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2019年07月18日 イイね!

オイル銘柄、色々と試していますが

オイル銘柄、色々と試していますが
例年なら梅雨明けしてもおかしく無い頃なのですが、天候の優れない日が続きますね。


晴れたら晴れたで、スパイダーに乗る際に日差しが暑いとか言うのですけどね…(汗)


これまでも、スパイダーのオイル銘柄を色々と変えて来ました。
本当は、統一した銘柄を使い続けた方が、良いとは思うのですが…


オイル成分の変化に、使用感に維持のメンテナンス価格を考慮すると、該当するオイル銘柄は市場にたくさん有るもの、なかなかコレ!と言うオイルて無いですね。



皆さんは、どちらのオイルを使用されていますか。







スパイダーのオイル交換は、走行距離で2000km以内か、半年に1度に行うルーティンにしているのですが、今回は春先の多数のイベントに参加した為、ちょうど半年ぶりで走行距離1900kmでした。


総走行距離で年割すると通年は2200km程度なので、ちょっと走り過ぎですね…(汗)


今年の初めから、使用オイル銘柄を変更しました。


LubRoss R-spec 12.5W45

      ↓

PETRO CANADA DURON XL 15W40




まだ日本では、ペトロカナダのオイルはメジャーではありませんが、カナダ国営企業として創業した歴史を持つメーカーで、高い油温が続く環境下での対金属磨耗性・粘度の維持能力の高さには、ポルシェのオーナーからは絶大な信頼性を得ているようで、仕事仲間のカナダ人からの薦めもあり、一度試してみたいオイルでした。


インディカーのスポンサーに、サプライヤーとして参戦しているので、ご存知のある方もあるかとは思いますが、
カナダやアメリカなど北米では結構有名なメーカーで、ガソリンにオイル等の油脂全般を扱う会社になります。


ペトロカナダは世界的な化学合成油の流れに逆らって、ベースオイルに積極的に鉱物油を使用して、ペトロカナダ独自の石油精製方法で特許を取得した水素化処理にて、鉱物油ながら不純物を極限まで取り除いたベースオイルを作り、高純度に精製された高性能な添加剤を特別に配合する事で、一般的な低価格帯のVHVI油系の化学合成を遥かに上回る、優れた鉱物質油ベースの高性能オイルのようです。


ペトロカナダのオイルは、ヨーロッパ諸国では鉱物質油もしくは半化学合成油に属するオイルですが、API規格の北アメリカ諸国に日本などでは、製法が化学合成油製法でなくとも、オイル自体の性能が化学合成油と同じ位ならば合成油と表記して良い事になっている為、カナダのメーカーとしての扱いはシンセティックになってます。


しかしオイル自体の構造的には、40%ほどの半合成油になります。


一般的に化学合成油は一般的に粒子が細かく、旧車などのクリアランスが大きめのエンジンに使用すると、オイル漏れを起こし易いと言われていますが、エステル系と異なり鉱物質を元に精油している為、漏れ難いオイルとなっています。





Duron XL 15W40は、普段使いにも丁度良い粘度に、エンジンを廻した際に気になるHTHS(油温150℃)の数値も高い良好な数値で、まさにスパイダーにはピッタリなオイルでは無いですか。


ペトロカナダでは、20W50も製造しているようですが、911乗りがDuron15W40が定番だと言ってますので、ライトチューンしたスパイダーに硬い粘度では、レスポンスが劣ると意味がないので迷わず15W40の粘度にしてみました。


日本国内ではメジャーではない為に、然程は流通していないので少し購入し難いのが唯一の難点ですが、唯一大阪の代理店が輸入していて、無事に入手する事が出来たので今年から試しに使い始めました。




MOTULなどのメーカーのポリ製のペール缶と同じで、オイル交換時に作業しやすい構造になっていて、一般的なベロ付きペール缶と異なり、汚れ難い親切な設計になっているのが利点です。



取っ手を引き上げると



ノズルが現れます



周りにオイルが残るベロ付きペール缶とは大違い(笑)




DURON XL 15W-40 のインプレッションですが、エンジン始動直後のアイドリング状態では、ブラッドペン製のオイルを使用していた時に似たような、幾分エンジン音量が低減したように感じました。
かと言って、ブラッドペン20W-50のようにオイル粘度の硬さから、エンジンが温まるのが遅いことはなく、冬季でも短時間のアイドリングで乗り出しても、エンジンに負荷が掛かっているような重たさは感じません。


鉱物質油の方が性質上は温まり難く、化学合成油の方が温まりやすい特性上を持つのですが、DURON XLは化学合成油のルブロスと比べても、温まるのには全く引けは取らないように思います。


また鉱物質油の方が、化学合成油よりも冷え易い特性だと言う事なので、夏場の油温が高くなる場合でも、オイルクーラー未装着の私のスパイダー向けのオイルだと思いますので、コレから暑い真夏日に使用して問題が無ければ、継続して使用するつもりです。







しかし何でプラ製のペール缶は、一般的な金属製円柱型のペール缶と異なって、バケツ型なのだろうか?

バケツとしての再利用を考慮してか?(笑)



※ 追記
DURON XL 15W-40はレスポンスが鋭く、使い勝手の良い優秀なオイルでしたが、メーカー生産終了となり、旧車にも使用出来る同メーカーのガソリンエンジン適合オイルは、SUPREME 20W-50のみとなりました。

DURON XL 15W-40が廃盤になり非常に残念でなりません。

DURON XL 15W-40が入手困難になったので、GULF プロテクノGP 15W-50に変更しましたが、エンジン始動直後は流石に粘度が硬いので非常に重たく、レスポンスはDURON XL 15W-40には及びませんでした。
以前に使用したGULF ブレイズ 15W-40の方は、エンジン始動時からもレスポンスは良かったのです。
ただし、Guif BLAZE 15W-40は、2輪使用不可になる為に兼用は出来ません。


          動粘度  40℃ 100℃ 
Guif PRO TECHNO 15W-50 145 19.5
Guif BLAZE    15W-40 113.2 15.4
DURON XL     15W-40 114 15.5
SUPREME      20W-50 164 19.1
Posted at 2019/07/18 15:44:53 | コメント(7) | トラックバック(0) | メンテナンス | クルマ

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「@咲夢 さん、シリーズ4のオルタネーターなら、ICレギュレーター付きのブラシホルダーは、VWゴルフ2と同型なので、ヤフオクとかでも売っているので、スペアとして入手をオススメします。
海外の電気系リペア製品は、残念ながら短命ですので。」
何シテル?   07/03 17:42
現在、alfa romeo spider Sr2に乗ってます。 免許を取ってから、んっじゅ~ねんキャブ車ばかり乗り次いでます。 オープンに乗ってますが、本当...
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