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イイね!
2011年10月26日

ブローしたエンジンの中身と、現状確認

ブローしたエンジンの中身と、現状確認 ←見事な熔けっぷりwww


先週の土曜日に、ある程度の道具を持参してショップへ行き、自らの手で、ブローして降ろしたRB25DETをバラしてみました。

慣れている人でしたら、1時間位だそうですが、このエンジンは初めて(エンジン分解は某二輪のミッションブローで経験済み)でしたので、ヘッドを降ろすまでに2時間半位でした。

降りてるエンジンでしたが、《RB26》ですと、インマニは付いたままでヘッドが降ろせるようです。
が、
《RB25》は、ヘッドボルト以外の、ブロックの外周に3ヶ所有るM6サイズのボルトが、1ヵ所、インマニが邪魔して、どうやっても道具が入らず、緩める事が出来ません。

ですので、
ヘッドを降ろすにはインマニとインジェクター+フェールデリバリーパイプを外す必要が有るのですが、スロットルASSYの付いた上側とインマニ下の分割式になっているのですが、上から下からボルトとナットが留まっており、車載状態で分解する事は考えられてないみたいですね(汗)

インマニ上 → インジェクター&デリバリー → インマニ下 → DIコイル(ブリッジごと) → タペット(カム)カバー → カム → ヘッド
と外して行きます。

タイベルカバーはタイミングベルトとウォーターポンプはほぼ新品でしたので、新たに積んだエンジンに移植しましたので既に無かったので省略で。

タービンが付いたままでも外せるのですが、ヘッドを降ろす時に重さで腰をやられるので、インマニを外した時点で外しました。
エキマニも外そうと試みましたが、スタッドボルトは折れずにいけたのですが、フランジがタービンの熱でバナナ形状に反っていて、ヘッドがブロックに乗っている状態では、はずせませんでしたので、ヘッドがブロックから降りてから、プラハンで叩いて外しました。


画像を撮るのを忘れてしまいましたが、ヘッドの裏側は案外綺麗で、ピストンの解けた1番シリンダーのみ、熔けた金属が微妙に付着している程度でした。
純正の鋳造ピストンは排気温度が900℃位で熔けてしまう弱い物です。

解体記録はこの辺で。



本題に入りますが、今回、ブローした原因は、
中古で買って入れたBNR32ポンプに付帯しています、フューエルリリーフバルブ(品番:17065-05U00-)でした。
 
この部品、日産部品で取ると、\2570-也
聞くところによりますと、燃料をタンクから汲み上げ過ぎて、燃圧が上がり過ぎてしまった場合に余分なガソリンをタンクに戻す為の部品のようです。

しかしながら、燃圧が3.5k程でリリーフしてしまい、本来もっと要るべき燃圧を逃がしてしまって、要求量よりも少なくなってしまい薄くなっていたと言う事です。
試しに、リリーフバルブをスルーして接続すると、燃圧がキッチリ上がったようですが、不安要素を取り除く為に、『HKS製大容量フューエルポンプ(BNR32用)』と『ニスモ製調整式フューエルレギュレーター(フイッティングが純正形状で、ゴムホースにダイレクトに接続出来るので)』に交換。
BLITZのブーストコントローラのSBC i-Colorを使っていますので、こちらで表示出来るオプションの空燃比計の『AF BOX Ⅲ(物は東名パワードから販売されていますPLX製のAFRの表示機無しと同じで、BOSCH製のセンサーを使っていまして、NGK製のA/F計やHKS製のノックアンプと比較しても誤差は0.2位と、正確だそうです)』を装着しましたしました。



画像でもお解かりになると思いますがBNR32及びWGNC34改(260RS)純正にも装着されていますので、注意が必要ですよ。


ECUの現状のMAPデータですが、A/F計を装着して解った事ですが、
3000~5000rpmは薄め(もっと濃くても良いし、燃費の為か?)
5000~7500rpmは濃いめ(壊さない為か?)
だった模様。
ですので、AT車で、あまり回転を上げない事を配慮しまして、燃圧を3.5k程にアップして、中回転域で、適正なA/F値の15.5~14.0位になるようにセットして頂きました。
常に数値を確認出来るので何より安心ですし、走りはトルク感も有りますし、燃調が合った事で、燃費も良くなりましたね。
でも、中回転域に照準を合わせて、乗りやすさを第一に考えた燃調ですから、高回転高ブースト時にはA/F値は10.5~10.0位になったようですから、ガバっとアクセルを踏むと黒煙モクモクな予感ですw

今回は、その場凌ぎ的な復活ですから、本格的に走るのでしたら、やはり、根本的なECUセッティングを見直し、現車合わせで、取る必要が有るのは言うまでも有りません。


エンジンが降りている状態でしたので、今後の事を考えまして、HKS製メタルヘッドガスケット1.6㎜も入れて、圧縮比を8.6~8.5に落としました。
ブーストの掛けられない現状ですが、前のエンジンの純正ガスケットの圧縮比9.0の頃と比較して、ほんの少しだけ、ゼロ発進の時に、鈍くなった気がしますが、燃調が良くなっていますので、それほど変わりませんし、丁度良いのかもしれませんね。
因みに、ここだけのお話ですがRB25用の1.6㎜が必要でオーダーしたにもかかわらず、1.2㎜が来たようで、返品交換をお願いした所、代わりにやって来た物は1.6㎜でしたが、なんとRB26用だったようで合わず。。。
どうやら営業所の所長がお店に謝りに来たようですが、このやらかしのせいで、2日間作業が進まなかったのは痛かったですよ・・・・・・しっかりしてくれよ(厭謎)
どうも、私が弄りを進めると、メーカーがやらかすジンクスが有るみたいです(苦笑)


