昨日は鈴鹿フルコースのスポーツ走行枠があったので、JOY耐の準備としてエンジンセットアップ走行してきました。
約1年ぶりの鈴鹿での走行。案の定、1コーナーと130Rの突っ込みは目を覆いたくなるほどの弱腰で、「もう、昔はFJでレースやってたんだぜ、しかも結構キレてた!」とか言うのヤメよう、と心に誓いながら走っていました。(笑)
走ってみて判ったのは、
「走ってみないと判らない事がいっぱい」
この86は、OPTION2耐久や、ドットコム(今年はほとんど走れなかったけど)、いろんなドライバーが乗って、その感触を伝えてくれるので、車の状態は概ね把握しているつもりでした。
が、走ってみると、思っていた状態とかなり違っていて正直なところ驚きました。
ソコはやはり、人によって評価基準が違う事や、伝言する時点で変質してしまうものもあるので、100%というワケではなさそうです。
今回、久しぶりに86に乗って思い知りました。
これからは、たまにチェック走行して車の方向性を確認することをなるべくやろうと思います。
以下は、走行後すぐに書いたメモを備忘録的に載せておきます。
完全に自分語で書いているので意味不明な点あるかもしれません。
<<ハチロクテスト走行1本目>>
タイム計測なし
タイヤ温間 2.2kg/cm
水温90度
油温100度(ピーク110度)
油圧5kg/cm
レブリミット 7500rpm エンジンの吹け上がりとトルク感は上々。
トルクバンドは6000rpm~8000rpmというイメージ。
全開領域では12.5~12.7の空燃比。
ハーフスロットルに戻すと10台に濃くなるので、燃費とピックアップの面から改善が必要。
デフの唸り音が酷い。某ショップから良品中古という謳い文句で購入した4.5ファイナルギヤセットはダメっぽい。ストレートエンドではバラバラになるんじゃないかという程の唸り音。おっかない。
バラしてバックラッシュ計測して数値に異常なければギヤセット交換。
ブレーキング時にステアリングへのジャダーが強烈。
おそらくテンションロッドのブッシュが劣化して抑えが効かなくなっている。
ブレーキバランスはフロント70%、リヤ30%というイメージ。
(ジャダーが酷くてフルブレーキングは未確認)
エンジンの出力的にはノーマル5バルブよりはかなり向上しているが、N1シビックにはストレートであっさり離されるのでもう少し改良したい。
(空燃比を0.3~0.5絞ってみる、点火時期を遅らせるなど)
4~5速でリヤにバイブレーション発生。ホイールバランス要チェック。
タイヤは2~3周目がピークでその後は前後バランス は崩れる事なくグリップは徐々にダウン。
(人間(自分)のピークはいつまで経っても来なかった)
1周クールダウンしてもあまり冷却できた感触は無かった。
フロント10kg、リヤ8kgのセットはロール抑え効いてて好感触。コーナーリング失敗して切り足したい時のフロントの接地感が頼りない感じ。
できればもう少しフロントにキャンバー欲しいところ。
ミッションは良好。
<<2本目 雨上がりのウェットパッチ>>
噴射量マップの5000rpm~8000rpmのバキューム圧650~750mmHgの領域を5%~8%絞ってみた。
結果、ハーフスロットルの領域で空燃比12~12.6
全開の領域で12.5~13
となった。
体感的にはハーフスロットルからのピックアップが向上した。
デフの唸りは相変わらず酷い。
要修理。ついでにギヤオイルをワングレード上げるべきかも。
人間(自分)が熱ダレ、後半の集中力落ち過ぎ。
てな感じです。
今、思い出したのですが、このエンジンはドットコム前に1晩で組んだという、ある意味「special」なエンジンでした。
あんなに大急ぎで組んだ割にはちゃんと回ってるなぁ。
メタルはだいぶヤセてたし、ピストンは古いままだし。
トヨタのエンジン(部品)の耐久性に感動。
このままで7時間の耐久に持ち込むワケにいかないので、これから降ろして全バラチェック、そしてオーバーホールします。
6月には参戦ドライバーの練習も兼ねて、慣らし走行テストして(出来れば何度か)、7月の本番に備えます。
さぁ頑張るぞ!
Posted at 2011/05/18 07:33:18 | |
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