2009年07月08日
日曜日はライセンスの講習会に行ってきました。
っていうのは、実はJAFの競技ライセンスを失効してしまっていて取り直しの為、国内B級ライセンスの講習会に行ってきたのでした。
当日は群馬ラリー戦の2戦目もあったので、早朝から群馬入りしてラリーのサービスに顔を出し方々に挨拶。いつの間にか知り合いも増えてきました。
そしてスタートを見送ったあと、高崎駅前に移動し講習会を受講しました。
今回の講習会は、ジャラックさんというクラブの主宰でした
そして講師の方は・・・・・なんと会長の北原豪彦さん!!
詳しくはhttp://www.toyota-f1.com/public/jp/features/0507_goodwood/interview_kitahara1.htmlを参照していただけたらと思いますが、日本のモータースポーツの発祥と共にあられた方で、トヨタのワークスドライバーとしてトヨタ7の開発などをされていた方です。
先日はグッドウッドにドライバーとして参加してきたという、日本のグレーテッドドライバーの一人です。
もしかしてとは思ったけど、本当にお会いできるとは思っていませんでした。
そして講習会が始まります。
本来ならJAFとはなにか、Bライ競技とはなにか・・とか、こめんどくさい話が色々あるのですが、北原さんは違います(笑)
黒船来襲から日本の復興、オートバイメーカー乱立時代、鈴鹿サーキットの成り立ち、JAFの出来た経緯、日本グランプリの真相、トヨタ7のクラッシュの話・・・・・・
まぁ盛りだくさんでした。
私個人としてはこういうモータースポーツの歴史であったりという薀蓄話は大好きなので、何時間でも聞いていたいような話でした。
ただ、北原さんのお名前を知っている方はどの程度いらっしゃるでしょうか?
というか、日本グランプリ時代のニッサンのドライバーの名前(黒沢・北野・高橋・・・)は何人も出てくる方もいるかと思うのですが、トヨタのドライバーの名前はかなり詳しい方でも細谷四方洋さんの名前くらいしか出てこないのではないでしょうか
あとは津々見さんとか徳大寺さんくらいで、その後長くドライバーとして活躍された方が少ないせいかも知れません(トヨタ7事故の訴訟なども絡んでいるかもしれませんが)。
ただこういった先人たちが、多くの方に知られていない、評価されていないのは非常に残念な事であり、日本のモータースポーツの底の浅さともいえるかと思います。
先人たちのご苦労や功績に敬意を表し、是非ともモータースポーツの世界の表舞台で評価されてほしいものです。
日本のモータースポーツももうすぐ50年の歴史を持ちます。
そろそろきちんとその歴史を振り返ることも出来るくらいにはなってきたのではないかと思います。
初期の事を知る方々が世を去るのが、もう間もなくである事も現実です。
その生き字引の方々から肉声で当時を伝え聞く事が出来るうちに、そういった先人がきちんと評価される場を作り、その功績を後世に残してもらいたいものです。
そしてそういった先人たちのご苦労のおかげで、現在の私たちがモータースポーツを楽しめるのだと改めて感謝し、次代に伝え残せるようにと思います。
Posted at 2009/07/08 21:42:58 | |
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