前回のエントリのコメント欄の質疑、mixi経由でよっし~さんとのやりとりで、例のエンジンブロックにボルト留めされたバルブ「Supplementary air valve」は、冷間時のエンジン始動のエア調整用だということが分かりました。
エアコンのアイドルアップとはまったく関係が無かったことになります。
以下、よっし~さんの許可を得てメッセージを引用します。
『よっし~さんのメッセージ』
どーもご無沙汰してます。
minkaraのアカウント持ってない(作るのめんどうでwww)のでmixiからすんません。
minkaraの記事でチェックしてたバルブは、ファーストアイドルバルブで、
冷えてるときのアイドルアップで電源が入るとバイメタルの作用で徐々に閉まるものです。
クーラーのアイドルアップは直径3センチ、高さ5センチ、黄色っぽいクロメートめっきの円筒形のものが
バッテリ手前あたりについてると思います。
ファーストアイドルバルブみたいな太いゴムホースではなく、細いゴムホースが2本刺さってます。
ホースが細いので、クーラーのアイドルアップには、そもそも足りないような気もしてますw
ワゴンRとか、旧86とかで使ってる調整式のアイドルアップバルブつけようかと思いつつ
ガス入れたら3日で抜けたwので、手付かずです。
がんばってくださ~い
(引用以上)
どうも有難うございます
つくづく有難いのは同好の士の方々です。
よっし~さんの指摘するパーツはコメント欄でアビーさんが指摘したものと同じで、さっそく取り外してみました。
左下のブサイクなエポキシパテ盛りは、以前根本からのエア漏れを補修したものです。
このバルブに至る配線は例によって酸化していたので、新しいものと付け替え、さっそく本体をバッテリーにつなぐと、カチカチと作動するではありませんか!
多少、パイプ穴からクリーナーで清掃してみましたが、作動時の抜けの良さはあまり変わりませんでした。
いままで、これが通電してなかったから作動しなかったのであれば、配線を見なおせばちゃんとアイドルアップするはず。
というわけで、エアホースを接続しなおしてエンジン始動、水温が上がったところでエアコンのスイッチを入れてみました。
結果から言えば、バルブが作動してエアがインマニに抜けても、ほとんどアイドルアップしないように見えました。
ていうか、エアコン始動しないでバルブだけ作動させると、逆にアイドル落ちてるような……(笑)
なにこれ……微妙にエア量が増えて燃調が狂うからか???
よっし~さんが指摘するように、エアホース径が細すぎるんじゃないか。
この円内の差し込みに導入されるわけですが、確かに細い……。
インマニ側のホース引っこ抜いて指で塞ぐと、確かに吸引はしているんですけどねw
か弱い吸引ですが(笑)
結論的なことを先に言うと、これ設計ミスじゃないでしょうか?
ホースを大気開放してもまったくアイドリング上がらないんですから(笑)
それとも新車の時の初期状態ではアイドルアップしたんですかねえ……。
それならばよっし~さんの言うファーストアイドルバルブの電源を切ってやった方がホースが太い分、アイドリングが上がるような……。
バイメタルも併用しているようなので、もう少し機能の分析が必要ですが……。
結局今回の修理はうまく行きませんでしたが、こんなバルブは撤去してしまった方がエアコンON時の無駄な電気消費を減らせますね。
あと、エアホースが全体に怪しい状況なので、ぜんぶ引き直しですね。
燃料ホースの方と似たような話ですが。
あと、ついでにインジェクタークーリングファンの方も、配線ソケットを直結させて作動確認しました。
そうしたらけっこうな風量だったので、これは室内に配線をバイパスさせて、高負荷運転の時ON-OFFできるようにしたいなと思いました。
この前の峠でパーコレーション起こしましたしね。
役に立つのかは、やってみないと分かりませんが(笑)
Posted at 2014/06/19 18:36:21 | |
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