2011年01月16日
前にも書いたかもしれないが、自分は一番高いモノがいいものという考えがあった。
宮迫的「いっちゃんええやつ」論である。
それは往々にして、正解でもある。
確かに高いものはいい。
安かろう悪かろうモノは多い。
自分はいろんなモノ(プロダクト)に関しては、かなりいろんなものを見てきたという自負がある。
それゆえに本質が見え、一番いいものが安心だと思い、それらを好んできた。
妥協せず、ベストを尽くすというやつである。
どういう心境の変化か、なんだか最近それが窮屈に感じてきた。
それは、このクルマと関わるようになってからかもしれない。
また、モノに対する接し方も変わってきた。
今回、このタイヤに関しても、指定したものと違うものがきたが「まぁ、いいか」と許せるようになった。
本当は金額も変わるわけだし、よくないと思う。
明らかな間違いだし。
今更、交換というのが面倒という気持ちの方が強くなったというのもある。
ある程度の許容範囲だったので、許せたのだろうとも。
人に気を遣ったというのもある。
きっと、昔の自分なら許せなかっただろう。
このクルマについても、今まで極力傷が付かないように配慮してきた。
メンテの時、ディーラーで傷つけられたりしたけど、敢えて指摘はしなかった。
場合によっては、クレーム付けられてもおかしくない程、数回。
ひとつは、いろいろと言うのが面倒になってきた。
大事なものは大切にしてきた自分にとっては大きな変化。
傷を付けられたりするのはイヤだけど、それを気にする方が面倒になってきた。
本当はそれじゃいけないのかもしれないけど。
そのことでずっとヤキモキしてる方がイヤだという方が、強くなった。
気を遣って使うより、思いきり楽しんで使いたいと思うようになった。
“形あるものは壊れる”と言い訳のように使うのは本望ではないが、それに近い。
キズものでも、好きなものは好きなのです。
それ以上に好きと思える部分があるんです。
一緒にいる時間の方が大事なんです。
そこが今の自分にとって、大事になってきたんじゃなかないかと思う。
離れて違うクルマに乗ってる時間の方が憂鬱だなw
論点ずれてきてるかもしれませんが^^;
要は、程よい距離感で接していきたいということ。
人生の師、遠い親戚でもある森田一義(タモリ)氏曰く、適当がいい。
程よいところが一番いいのだ、何事も。
ベストじゃなくても、ベターでいい。
背伸びしてムリするより、身ごろに合うのが実は一番いい。
気張らず、リラックスした状態でいたい。
これからは、そういうアプローチで接していきます。
Posted at 2011/01/16 20:45:00 | |
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column | 日記
2011年01月16日
どうも擬人化してしまいがちな、私。
クルマをいじっているとそう思う。
これは完全に趣味の世界なので、どこをどういじるのか、どうアプローチするかに、個人の嗜好が出やすいものである。
時にそう思う。
やはり、自分色に染めたいのだ。
そのために、あれやこれや買ってあげて、あーでもないこうでもないとするのである。
時には妥協も必要で、急を要することもあったりする。
そんな中、自分の色に染めようと思ってやったことが、自分の色じゃなかったと思うこともある。
よかれと思ってやったのに…。
綿密な計画の元にやったにも関わらず、違った着地をすることもある。
自分のイメージと違うのだ。
自分の本意とは異なる方向に動くことがある。
やるんじゃなかったとか、やっぱり元の案どおりやっとけばよかったとか。
一喜一憂するのである。
人も同じ。
人はそこに意思が加わるので、余計ややこしくなったり、意外にあっさり解決したりする。
クールに見える自分も、いろいろと思い悩んでいるのです。
クルマって難しい。
人生はもっと難しい。
染めるのも難しいが、自分の色を理解してもらうのでさえ難しい。
もっとわかり合いたいのに…
Posted at 2011/01/16 13:20:43 | |
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趣味と嗜好 | 日記