(夏の自由研究)「開け!!ドア」 ワンタッチスライド化への道2
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さて、ドアレバー鑑賞(笑)を堪能したところで作業開始です。
そうそう・・・最初にお断りしておきますが、作業中の写真は一切ありません。以前に述べましたが作業中にはまだ、手順が全く定まっていないので、実際はあれこれ考えながら前後してやっております。なので全く写真を撮る余裕が無いのです。申し訳ございませんが図解だけ(適当だけど^^;)でご勘弁下さい。
まず最初に、スライドレバースイッチ作成に必要なモノを用意します。
①スイッチ用ゴムカバー
②スイッチ本体
③スイッチ用マウント(厚めのプラ板でも可)
※上記①~③についてはパーツレビューにのせましたので、良かったら参考にしてください。
④スイッチ用基板(適当なプラ板で可)
⑤配線(2本)※0.5以下の細めのもので1m位あればOK
⑥瞬間接着剤
⑦接着剤(強力かつ防水性のあるもの)
⑧養生テープとマジック
※必要な工具
⑨カッター
⑩ハンダつけ工具
⑪ルーター (無い場合はドリル&ヤスリ+根性で)
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(1)まず、養生テープにゴムカバーの外側寸法どおりに線を描きこみ、カッターでくり抜きます。(これは、後でレバー加工の際に使用します。)
(2)ゴムカバーの加工をします。
一番外側の余分な部分をはさみでギリギリにカットします。
(※溝の部分は残すようにしてください。のりしろとして使用するので。・・・私は切ってしまって、うまく保持できずに結局1個ダメにしちゃいました^^;)
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(3)スイッチマウントの作成
①私はエーモンの「インジケーターマウント」の本体部を流用しました。(両面テープおよびLEDカバーは使用しません。)※ちなみに本体部の寸法は、縦21.0mm/横16.5mm/厚さ5.0mmです。
②表面裏面ともに、丸穴中心に「13mm正方形」を深さ2.0mmで削ります。(貫通させないように注意してください)
③表面はタクタイルスイッチがスムーズに入り、SW部分が丸穴に
接触しないようならOKです。
④裏面はゴムカバーと合わせ、ゴム裏の丸い突起部分がマウント丸穴に接触しないようならOKです。
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(4)ゴムカバーとスイッチマウントを接着します。
マウント裏側の外枠に瞬間接着剤をつけ、ゴムカバーと張り合わせます。接着剤は多すぎないように注意してください。接着剤が多いと内側の突起部分まで貼りついてしまい、ボタンが動作しなくなります。
(5)スイッチ部の作成
①スイッチ寸法に合わせて基盤を用意します。(適当なプラ板などでもOK。私はウチに余っていた、配線モールの下部分をカットして使いました^^)スイッチの裏面には固定用のポッチが2箇所あるので、あらかじめ基盤にはルーターで穴を開けておくと良いでしょう。
②配線を2本用意します。径は0.3~0.5程度で良いと思います。あまり太いと取り回しに苦労するので。できれば2本を事前にチューブでまとめておくか、ダブルコードを用意すれば楽です。長さは余裕を見ても、100cmもあれば良いと思います。
③タクタイルスイッチの足①③番に配線をハンダで結線します。
(対角線上であれば良いので②④でも可)
④スイッチ裏面に基盤を接着剤で張って固定します。その時、使用しない足は内側に折り込んでおくと良いでしょう。
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(6)ドアレバーのSW穴あけ
①スライドドア裏・前側のピンを抜き、カバーを取ります。
②レバーの裏側から、スイッチを仕込む位置の中心にドリルで穴を開けます。(もう後戻りできません^^;)・・・ちなみにレバーは鋳物なので中空になっています。
③レバーの表に空いた穴を元に位置合わせしながら、先程くり抜いた養生テープを貼ります。
④養生テープの穴をマジックで塗りつぶして位置を決定します。
⑤まずレバーの裏側だけを、ルーターで大まかに削っていきます。
(裏側は、スムーズにスイッチマウントが入るくらいまで大胆に削って結構です。・・・どーせ、接着剤でふさぐので見えません^^)
⑥マウントが入る寸法になったら、いよいよ表面の穴あけになります。基本的には裏側から削っていき、ある程度削れたら、ゴムカバーを合わせながら少しづつ調整します。この作業如何でレバーの仕上がりが決まります。
⑦裏からゴムをあてて、「きつすぎず」でも、すき間が空かない様に(すき間は即水没につながるので・・・)ギリギリまで調整します。私は・・・人間がアバウトなので(爆)こんな作業とっても苦手です。
⑧この時に、先程残した「ゴムカバーののりしろ」が有効になります。・・・最悪、すき間できても「のりしろ」でカバーしてもらえるので^^;
⑨レバー裏からゴムカバーをはめて押してみて、マウントの丸穴からゴム突起がスムーズに出るようならOKです。
⑩レバー裏面の基盤位置からレバー前固定部の溝までの、配線を通すためのガイド(溝)を彫ります。溝の深さは使用した配線の太さによります。配線を埋めたときに裏面が出っ張らないようにツライチにします。
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(7)ドアレバーにスイッチカバーを接着します。
①レバーにゴムカバーをはめ、マウント枠の周りを接着剤で盛り固めます。(接着剤は強力かつ防水性があれば問いません。ちなみに私はセメダインスーパーXを使用しました。エキポシ系の強力なやつでも良いと思います。)
②固定/乾燥後ボタンを押してみて、取れないかつ動作に問題なければOKです。
(8)マウントにスイッチ部を固定します。
①スイッチ部表面の枠部分に瞬間接着剤を塗り、マウント表面に接着します。
②固定されたらボタンを押してみて、動作を確認します。(押したときに「カチッ」と音がするならOKです。
(9)スイッチ全体の通電確認
レバー配線にバッテリーと機器をかませ、スイッチオンで通電テストができればOKです。(私はとりあえず、余っていたLEDで確認しました。^^)
(10)配線の固定
①配線を前固定部の溝までとおし、配線ガイド(溝)に接着剤をつけ、配線を埋めます。
②さらに上から接着剤をつけ、すき間を埋めます。
(11)スイッチ全体の防水対策
レバー裏面のスイッチ部分およびすき間を接着剤もしくはバスコークで完全に埋めます。
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(12)完成~!!
(結論)スイッチは自分で作らないで、スナオに他車用の防水スイッチ(○ヨタ車や○産車用のアッシー、いわゆるリクエストスイッチとかインテリジェントスイッチとか言うやつ)を流用したほーがいーかも(爆)・・・ゼストのドアスイッチもありかな?と思う今日この頃(^^;
でも、なんとか形になりました。写真は・・・ありませんがね(爆)
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(追記)レバー前側にSWを取り付ける場合は、穴の深さが15mm程度しかないので、防水加工も含めてそれ以下の厚さのスイッチを使う必要があります。(レバー後側は20mm程度ありますが、可動部分と干渉しないように配線を取り回す必要があるので、ワタシは前側の設置としました。)・・・参考になるかどうかわかりませんがいちお、あっぷしておきます。
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