やっと訪れた短い春を謳歌した桜から散り際の花びらが美しく舞い、気の早い初夏へと季節が移ろってゆく。そんな自然の営みに車窓越しに酔っているのも束の間、共演する菜の花の香りさえ間近に歩み寄って感じないまま視界から過ぎ去ってゆく...。
新社会人になった頃、自分達の世代は"新人類"と呼ばれました。良くも悪くも旧世代とは明らかに異質のそれは、例えばプロ野球なら工藤公康の自由奔放な言動が象徴的だったことを覚えています。でも一方でそんな呼称で括れない、桑田真澄という男に自分は強烈に興味を抱きました。読売ジャイアンツというエリート集団のエースにあっても奢らず、マウンドで投じるボールに呟いて魂を込める所作。思うにキーパーソンは実績だけに留まらず、構成するメンバーの精神的支柱であることも要件と考えます。客観的に見てあの頃の自分は周囲からどんな人物として捉えられていたか、改めて想いを巡らせました。
♪SOUND HOLIC feat.709sec./60's Xanadu(2017)
自分の職場には、対照的なZ世代の女性同僚2人がいます。Hさんはまるで別人かと思ってしまう流暢で見事な店内アナウンスと、元気印の明るい接客で若手を牽引するタイプ。Oさんは大人しいながらも芯が強く、お客様に率無く冷静で確実な対応が出来るタイプ。
ストックヤードで大きくて重い商品と格闘していたHさんは、自分を発見するなり「いい所に来た!」と満面の笑み。ところが台車に積もうとした次の瞬間、手伝おうと手を添えてきた彼女の顔が,,,ちっ、近いよ○△□×! 犯罪に近いレベルで可愛い女子の顔面がいきなり10cm以内に迫れば、大抵の男子は平静を装おうことが困難でしょう。
通勤路が途中から同じOさん、昨日は初めて目撃する眼鏡ちゃん。理由を尋ねると、ものもらいで普段入れているコンタクトが装着出来ないとか。ところが自分が油断した次の瞬間、指で瞼を開きながらニュッと突き出した彼女の顔が,,,ちっ、近過ぎるぜ○△□×! 誰が見ても可愛い目&瞳が急接近したら、思わず吸い込まれそうになる。
距離感半端ない恐るべしZ世代、グイグイ迫り来る彼女達に日々刺激をもらって楽しくやっています。でも警戒されないって、何かちょっぴり寂しい気も...。気高い赤眼の黒豹は、その実,,,甘えん坊の黒子猫かも? ただ悩みなんか遥か彼方へ吹き飛ばす勢いのポジティブな発想は、大いに学びたいと素直に思います。ホウレンソウ(報告・連絡・相談)も大切だけど、本音を交わすたわい無い会話も欠かしたくない。
♪紺碧studio/ANSWER//TALKER(2016)
自分の周囲には、多くの理解者がいます。それが"人格者"と呼ぶに相応しい方なら、その生き方や考え方は自身の心に革命的な変化を及ぼす。
今日も職場で責任ある立場で頑張っている義理の妹と、Z世代を始め部下のマネジメントや自分のポジショニングについて議論しました。弟(漆黒の豹)もまた、毎回第三者的視点でアドバイスをくれます。
皆さんにとって同僚(仲間)って、どんな存在ですか? SPを兼ねた衆議院議員秘書として(二大政党制を夢見て)徹夜で国会答弁書を練っていた頃と比べれば、今の俺は平和な我が世の春なのかな...。決して躊躇うこと無く、魅力的なオーラを放つ人が発する引力に向かって飛び込んでいこう。その心に染まり溺れて初めて開かれる世界が、きっと自分を導く道標と化す。
♪少女フラクタル/夜明けの先(2022)
Posted at 2024/04/16 14:35:35 | |
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