ジャガーにミシュランのパイロットスーパースポーツを導入してから一年半ほど経ちました。
一年半で3000㌔弱ほど走行しましたが、依然として絶妙の感触を楽しんでおります。
このジャガーの納車時に履いていたOEMのピレリP-ZEROアシンメトリコ、BSポテンザS001に続く三代目が今のPSSですが、ジャガーとの相性の良さはこのPSSがベストであると思われます。
最初のアシンメトリコに関しては乗り始めから摩耗するまで硬めの印象があり、古典的なスポーツタイヤという感じでありました。現在のP-ZEROはかなり印象が違うかと思いきやベントレーにOEM装着されている新世代のP-ZEROも同じような硬さを感じるのでこれも個性なのでしょう。従ってゴムの硬化もゆるやかなようで、ライフ末期までクラック等はありませんでした。
二代目のS001は新品装着時にXJをスーパーハンドリングマシンに変貌させる程にタイヤそのものの個性が強いタイヤだったように思います。その代償として摩耗とゴムの硬化が速く、ガレージ保管にも関わらずクラックが発生するまでがあっという間でありました。これは短期間に距離を走り、美味しいものは美味しいうちに交換するのが正解のタイヤなのでしょう。
で、現在のPSSはとにかく「まろやか」であります。絶対的なグリップ力やハンドリングのシャープさならS001のほうが勝りますし、耐摩耗性ならば恐らくP-ZEROに軍配が上がります。が、ある程度のスピードを保ってコーナーに入った際の懐の深さというか限界値の高さはミシュランならではのもので、その乗り心地と静粛性のバランスの高さは決してスーパースポーツな走りをせずとも大満足なのでありました。
結局のところ、私の用途で大切な要素は何かが突出したタイヤではなくバランスが一番という気がします。よく「良い靴は良い場所に連れて行ってくれる」と言いますが、タイヤに関しても同じ事が言えるような気がしてハイエンドのタイヤを選択するようにしております。
現在ミシュランはこのジャガーを皮切りにクラウンエステート、OEMのクラウンハイブリッドと続いており、サイズの無い車は別にして今後交換を迎える車も全部ミシュラン一択になるくらい惚れ込んでおります。
今年購入予定のクラウンハイブリッド用スタッドレスもミシュランを予約しており、夏に購入した純正ホイールの出番もそろそろであります。
それにしてもこのホイール、よく未使用品が安く買えたものです。
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2018/10/21 17:54:50