高松から坂出へと走ってきたが、500m間隔でうどん店があるといった錯覚をするくらいに製麺所風うどん店が多い。
しかし、製麺所は15:00を過ぎてしまうとほとんど閉まってしまうし、土日がお休みのところも多い。
やむを得ず一般店に絞ることにした。
次に行ったのは「いきいきうどん 坂出店」。いわゆる讃岐でなくともあるセルフ大衆店だ。
肉汁つけ麺という変わりダネのメニューを試してみたが、なんだかもうひとつ。
麺がゆで過ぎた感じでブニブニしてしまっている。
家族はそれぞれ肉おろしうどん、肉うどん、肉玉うどんを注文。
こちらは麺にコシがあり、ちゃんと喰えた。
自分だけちょっとハズレ引いた感じかなぁ・・
家族みんな2食づつ食べて、結構おなかが膨れてしまったようだ。3件は巡ると言っているのに、なんでさっきの店で天ぷらだのソーセージだのとトッピングするかな全く(笑
とか言いながら自分もなんとかあと1食いけるかどうかの感じな腹具合。
とりあえず3店目に向かう。
すぐに目的の店を発見してしまったので近所の書店に寄り、腹減らしを兼ねて時間を潰す。
娘はもう喰えないとギブアップ。
まぁ3人喰えれば店には行けるのでいざ突入。
坂出市と丸亀市の間にある宇多津町にある「おか泉」という店だ。
ここは変な話だがちゃんとした一般店で、きれいな店構えでお値段もそれなりである。
ここの人気メニューは「ひや天おろし」でうどんに芋や大きなえび天が乗っており、結構なボリュームに見える。
腹いっぱいでこのボリュームはキツい。正直そう思っていたのだが、麺通団のガイドブックには「初めて讃岐うどん巡りをする人は、おか泉は後の方に行ってほしい気がする」、「怪しい製麺所巡りをした後でひや天おろしを食べると、讃岐うどんの底力を思い知る」と書いてあった。
この意味を信用し、確かめるべく、おか泉のひや天おろしは食べておかねばなるまい。
で、まぁ出てきました。ひや天おろし。
一口すすってみる。
一口すすっただけで直感した。「楽勝で全部喰える」と。
天ぷらもサクサクと実に軽く美味い。
ちょっとすすったのでまた写真がきちゃなくなっております。すみません。
そこいらのうどんとは違うこの喉越し、見た目で「この量はムリだ。食べきれない。」と思ってもするすると勝手に喉を通ってしまう食感。
これが讃岐うどんの底力だ。
おか泉のひや天おろし、恐るべし!
わざわざ讃岐へ訪れる価値あり。
旅の最後にこのひや天おろしが食べられたのは幸福だった。
満足で帰路についたのでありました。
Posted at 2010/09/04 22:49:21 | |
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