
250カタナに3年間乗ったが「もう少し楽に速く走りたい」とのことから、400カタナに乗り換えることに。
250購入店で、前回と同じようにフレームまでバラし、社長自ら再塗装して再組立。
「ないものは作る」というやり方…まさにレストアといってもいいほどの徹底的なこだわりにより完成しました。
こういったことは、この店のスタンダードだから凄いお店です。

(完成形)
元はこの状態でした。

17インチホイール・ブレンボ・オーリンズ・RPM管・バックステップ・ラジアルブレーキマスターシリンダー…質の良いオプションが既に付いていて、前オーナーさんのセンスの良さが光ります。(ユニコーン製作のコンプリート車両だったのかな?)
社長さん曰わく「セリでこの車両を見て、これは絶対に○○さん向きだ!と思ったし、買うだろうと思ってました」とのこと。(笑)

まずは分解していきます。

全てバラして、ほぼ殆どの部品を清掃・再塗装。フレーム・フロントフォーク・スイングアーム・前後カウル・タンク・ホイール…多岐に渡ります。
フロントフォークはオーバーホールし、インナーチューブは操縦性のために7ミリ短いタイプの新品に。(追加料金なし!)
イグナイターも強化部品に交換。
新車を作る勢いです!

250に続き今回も、自分のこだわり…SUZUKIロゴはブラックに。

250カタナの時は元からブラックエンジンで気に入っていたが、今回はシルバーエンジン。印象がずいぶん違うし、やはりブラックのほうが好みなので塗装を依頼。(同時にラジエーターも塗装。)
ちなみにエンジン自体は、4気筒共に圧縮12と、とても具合がよいので今回はそのままで。

エンジン下部「SUZUKI TSCC」ロゴのマスキング用カッティングシートを、社長自ら夜なべをして作製。

見事な完成形。

「もしも!」のためにエンジンスライダーが欲しいが、現在では専用品は手に入らない。
「ないものは作ってしまう」という社長のポリシー通り、旋盤を使ってアルミの無垢材を削り出して台座を作製。
スライダー本体はカワサキの補修部品から。

ウインカーはオリジナルのものを付ける気でいたが「LEDにしてみたら?」との社長さんのお勧めで、信頼性があるというchaft製のスマートなものを装着することに。
カウルの穴を狭くして装着可能とし、小さめな丸いゴムブッシュを取り付け、オリジナルの雰囲気も取り入れつつ製作。

小ぶりにもかかわらず、意外と明るい。

シートカバーもこのお店で縫製出来てしまう。ダークグレー+ライトグレーにて完成。

気になっていたのが、RPM集合管。細身でスマートなのはいいのだが、オリジナルはサイレンサー部が後ろ寄りで全長が長過ぎる。
メッキを剥がし切断・溶接…大きく変わるはず。

全長が短くなることから、取り付けステーを溶接にて新設。

取り付けステー基部にはぐらつき防止のため、ゴムブッシュを装着。

まずは借り組みして様子をみる。
そして、ブラック塗装へ。

エキパイは艶消しブラック。サイレンサー部はシルバー塗装の後にクリヤブラック塗装…いわゆるキャンディブラック塗装。そしてRPM純正 耐熱プレートを貼り付け。
社長さんが「自信作!」と言われる通りの、素晴らしい仕上がりとなりました。
サイレンサー部の渋い光り具合は惚れ惚れします。

乾いた音ながら低音もあり、予想以上に良かったです。
そして完成!

250カタナからの移植部品もあったため、お別れしてから400の完成までちょうど1ヶ月。
3年間お世話になった250カタナと並べて、再度のお別れを。いい人にもらわれていきますように。
そして、新車のような輝きの400カタナ。
これからよろしく!
Posted at 2020/04/16 00:05:07 | |
トラックバック(0)