2011年03月02日
ゼロスポーツさんが破産したのは皆様周知で。
ユーザーサイドとして、私の仕事上では全く影響ありませんが、ヤバい状態に陥っているカタがいるかも。
日本郵政から千台以上の改造EV車を受注(34億円の契約)したものの、資金繰りに失敗した様です。
私が憂慮するのは、ゼロスポーツさんでも、納入前だった日本郵政でも無く、
既に改造EV車を納入されてしまっているユーザーさん。
(よもや、手を出してる【個人事業主】はいないでしょうが。)
私のクルマも改造車ですが、【増設型】なので、最悪の場合は撤去するだけでフツーのガソリン車に戻ります。
また、使用燃料をLP、プロパンに変更する手法は私が生まれた頃から使われていたので、そないに不安はありませんでしたが、
サイボーグ的に中身を入れ替えてしまう改造EV車は、廃車するまでEVとしての維持管理をしなければならず、
人工衛星を打ち上げた東大阪の町工場軍団でも、改造EV車を走らせるだけで、フゥフゥ言ってるのに。
大手自動車メーカーも開発に苦慮する(した)電気仕掛け、一介の中小企業が構造変更した改造車を、
いざという時、一体誰が面倒見てくれるのか?
法人タクシーでもメーカー純正のEV車が導入され出しましたが、それは単に国から大量の資金援助があっただけで、
生産・維持管理コストが純粋に下がった訳では無く。
国からの補助が無ければ導入出来ない様なコストパフォーマンスも、働く自動車としては論外です。
メーカー純正にしろ、改造車にしろ、歴史の浅いEV車は、今回の様な危うさがあり、
同業から【チャレンジャー】と呼ばれてる私でも、とても怖くて手を出せません。
ゼロスポーツさんは、商売相手として支払い能力に問題無さそうな日本郵政を選んだのでしょうが、
もっと小口で、広告塔・耐用実験的に、クルマをがさつに扱うタクシーを相手にした方が宜しかったかも。
信じられないでしょうが、
まるで象や馬の背中を洗うみたいに、
クルマのエンジンルームにホースで水をドバドバっ!..カーシャンプーとタイヤブラシで、ワッシャ!ワッシャ!..最後に もっかいホースでドバドバっ!
..そんな事する がさつなタクシー運ちゃんがいるんです。
そんな扱われ方するのが【働く自動車】であり、それに耐えてこその実用レベル、
ちょいのりレベルでは、私にとって、まだ【夢のクルマ】です。。

Posted at 2011/03/02 23:40:39 | |
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