
この記事は、
我思う…について書いています。
昨日、ミニバスの卒部式がありました。
とても質素なものでした。
昨年は男女合わせて20数人を送りましたが、
今年はご覧のように5人のみです。
振り返ってみると、この一年間でミニバスについてブログを書いた事が無かったように思います。
二年前のチームからスタッフとして携わるようになって、「遠征に必要なんだ」とノアを買い、このみんカラを始めました。
二年前、弱小チームの最終戦、感動の地区3位!そのメンバーを多数残し、一年間県大会出場を目指し、バスケ一色だった一昨年。ブログにしたい出来事が沢山ありました。
その2年間に比べて、5人しか六年生がいなかった去年のチームは見事なまでに負け続けました。
この子たちの名誉の為に申しますが、5年で入部した一人を除いて4人とも運動神経は抜群で、足の速さも学校で5番以内の4人です。他チームでもレギュラーは間違いなかったでしょう。
もちろん5年生の時から県大会を目指したチームでもほぼ全試合に出場していました。
勝ちを知ってるこの子たちにとって、この一年は悔しさの連続だったと思います。実際60点も70点も離された試合も多数あり、試合中、後輩に取れないパスを出したり、涙ぐみながらコートを走ったり、時には「恥ずかしいからゲームに出ない!」と言う始末。
そんな六年生たちも、練習後のモップがけ、チーム荷物の運搬、関係者への挨拶、理由とか意味とか説明もせず続けさせることで(まさに体育会系)マナーとか大人との接し方、何が格好良くて、悪いのか等々を分かってくれたのだと思います。いつのまにか下級生を注意したり、アドバイスしたり、バスケ以外の事を話したり教えたりして、一つのコミュニティを作り上げていきました。
僕は卒部する六年生に「いつも自分が強いチームに居れると思うな、周りが弱いから仕方がないとか、誰々が何々してくれないからとか人のせいにするな」と言いました。「その時に、自分が出来る精一杯の事をやって欲しい。恥ずかしいと思うことが、一番恥ずかしいことなんだ」と半分以上を自分に向けて話しました。
入部の一番遅かった女の子がポロポロ泣いていました。僕は言葉に詰まりました。
手作りの文集には下級生からの「シュートを決めるところがカッコよかったです」「いつもやさいくしてくれて、ありがとうございました」「○○君のように上手くなりますので、練習も見に来て下さい」「絶対に強くなります!」等々の六年生に対する感謝の言葉に溢れていました。
こんな時期になんのブログだよ!と思われる方もいらっしゃると思いますが、
年齢だけは大人になった私が、子供たち(含む、おろろん&先輩)に教わることが多々ありましたので書きとめました。
今回の災害で被災された方々には心よりお悔やみ申し上げます。
TVでのインタビューを観ていると、胸が締め付けられる思いです。
一刻も早い救助と復興をお祈り申し上げます。
生命の危うさ、健康のありがたさ、勝ち負け以外にバスケが出来る喜びと、普段あたりまえだと思っていることが、なんの根拠も保証もないことを・・・改めて胸に刻みたいと思います。
直接的な支援以外に、精一杯働くこともそうですが、色々な事柄に感謝し、身近な人を出来る範囲でも大切にしてあげること。人と人との関わり合いや、元気に過ごすことも希望や力添えになるのではと思います。幸い難を逃れた私たちも、下を向いてばかりでなく、先月までの営みが幸せに感じられる状態を維持できるよう頑張りたいと思います。
Posted at 2011/03/15 00:04:03 | |
トラックバック(0) |
ミニバス | 日記