2009年07月03日
スカイ・クロラ②~妄想あれこれ
スカイ・クロラには
震電そっくりの「散香Mk.B」なる戦闘機が登場します。
敵側の戦闘機は、
ドイツのTa-152のようなロングノーズで
Bf-109のような同軸機関砲、エアインテーク、機関砲カバー。
スピットファィアのような翼下面ラジエーター、全体のイメージはP-51のような
「スカイリィJ2」
しかし「散香」とか「キルドレ」とか「死」をイメージさせます。
「さんが」、さんげ、「散華」
あり得ないシチュエーション、あり得ない世界。
それでもそこに生きる人々は同じように悩み、恋をし、泣く。
違うのは死が身近にあること。
アニメだから、フィクション?
ほんの70年前は日本もそうだった。
今もそんな国はたくさんある。
戦争を描いた映画ではないけど、見る前に考えてたものとも違った。
単に「キレイな映像だった」と満足でもない…
ツッコミ入れてもしょうがないけど
散香Mk.B って制空戦闘機なの?
爆撃機と編隊組んでる。
爆撃機を護衛するって事は航続距離が長い。
落下増槽まで付けてる。
震電の設計目的と全く相反する。
要求諸元を実現する為にあの形になったんだけどな。
短時間に成層圏まで駆け上がる為の推進式。
航続距離を考えない速度優先、高翼面荷重、重武装。
スカイリィJ2の方が、翼も長く翼面荷重低い。長距離向き。
P-51ベースだけどガルウィング。三翅反転プロペラ。
どうしてこんなに操縦席が後ろなんだ?
実機じゃないんだから理屈に合わなくてもいいですけど。
飛行機の映像はキレイでした。
(でも「王立宇宙軍」の時の空中戦シーンの方が鮮烈に感じました。)
事前に特集、解説番組とかも見てたんですが…
見終わって「徒労感」で一杯です。
「虚しさ」…
で、ハタと気付いたんですが、
これこそ、監督の描きたかったものか、と。
目的も達成感もないままに繰り返す日常。
その事を嘆いても恨んでも周りが変わるわけではない。
変えられるのは結局自分自身。
それが最後の主人公の言葉かな
難しく考えました。
「ティーチャー」は何を意味しているのか?
何を表しているのか?
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Posted at
2009/07/03 01:14:51
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