長文になりましたが、ごらん頂きましてありがとうございます☆

皆様にもご心配や、お世話になりました事を、誠に感謝しております。

通常は出来ない事ですが、ブローしたエンジンを自ら開けさせて頂いて、場所と的確なアドバイス、ヘッドボルトを緩める10㎜ヘックスが手持ちに無かったので、貸して頂き、更には営業後で、翌日も営業日にも関わらず、遅い時間までお付き合い頂きました師匠には、非常に申し訳なかったですし、感謝の言葉でいっぱいです。


こうして、1つの事が終わりましたが、
お金の事よりも、良い人、良い環境に恵まれて生きているのだと、今回、本当に心から思いました。


改めまして、
これからも、ステージアと共に、宜しくお願い申し上げます。
ブログ一覧 | ステージア | 日記
Posted at 2011/10/26 06:31:48

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この記事へのコメント

2011年10月26日 9:56
もう つるしのECUだと限界ですね

コメントへの返答
2011年10月26日 20:14
原因がハッキリしてスッキリしましたし、A/F計を装着した事で、安心出来ましたよ♪


次は、ECUのリセッティングが課題となって来ますが、
かなりの諭吉とサヨナラしましたので、当分は無理ですから、我慢するしかないですね(ToT)


Tetsuサンステの、慣らし&リセッティング、頑張って完成させてくださいね♪
どんな走りを魅せるか、楽しみですよ☆
2011年10月26日 10:32
そこのリリーフバルブ外してダイレクトにつないでましたよ。

メーカーが付けてるものを勝手に外しちゃってるのでお薦めできませんけどね。(笑)
コメントへの返答
2011年10月26日 20:26
燃ポンは自分で交換しましたが、25純正には付いていない部品でしたし、効果の意味が解っていなかったのが痛かったですよ(ーー;)


旧すてバンサン号のように、V-PROできっちりと燃調MAPのセッティングが出来ていて、更に追加メーターにて、燃圧計と、A/Fの管理が出来ていれば、リリーフバルブレスでも問題は無いですが、
私のように追加メーターが無ければ、怖いもの知らずな弄りと乗り方が、実際は一番恐ろしいと思いましたよ!

これで、私も少しは保菌者になりましたよね(笑)

これからも、ご指導の程、宜しくお願い致します☆
2011年10月26日 12:32
僕も只今大変お世話になってるまっただなかです(T^T)
コメントへの返答
2011年10月26日 20:34
私のが無事に終わりましたから、原因を追及するべく過程に入ってましたね!

バルブクリアランスが通常の1.5倍くらい広かった(通常は使用してくると磨耗して狭くなるのですが)と、聞いておりますので、クリアランスを調整してみて、通常に直れば良いですね♪

師匠なら、必ず復活させてくれますよ(^^)


あ。
代わりの子、煙りモクモクだったみたいですね(謎爆)
2011年10月26日 21:32
RB系のスタッドボルトは折れるのは

定番らしいっすね!

また、純正のマニも劣化すると反ってしまい

装着できなくなるみたいっす。ドリ店に載ってたかな?
コメントへの返答
2011年10月26日 22:47
うちのは、ブーストをあまり上げて使ってなかったので、スタッドボルトも折れず、エキマニも、タービンの付く、中心が反っていた位で、問題なかったですよ♪

ドリフトで、高いブーストを高負担で掛け続ける使い方ですと、酷い状況になるでしょうね!

4発よりも6発は振動か少ないはずなのですが、何ででしょうね?


4気筒で1発死ぬと動きませんが、
この、1気筒が死んだ5気筒状態が長かった訳ですが、街乗りと、高速を80km/hの2000rpmでブーストを掛けなければ、普通に走ってしまうのは6気筒のアドバンテージですね(笑)
2011年10月26日 21:42
ちゃんと自分でブローの原因追及するなんて、
素晴らしいですね!

パワーupする時にはトータルで管理しないとダメだと。。

オノTAKEさんのやらかしで、
A/F計の重要性を知りましたよ。www
コメントへの返答
2011年10月27日 7:02
いえいえ、ショップの師匠がアレコレ試してくれて、追及してくれたおかげで、原因が解りまして、教えて頂いたまでですよf(^^;

やはり、ガッツリ逝くのでしたら、壊さない為にも、状況把握と、通常時と異常時の比較と確認が出来る追加メーターは必要になりますし、不安要素を無くす為に、トータルでチューニングして行かなければいけないと思いますね!


A/F計は、ECUの内容も解りますし、リアルタイムに察知出来ますので、実は大事だったりします。
2011年10月29日 15:29
師匠のお店、一度行ってみたいんですよね。

あ、最近白い方のメーターが常に水温MAX、回転数安定せず、車速0になってちゃってます。。。

オイラのインフォメーター接続してみたら、水温と回転数は正常ですが、車速が最高6キロという(-_-;)

先週ディーラー持ってったらハミタイで拒否られました(笑)
コメントへの返答
2011年10月29日 16:36
行ってみますか?(笑)


う~ん
機械的なトラブルではなく、メーターが壊れた感じですかね?

配線図が無いので、なんとも言い切れませんが、中古メーターをポチッ(前期後期グレード等の違い有り)て、交換してみるのが良いでしょうね!

配線図だけでしたら、ディーラーで頼めば、コピー位はくれたと思いますよ♪

ディーラーで診てもらうのでしたら、ハミ出さないホイール、有るので貸しますよ(^^)

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