
こんばんは。
最近暖かくなってきましたね。
雪解けに芽吹き始める小さな命。
風流ですね。
新しい命を宿すための大量の花粉。
粉塵爆発してしまえ。
ひと月ほど完全に放置車両と化していた私のビートですが、先日ようやく手を入れてやることができました。
と言っても、思っていたほどひどいもんでもなく、洗車してオイル変えたくらいで問題なかったです。
心配だったバッテリーの方も、エンジン一発始動でした。
ただ、エンジンオイルにコケが生えたようで、オイルの色が緑色っぽかったです。
完全に腐ってました。
それまでの鬱憤を晴らすため、エアロも車高調もタイヤも冬前と同じ仕様に戻し、気が狂ったかのようにあちこち出かけていたわけですが、この時期花が咲いているわけでもなく、雪も溶けてしまっているため、車窓から眺める景色も真冬以上に寂しいものになってしまっています。
目的のないドライブにも一応終わらせるための目処が欲しいわけで、何かないかと考えていたところ、季節に関係なく、いつでも楽しめる景色を思いつきました。
そうだ。夜景を見に行こう。
男一人で。
というわけで、何か大切なことを必死に思い出さないようにしながら、ロマンチックな夜景を求め、筑波山、ヤビツ峠へと、久々に行ってみることにしたのです。
何度でも言おう。
男一人で。
まず一つ目。筑波山。
スカイライン頂上に展望台があったな、と思って行ってみたわけですが、まず駐車場に着いた時点で洗礼を受けました。
カーテンのついたワンボックスのオンパレード。あと、トイレの照明が点かないから怖すぎる。
どっちも近づけないレベル。
そもそも展望台へと続く道が完全に魔境と化しており、なんか展望台じゃない場所にたどり着くんじゃないかという不安が大きくて、諦めました。
諦めて、バイク進入禁止の方の道(名前忘れた)を何往復かした後、多分呪いだと思いますが突然の尿意に襲われ、段差の度に決壊しそうになる自らを抑えるため、ジタバタ暴れながらようやくたどり着いた麓のコンビニ手前でスピンしかけました。
二つ目。ヤビツ峠。
こちらも夜景で有名な場所ではありますが、前回行った時の感想が、昼間でも怖い、という最高な環境であり、なんか夜景を見に行こうツアー二つ目にして最早これ、心霊スポット巡りなんじゃないかっていう思いが浮かんでは消えしているところへ、それは現れたのです。
色を失くした木々が途切れ、視界いっぱいに広がる、色とりどりのイルミネーション。
写真はありません。
ホームページに載せている方が大勢いらっしゃいますので、そちらをご覧下さい。
その景色が最高画質で視界を埋め尽くします。
唐突に景色が煌びやかになったので遠近感を失いかけました。
なので事故りかけました。
絶景過ぎて言葉が出ません。
写真もいらないと思います。
嘘です。
振り返ればヤツがいる状態の中で車から降りたくありませんでした。
本心から、写ってはいけないもののオンパレードになりそうだったのでやめました。
今回収穫があったのはヤビツの方だけでした。
筑波はたぬきがいっぱいいました。
あとは何もなかったです。
何もないことにしたいんです。
カップル達があの魔境に吸い込まれていった光景も、見なかったことにしたいのです。
Posted at 2015/03/18 02:37:13 | |
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