拓波幸としひろのブログ一覧

　最後に、南コースをフルに使った走行です。さすがに上手下手混合のためでしょう、先導車付きの走行となりました。一日の練習を思い出しながら走れたので、良かったと思います。
　全行程終了後、まなぶさんから締めの挨拶と、お土産が用意されていました。トヨタとスバルからはミニカー等、まなぶさんやスタッフから提供の豪華品、それからみんカラステッカー。ひとりでいくつも貰えるほど用意して頂きました。ありがとうございました。
　今回のイベントは、本当にクルマ愛と創意工夫に溢れた内容でした。「速く走る事は、安全に走る事の延長線上にある」という事が、良く理解できました。また待ち時間やロスタイムを無くすように、新型車試乗や国内未発表車の展示など、様々な工夫がなされていました。スバルの広報の方や、ザッカー誌の編集者の方と話ができたのもとても有意義でした。
　唯一残念なのは、まなぶさんや橋本さん、高柳さん達、スタッフの方とのコミュニケーションの時間がなかった事です。皆さん、講師兼進行兼ドライバー兼雑用係ですものね。無理からぬ所です。そこで提案なのですが、例えば、あらかじめ参加者から2、3の質問を出して貰っておいて、ひとりあたりひとつの質問に答えていくというのはどうでしょうか？内容も多義に渡って勉強になるし、参加者の疑問も解消されるし、参加者とのコミュニケーションも取れて良いと思うのです。
　それにつけても今回のイベントは、素晴らしい体験でした。一方で、どうしてメーカーがやらないのか不思議でなりません。メーカーや販売会社からは、クルマ好きが減ったとか、若者が買わなくなったとか、被害者意識丸出しのコメントを良く耳にするけど、造って売りっぱなしで、クルマの使い方や付き合い方を全く啓蒙してこなかったもの、そりゃそうなっちゃいますよ。
　でも今回のイベントのような、しっかり体験できる機会がもっと増えて、クルマの面白さや凄さをきちんと伝えることができたら、きっとクルマ好きが増えると思います。

　新型車試乗の次は、ザッカー誌による取材・撮影を見学しました。
　はじめに、プリウスとインサイトの撮影。先導車から写真をとる「引っ張り」等、撮影技術を教えてもらいました。
　またＥＳＰのオンオフで、実際にまなぶさんが走行してくれました。同じ操作で運転しているのに、インサイトの挙動と安定感がまるで違う事もよく理解できました。

　次は新型車の試乗です。
　はじめにレガシィツーリングワゴンの２．５ＬのＣＶＴ仕様です。まず走り出しがエンジンの振動はほとんど感じないし、ウルトラスムーズでビックリしました。まるで高精度なベアリングが音もなく転がるような印象でした。パイロンの切り返しでも挙動はスムーズ。アコードやアテンザを超えたんじゃないかしら？！ただハンドルにシャープさがなくなったのは残念なところです。
　続いてＢ４ターボに試乗しました。アイドリングから勇ましくて「いかにも走るぞ！」という印象です。ただコースレイアウト上スピードが出せないので、走りのポテンシャルはわからず仕舞いでしたが、大物感が漂っていましたね。
　プリウスにも試乗しました。静かで平坦なコースだったので、粛々とモーターで走る未来感覚がわかりにくかったですね。街の喧騒下でプリウスの凄さは増幅されるようです。運動性能が一番気になっていたので、パイロンの切り返しでわざと意地悪く操作してみました。何事も無かったように無難にこなしていたのが、憎い所です。
　まなぶさんが運転する２．５ＬのＣＶＴのレガシイへの同乗試乗も体験できました。ベーシック仕様ながら、４人乗車で攻め込んでも破綻するどころか、逆に安定感が際立つほどのポテンシャルの持ち主でした。
　新型レガシィには、是非レンタカーで家族旅行に出かけて、ポテンシャルを体感したいですね。

　写真は、欧州型シビックタイプＲのインパネです。ハンドルの赤バッチが、インパネの表情をグッと引き締めています。
　それにつけても、英国やオーストラリア向けに右ハンドルを作っているんだから、もっと早く輸入すればいいのに・・・。
　ただ気になったのは、リアとサイドを上に向かって絞っているため、荷室が外寸ほど広くない事です。空力要件なのでしょうか？他は、車幅が広いのが気になるくらいで、文句はありません。
　ホンダさん、どうせ売るなら３００万とか固い事言わんといてください。円高なんだからもっと思い切った値段を付けませんか！！限定販売なんだし、思い切って２０５万円とかでどうですか？ここは一番、新型プリウスに一泡吹かせてやりましょうよ！！

　走りの次は、日本未導入車の見学です。
　ザッカー誌が、秋に導入される欧州版タイプＲを持ってきてくれました。この欧州版は、オーストラリアからの逆輸入だそうです。
　日本版シビックタイプＲも持ってきてくれていました。と並べてみると、どちらも良いッス！でも個人的にはやっぱり欧州版ですな！ハッチバックは、男の子の血が騒ぎます。
　エンジン掛けさせてもらったけど、流石はタイプＲ！欧州版も日本版の両方とも、軽くアクセルを踏んだだけなのに、中型バイクの４サイクルエンジンみたいにビンビン回ってました！思わず「すげ～っ」！
　マニュアルミッションも良いです。うちのクルマもマニュアルですが、左足で駆動力を操作することは、クルマを操っているという実感があって楽しいと思います。
　ザッカー誌の方に「買いますか？」と問われるのが一番辛かった。うちは、子供３人の５人家族なので、４人乗りのタイプＲでは家族全員乗れないのです・・・。
　それにつけても、タイプＲが２台並んでいるのは、めちゃめちゃカッコよかった！！