
いつもどのような感じでシートに座っていますか?
シート(いす)自体日本発祥のものではない、というせいもあるのかシートそのものを理解して座っている人は少ないと思います。
車のシートは肩もしくは頭からひざの裏あたりまで密着させることを前提に設計されています。
でも多くの人は腰と肩は離れた状態で運転しています。
要するに背もたれ部分をかなり倒し、少しお尻を前に出して背中の途中から起き上がったスタイルでステアリングを握っているのです。
けっこう無意識にこういうポジションをとっている人も多いかも。
オートマチック車ばかり乗っているとこういうスタイルに陥りやすいと思います。
この方が楽な気がするから?
その方がカッコいいという人もいる?
しかし、このスタイルでは長距離運転はできません。
肩までしっかりつければ寝ているのと大差ないのに、少し起き上がりながら長時間運転すれば疲れるのはあたり前です。
長距離運転は苦手で…と言っている人はたぶん座り方が悪いんだと思います。
ですからほとんどの人がいつものポジションでサーキットで使用する4点(5点)シートベルトをがっちり締めたら、ステアリングに手が届かないはずです。
腰をしっかりシートにつけると少しふんぞり返るような姿勢になります。
背骨にとってはそのスタイルのほうがいいから各シートメーカーはそのような姿勢になるよう設計しているわけです。
しかもしっかり腰をシートに密着させていないと、急ブレーキを踏んだ際車が最短距離で止まりません!
お尻を前に出してつま先でブレーキを踏んでもちゃんと止まるわけがないのです。
結論を言うと、少しおばちゃんスタイル的ポジションがベストとなります(・・。)ゞ
アメリカNASCARのドライバーのポジション見たことはありますか?
ほとんどがステアリングを抱きかかえるような格好でレースしています。
日本のGTはそこまでひどくはありませんが、おばちゃんポジションこそがスポーツポジションなんだ!と私は考えています。
実際サーキット走行する時にはなるべくシートを前にしている人も多いんではないでしょうか(私だけやったりして!?)
マニュアルミッション車に乗っている人はシフトチェンジという大仕事がありますから比較的いいポジションで運転されていると思いますが、オートマチック車の方は今一度ポジションチェックをしてみてはいかがでしょうか。
あわせ方は、奥までブレーキを踏み込んだ状態で腰がシートに引っ付いているか。
腕をステアリングに
クロスさせて、しっかり握った状態で肩がシートについているかの2点です。
背もたれの角度はかなり立った角度になり、ふつうに10時10分ぐらいを握ると腕はだいぶ曲がったスタイルになります。
右カーブの時はステアリングを右に回すというより左手を押して右手を少し手前に引く感じ。
同じく左カーブは右手を前に押して左手を引く感じで運転すれば、よりシートへの密着度は高くなります。
最初は少し窮屈かもしれませんが、慣れれば1日1,000kmぐらいは余裕で運転できるようになります。たぶん。
レカロシートなどはきっちりあわせて座るととても気持ちよく感じますよ(* ̄∇ ̄*)エヘヘ
Posted at 2009/07/03 14:00:42 | |
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