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このシビック（ＥＫ９）に乗るようになり数ヶ月。

その間ずっととあるガレージに預けていました。鈴鹿で乗るときはいつも積車で運んでもらってましたが、そのガレージが無くなるということで、思い切ってナンバーをつけることにしました。

ナンバーをつけて鈴鹿へ行く予定していた日の前日連絡があり、車検に通らなかったと連絡があり、再度受けなおすと連絡がありました。鈴鹿行きをキャンセルする羽目に。

その後ショップオーナーと連絡が取れなくなりました・・・。初めて計画倒産というか詐欺にあったのです。。。すでに税金などの諸費用を渡した後でした。。。

その後ガレージに直接行ってみると自分のＥＫ９は置いてあるままだったので、家族ぐるみの付き合いのあるクルマ屋に引き取りに行ってもらい、そのクルマ屋で車検を通すことにしました。

それから数週間後、いろんなつてをたどって連絡を取ることができ、無事お金は返してもらえることになりましたが、鈴鹿行きをキャンセルしただけにあとの祭り。

結局このとんでもないクルマ屋へ予備検査費用と中古の大型ラジエターをつけた分の費用だけ渡し、残りのお金は戻ってきました。

しかし、この中古ラジエターが後の悲劇を引き起こすこととなりました。

陸自でナンバーを取った後、うちへ納車にくる途中（陸自を出て５分）、信号無視の居眠り運転の軽トラ（推定８０キロ前後）が激突。

ＥＫ９は一発廃車の運命に。写真のとおり、どうみても修復はあきらめざるを得ない状況でした。

このラジエターがどうも水が全然回っていないようで、水温がどんどん上昇してくるので、クルマ屋がいつもとは違う空いている道を通ったところこの事故に遭遇。クルマ屋自身も頭を打って人身事故となりました。

ぶつかられた場所がフロントで本当によかったと思います。これがコンマ数秒ずれてドア部分だったらと思うとぞっとします。。。

こういう変遷をみていると、このＥＫ９はやはり私には縁が無かったのだろうと思います。

１５６でサーキットに行きだして数年。

メンテナンスにもお金がかかり大変だなと思っていたそのころ、会社の先輩が所有しておられるジムカーナ車に乗らないか？というお誘いがありました。

まさに渡りに舟。

先輩が東京へ転勤となった後、私のほうで引き取ることとなりました。

このクルマは京都のＹ自動車工業のショップカーでした。

ジムカーナで関西でも何度もチャンピオンに輝き、全日本ジムカーナに出場するほどのすごいマシンです。

ボディもフルスポット溶接、クロスミッション、エンジンマウントもリジットで、極秘スペックの車高調に徹底的な軽量化。

エンジンこそ元Ａ車両だっただけにノーマルですが、鈴鹿南コースで乗ったときのタイムは今のＥＫ９よりも早かったと思います。

このクルマに初めて恐る恐る乗ったことを今でも思い出します。
なんせ競技車両というのが初めてだったので、強烈な横Ｇに正確無比なハンドリングに相当ビビッていました。

しかしこのクルマは私とはどうしても相性が悪い、つまり縁のないクルマだったのです。

この続きは次回に。