
※長文です…(^^;
P10型初代プリメーラ…以前私が乗っていた車です。
1台目は2.0T4 純正フルエアロスポイラーパッケージ
2台目はオーテックバージョン。生産台数400台の車でした(写真の)。
昔はあちこちで見掛けていましたが、最近はめっきり減りました。私自身P10には2台乗り継ぎましたが、予定では今でも乗っているはずでした。訳あってプリメーラから降りましたが、今でもかなり大好きな車です。
見た目が普通のセダンなので、どこがいいのか理解できない人は多いとは思いますが、嬉しいことに綺麗に乗っているオーナーさんが多く、しかも年齢層も幅広いですね。思い切り手を入れてるプリメーラマニアの方もいますし、そのままノーマルで乗ってる方も多いです。買い換えも考えるけど、P10を手放してまで乗り替えたい車がない。車のことはよくわからないけど、この車が一番いい。乗りやすい。落ち着く。これってコアなマニアに愛されるよりもある意味スゴいことだと思います。
P10一番の魅力はやはり走り味だと思います。見た目はオーソドックスな普通のセダンですが、いざ走らせると峠で格上のスポーツカーを追いかけ回せるあのキレた走りとハンドリング。フロントマルチリンクサス(R32と同じです)を通して路面やタイヤの状況が手に取るようにわかるので、安心して限界まで攻められます。フロントの限界が異常に高いので、リアからブレイクするというおまけはありましたが、あの走りは普通じゃないです。
メルセデスの当時の実験部門の重役がP10を絶賛してたカーグラフィックの記事もありました。取材に対し「日本人におめでとうを言おう。プリメーラは私が乗った日本車の中で最高のハンドリングを持った車です。いや、世界でも5本の指に入るんじゃないですか?」とべた褒めされたそうです。
昔、とあるマツダディーラーにNC型ロードスターを見に行ったときの話です。
中堅くらいの営業さんと話していて、私の車の話になりました。
営業さん「あのプリメーラ、長く乗られてるんですか?」
私「いえ、まだ2年くらいなんです。古いけどいい車なんですよ」
営業「プリメーラに乗ってる方にはよくロードスターは興味持ってもらえるんですよ。でも、いつもいい所まで行ってもプリメーラオーナーだけはなかなか乗り替えてくれないんですよね…。あの車には何があるんですか?何故なんですか?」
こんなことを聞かれたことがあります(私はロードスターも大好きです。操る愉しさはP10と双璧だと思っています。P10とNA型ロド、ビートを所有してる知り合い曰く「自分を軸に旋回する感じはP10と同じ」だそうです)。
また、昔はよくディーラーに試乗に行ってはその車が欲しくなるという厄介な重病にかかっていました(笑)試乗を終えて自分の車に戻った時のあの憂鬱感…特にBH型レガシィに試乗した後はかなり引きづりました…(^^;
でもP10に乗り換えてからはその病がピタッと治まり、車に戻ってからは「やっぱりP10はいいよなぁ~」と逆にP10の良さを噛み締めるための試乗になってました(笑)
あの端正なデザインも大好きで惚れ惚れしていましたし、見て乗って所有してあんなに満たされた車は初めてでした。
今のS203でも似たような幸せを味わっていますが、P10が一番かもしれません。
P10はデビューから20年、生産終了から15年経っています。今所有されてるみなさんには末長く大事に乗り継いでもらいたいと思います。
私はS203にも変わらぬ強い愛情を注いでいきます(^^)

Posted at 2010/08/04 15:25:46 | |
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