2022年05月30日
上司と部下、教員と生徒、親と子、etc・・・。
どっちも教える側と教えられる側。
で、往々にして、教える側は教えられる側に対して「理解力がない」と嘆くが、個人的には"教わる側の理解力が足りてない"んじゃなくて、"教える側の指導力が不足してる"んだと思う。
少なくとも、高卒だったとしても"18年間は生きてきてる"わけで、18年間も生きてて"理解力が不足してる"とはどうしても思えない。
多くは"経験不足からくる引き出しの少なさ故の考え方の違い"とか、"経験不足故の気付きの少なさ"だと個人的には思ってる。
要するに、"圧倒的に経験値が不足してる"だけであって、"理解力が不足してる"んじゃないと思ってる。
だから上司とかの教える立場の人間は、その"引き出し"と"気付き"を与えてやるのが"教える側の人間の責務"だと個人的には思ってる。
それこそが"指導力"じゃないかと個人的には思う。
にもかかわらず、その"引き出し"や"気付き"も与えてないくせに"教わる側の理解力不足"のせいにして、"自分の指導"を見直したり、"指導力を向上させよう"とする向上心がないように個人的には見える。
"自分を見つめ直す"より、"他人を批判する"ほうが"楽"だからね。
そういう風に"部下"や"生徒"を批判してる人を見てると、「そういう自分はどうなんだよ?」と、"自分を見つめ直そうとすらしていない"ように見えるのは自分だけだろうか?
もちろん、ここまで言うからには、自分も時々"自分はどうなんだろう?"と考える時もある。
それ故、"自分を客観的に見る"難しさも理解してる。
でも"教わる側を批判してる人"を見てると、"自分を客観的に見るのが難しい"からって、"自分を客観視すること"から逃げて、"教わる側の理解力不足のせい"にして、"自分を客観視すること"を正面から受け止めようとしてるようには、とてもじゃないけど見えない。
「自分で考えろ!」とか、「いちいち人に聞くな!」っていう便利な言葉で逃げ回ってるようにしか、個人的には見えない。
「一緒に考えよう」とか、共に受け止めようとしてるようには、とても見えない。
Posted at 2022/05/30 10:43:17 | |
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