ブレーキ不調．．．その３

取り外したシリンダーの手前側のピストン部分です。右側のOリングが異常に大きいです。本来、左側のOリングと同じサイズのはずです。

サイズが異常なのか膨らんだのでしょうか？
これでは噛んでしまいます。
抜けずらい原因はこれでしょう．．．
なら、今回のブレーキ不調の圧が掛かりっぱなしもこれが原因かもしれません。
しかし、この部分は動いても５mmくらいなので圧が掛かりっぱなしは考えづらいのですが？．．．

P/S　後日談、結局この肥大したOリングが原因でした、肥大してマスターシリンダー内で噛じり付いてします。一時的に戻りづらくなり、圧が掛かりっぱなしになります。
この整備記録を見た方の参考になれば幸いです。

マスターシリンダーの組み付けは手順が有ります。
①先程の黄色で囲んだボルトと奥側のピストを組み付けます。私は最後にこのボルトを組み付けたが入らず、やり直ししました。
②手前側のピストンを組み付けました。附属の赤いグリースはゴムとOリングにたっぷり付けました。これで良いのか確信は持てませんが．．．

ニーレックスの強化ブレーキ・ガゼッドも一緒に組み付けます。

オイルタンクのフィルターをクリーニング中に一部が破れてしまったので手持ちのNBのマスターシリンダーのフィルターと交換しました。このフィルターだけ購入出来ないようです．．．

車に取り付け、配管も接続しました。

エアー抜きします。
ABS付はABS無しよりオイルの量が多く、時間が掛かります。

手持ちのブレーキオイルは２Lでしたが殆ど使い切りました。

今まで何度も感じていたのですがエアー抜きは簡単な様で奥が深いです。
いつもオイルを撒き散らし、ベタベタして塗装を心配する手際の悪さです。
まあ、プロ用の機材では無いのですが段取りと手順に工夫が必要だなと更に感じました．．．

８日は５分程、走行したが異常は無かった。雨が降り出しそうなのでテスト走行は翌日にします。

９日、１５分程、走行しました。この位の時間では再現しないかもしれませんが異常なしです。
ブレーキのフィーリングが変わりました。少しソフトに感じられます。
ABSのヒューズを入れて５分ほど走行。異常は無い．．．

これで終わりと思いたい．．．

どうもマツダのディーラーはこの現象を認識してた様な印象を受けます、しきりにASSY交換を進めて来ました。
あと、もうすでにNAは製造中止から２０年経っています、NAの事を聞いても判る現場のサービスマンはいません、やはり専門店に行くしか無いのかなあ？．．．


使用した特殊工具はEリングを外す、スナップリング工具、ピッキング・ツール、水道用塩ビ管、エアー・ポンプ、クランプ・ツール各種、その他多数．．．水道用塩ビ管はスナップリングを取り付ける際、クランプと一緒に使ってスナップリングを組みます。