朝からまたも大雨で走れず、来週から長期出張のため、続けて・2を書くことにします。ケータやケントに詳しい方は、シロウトが安易に手出すから・・と、お思いでしょうが、大なり小なり痛い目に逢っている方、気付かずに乗っている方が多いハズです。エンジンO・H経験者の方でも、回したから壊れたと思ってる方が多いようですが、実態は様々なようです。新並のケントがすべてダメなんてことではありません。ケーター社からデリバリーされたシャーシが英国内の何処の誰に組まれて、完成車として並行輸入されたかで全く違うというんだということが理解の始まりでした。それは完成車が正規と並行で入ってくる通常の外車概念とは全く違うということでした。紀和モノは型式がロータスとかCS・・で始まる刻印があり、リビルト・ニューエンジンをケータで組み、完成車として入れていたこともこの裁判で知りました。当時、同じ新車価格でも50~80万円以上の違いの訳の一端がこれで判りました。車体番号のアルファベットからキットであるかどうか、上陸地域などが特定できることも判りました。しかし、いずれも英国からの正規・並行新車として国内に出回り、正規の紀和は今も健在であり、90年初頭時にワンサとあった大小の並行屋は大半が存在していないことが、私が購入した個体の事実の一端を表していると思ってます。89・90・91年と立て続けにフレームや足回りが改良されたので、意図的に年度をズラして宣伝したことも判明しました。これも予備知識があれば、フロントIアームかAアームかは下に潜らずしても一目瞭然であることも判りました。2ヶ月半から3ヶ月に1度の審理で、結審するまで約2年半かかりました。私と販売店とローン会社の三つ巴裁判として、ものすごい経験と勉強ができたと思ってます。結末は意外な展開で終了するのですが、9割以上の勝ちと同じ内容(弁護士談)なのでサインしたほうが・・という終わり方でした。意外な展開の内容については出張から戻る1週間後にまた。(関係のない写真はLR・EXにて)
どこかで裁判体験を伝えたいと思いつつ、自身の無知さ加減をさらけ出す?恥ずかしさもどこかありました。でも、裁判を起こす(原告)ことは簡単であり、怒り心頭・理不尽・泣き寝入りなんてするものか!の思いが強ければ、起こすべき!ということを学びました。海千山千の相手ほど、訴訟なんて起こされないと多寡を食っています。ただし、言った言わない論争は、ハンコを押して車を買ったユーザーには「納得の購入」という相手の切り札があり、それをひっくり返す第三者の証明と証言が必要になります。弁護士がクルマ(ましてやセブン)に詳しくなくてもまったく問題なしで、最初の相談時にここを言われ、さらにエンジンの状態を証明できるプロメカ・掲載雑誌の説明と実車の食い違いを証明できる編集者・下取り車価格を大幅にUPし事実上の値引で納得購入したという相手側の言い分に対し、適正価格の下取りを証明できるモノ・・これらが用意出来、証言として通用する内容なら裁判できると。その前に内容証明でお互いの弁護士同士のやり取りがあり、納得の購入をタテに名誉毀損をちらつかせてきますが、証言と証明を着々と用意できたことで、訴訟に踏み切ることになりました。|
ランドローバーライフVOL.2です。 カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2014/04/26 15:48:51 |
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