ラジエターホース等交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
去年の秋頃から冷却水が少しずつ減少する症状が出ていました。次第に減少する量が多くなって、走るたびに冷却水の確認と補充が必要になりましたが、どこから漏れているのか不明でした。11月ころに走行後にキドニー・グリルの左(助手席)側から湯気が上がっているのを発見。漏れ位置が大体わかってきたので、走行直後にインテークサポートを外して詳細に点検していくと、アッパーラジエーターエア抜きパイプが折れかかってクーラントが霧状に噴出していて、ようやく漏れ箇所が特定できました。パーツが届くまで応急処置で折れた個所が端に近いためそのままホースをつなぎ直して、ナイロンバンドで仮固定しておきました。
2
一般的にラジエターホースは熱い冷却水が流入するアッパー側が先に劣化するものなので、アッパー側ホース類を一気に交換することにします。アッパーラジエターエア抜きパイプ、アッパーラジエターフィードホース、接続ピースを発注して交換することに…。ところが自分自身に不調があり、急遽入院することになってしまって、4月まで持ち越しての作業となりました。ホース類を外すと冷却水が漏れだすので、要所に水受けを置いたりして外していきます。
3
アッパーラジエターフィードホースを外すと、中間にある金属製の水管の劣化が激しく、取り外し始めると何の抵抗もなくポキポキと折れていく始末。でもゴムの部分は劣化も見られず、続投可能のようですが…。アッパーラジエターフィードホースの接続部はジュビリークリップ止めで、新品部品にはクリップが付いていないため、これだけは再使用します。久しぶりにマイナスドライバ活躍の場が。
4
エンジン側の接続ピースを外します。N46型エンジンでは劣化して折れてしまうことがあるとかで、ついでに交換しようと思いますが、10㎜ボルトの頭が見えて、すぐに工具がかけられそうですが、微妙にオイルクーラが干渉してスムーズに外せるのは手前の一本のみで、奥の下側は長いラチェットレンチ+エクステンションで隙間を縫って外して、奥の上側は手持ち工具がほとんど使えず、通常(45°)オフセットのメガネレンチを少しずつストロークさせて外しました。もし次回作業するとしたら、ギアレンチかオフセットの大きいメガネレンチの調達が必要でしょう。オイルクーラを外しての作業はちょっと大変。
5
ホースの接続は今まで見たこともないような接続方法で、接続部分に金属クリップが嵌っていて、それを引き抜くようにずらすと接続を外すことができるというもので、作業性は良好です。でも熱湯が流れる冷却系に樹脂部品を多用するのは疑問なんですが…。
6
ラジエターフィードホースのラジエター側がクリップを外しても抜けてこなくて、しかもラジエタのアッパー側が樹脂部品のため、無理な力もかけられず作業が難航。交換前提なので、接続部を壊して外すことに。でも樹脂部品なのになかなか強度があって、しかもラジエタ側まで壊すとメンドーなことになるので慎重に…。取り付けるときは少し力を加えて取り付けできましたが、後々ラジエタ交換が必要な時はどうしよう。
7
接続部がすべてつながっていることを確認してから冷却水を注入。冷却水系で一番高い位置にある、オイルクーラの接続部にあるエア抜きバルブから冷却水を入れながら各ホースを圧迫してエアを抜きます。ある程度冷却水が入ったら、エンジンを始動して暖機しながらさらにエア抜き。ヒータも全開で稼働させて温風が出ていること、接続部からの冷却水漏れがないか確認して、外した部品を復元して作業終了。
8
外した旧部品。新部品と比べると、ホース接続がスプリング式ホースクランプからカシメに簡略化されていたり、接続ピースのねじ穴が長穴になっていたり、改良・対策品に変更されているようです。整備履歴を見ると、ホース類の交換履歴は記録されていないため、初めて交換したものと思いますが、ゴムの劣化はほとんど見られませんでした。
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