、原作を強く意識していて、変な演出(例えば映画デビルマンの最後の戦いとか…分かります?)をしていないところに好感を持ちました。また、監督は、島達也(ブラックバード)役の
加藤和樹に、「ある意味、この映画は達也の物語だ。」と言ったそうで、それも納得の内容に仕上がっていたと思います。それに、加藤和樹は自分のイメージしてきた島達也にすごく近い感じがして、それも良かったです。レイナの描き方も、原作にない要素を入れながらも取って付けた感が無く、むしろ「なぜ走るのか」が分かりやすく表現されていて良かったです。
最後に、監督が、「この映画が描いたドラマは原作で言うならほんの序章に過ぎない。もし続編のオファーが来たら、『公道300キロ』という悪魔のZの狂気の走りを是非映像化したいものだ。映画の最後に出るメッセージは私を始めスタッフの願いでもあり、挑戦状でもあるんだ。」と言っています。
続編、期待したいです。
Posted at 2009/09/23 11:49:09 | |
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