
小排気量エンジンに排気ガスタービン、機械式コンプレッサーで過給し、高出力を得るという手法は、
今ならGolfがTSIエンジン、DSG7速ミッションでドライバハハビリティと低燃費の両立としてうたっています。
我が愛車、シティターボⅡブルドッグもその先駆的存在です。
66mm×90mmの超ロングストローク。
標準エンジンでグロス61~64PS、
レギュラーガソリンで圧縮比10.0は当時世界一。
副燃焼室付きファンネル型燃焼室とスワールポートでノッキング解消。
ターボⅡは、圧縮比を7.6に落として
ブースト0.85kg/c㎡掛けて
インタークーラーで45℃吸気温を下げ、
グロス110PS/5500rpm、16.3kgm/3000rpmを発生。
10モード燃費17.6km/㍑。
フルスロットル時、10秒間10%ONスクランブルブースト機能。
ブーストが効くのは3000rpmからという典型的なドッカンターボですが
ファィナルが4.0台と高く、4速、5速もオーバードライブキアの為にクルージングすると燃費は良い。
最高速はノーマルで176km/h。
ギアは全体にクロス気味。
ロングストロークのおかげで街中でも乗りやすい。
四輪独立懸架、前後スタビライザー付き。
性能、スペックとも現在でも遜色のないものです。
スタイリングも上置きインタークーラーの逃がしと
冷却空気導入の為の「パワーバルジ」と呼ばれた巨大なボンネットの膨らみ、
ブリスターフェンダー、リアブリスターフェンダーには、ミッドシップのインテーク風、エアアウトレット。
オプションでエアダムフロントスポイラー、リアアンダースポイラー、リアハッチスポイラーなど
まさにベビーギャング。
今はこれ程、過激なデザインは見ません。
続く…

Posted at 2009/07/03 00:25:26 | |
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