
今晩は。
――碇君の匂いがする。
初号機に乗った時の綾波のセリフです。
――あんたの臭いがする。
ビートを前に、顰めつらで母親が言った言葉です。
昨日実家から帰ってきました。
当然のことながら、この時期に帰ったところで地元の友人に会えるはずもなく、一人で何にも無い田舎巡りをしていました。
墓参りも当然一人です。
完全にシーズンを過ぎた墓場は、カラスたちのえさ場と化しておりました。
生憎えさは持っていなかったので、役に立たない私を迷惑そうな眼で睨んでいました。
そういえば、隣の墓ですが、現在はきちんと直されています。
はみ出た故人を蹴り込んでの、突貫工事が推測されます。
既に土台がひび割れかけていましたので、悪夢復活の日はそう遠くないことでしょう。
ついでに拝みました。
実は親戚のおじいちゃんでしたので。
祖父母に挨拶に行こうと思ったら、いませんでした。
ログアウトしたわけではありません。平日は忙しい人達なのです。
なんだかあまり記憶に残ることの少ない三日間でした。
覚えているのは、ぬこと戯れたことと、妹の部屋が私の部屋と同レベルにまで達していたことです。
生物が無いだけいいとは思いますが、流行に乗って駿河を目指すのはどうかと思います。
でも部屋に転がっていた本を見てみると、百合の趣味は無いようだったので安心しました。
それから、一つ指摘したいのが、うちのぬこの名前です。
鶴といいます。
あの白黒模様を牛ではなく鶴に例えた父親のセンスには脱帽ですが、奇を衒うことが必ずしも良いことであるとは思わないのです。
そう言ったら、違う、と怒られました。
一度病気にかかってつるっぱげになったからそう名付けたそうです。
尚更やめてあげて下さい。
それでも名前を呼ぶとすり寄ってくるのはかわいいと思いました。
でも彼女が求めているのは、食べ物と遊び相手だけなのです。
車ネタが無かったので一つ。
実家に帰って一日ビートをほったらかしにしていたら、エンジンのかかりが悪くなっていました。
温めた状態からいきなり切ってしまったのも悪かったと思ったのですが、良い機会だと思い、ECUの中身を見てみることにしたのです。
点検結果ですが、コンデンサが一つ、大きく成長していました。
でも横に伸びるのは成長とは言いません。ただの肥満です。
パワーICは、表面が溶けていました。
メルティICです。食べられませんしレンちゃんも出てきません。
自分の生活と車を天秤にかける日がやってきたようです。
Posted at 2009/09/03 00:55:52 | |
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