
こんばんは。
いつも泥酔状態でブログを書くため、後でブログを見返した時にこみ上げる感情を抑えきれず、枕に顔を埋めてジタバタしている汚いおっさんくれたけです。
そして枕が臭いのでゲロ吐きます。
季節は春へと移り変わり、桜の開花宣言も遥か前に終わった現在。
近所の桜は既に新緑の芽を出し始め、花びらを片付けるパートのおばちゃんたちがスーパーの駐車場に召喚され始めました。
やばい。花見してない。
この間、仕事の同僚たちが花見の様子をきゃっきゃうふふ話してくれましたが、誘えし。
仕方がないので、本日PM3:00、最早旬も過ぎかけているであろう桜の景色を求め、埼玉県長瀞町へと向かったのです。
寝坊しました。夜桜狙いです。カルテットです何でもありません。
行き慣れた間瀬峠に行っただけです。
目立った観光スポットもお店も無く、いつもはただ走って終わりのこの山道、たまにこうして景色を楽しむのも良いだろう、ということで行ってみたわけですが、到着して二往復くらいしてみたところで私はふと、あることに気がついたのです。
……そう言えばここ、桜の木無かったな。
実際、麓から頂上までで10本くらい生えてました。でも違う。思ってたのと違う。
ちなみに写真は麓のSAVEONの川沿いです。一応花見会場となっておりました。
これで花見をするという当初の予定はクリアしたのですが、なんだか不完全燃焼で勿体無い。
そう、求めているのは、視界を埋めるほどの桜。このままでは終われんよ!
というわけで、近所の定峰峠に向かいました。
理由は単純。なんか花の観光スポットっぽいから、きっと桜も咲いてるに違いないという短絡的な発想だったわけですが、これがまさか、学生の頃いつか体験したハラハラドキドキのランデブーになるとは、夢にも思わなかったのです。
PM7:30頃、付近までは来ただろうということで、適当に山道に突入したその時、後ろから何を宣伝しているのかLEDの電飾で飾られた車が後ろに付きました。車種は分かりません。コンパクトカーっぽかったです。
山の麓とは言え、まだ民家もある場所でやたらアグレッシブな動きをするので、とりあえず車間を空けようと、見通しのいいコーナーでちょっと頑張りました。
――付いてくんのかい。
やめてええ!!! 県外ナンバーを煽るんじゃない! お互いに暗い未来しか見えないから!
いくら桜が見たいとは言え、昇天寸前に白玉楼には行きたくは無いのです。
いや? 行きたいかな?
多分若い子なんだろうなと思い、なんとか振り切った頂上付近。完全に道がわからなくなった私は、T字路で一旦車を止め、地図を見ていました。
するといい勢いで私の車の後ろへ向かってくる宣伝カー。
ちょwww横にだって道はあんだあよ!!
by RADWIMPS 俺の背中を追いかけるのはやめろ! お前はもっと自由に走っていいんだ!
きっと、
「俺を待ってやがるだと!? なめやがって!!」
そんな心境だったのでしょうが、違う。そうじゃない。全力で。
パニックになり、間違ってそのまま林道へと車を進めてしまった後は、複合コーナーでアンダー出すわ高速コーナーで左足ブレーキ失敗するわでめちゃくちゃな状態で走り続けることとなりました。
おそらく地元民にからかわれたのでしょうが、ボディランゲージを交えた必死のアピールも通用しない彼の姿がいつの間にか消えていた頃、事故ってなきゃいいな、と不安になりながら、結局桜も見れなかったことに気がつき、しょんぼりとしたまま山を下り、おとなしく
帰れるか!!
思い出してみれば、間瀬峠の麓の桜には提灯が飾られており、おそらく日が落ちればあれが光り、ライトアップされた桜並木を見ることが出来るだろう、という一縷の望みで再度、あのSAVEONに向かったのです。
結果。
そこには、闇の中で立ち尽くす、一人のおっさんがいました。
提灯は、ただの飾りでした。
ああー。
女連れで桜見に行った思い出なんかねーよー。
青春ラブコメ間違える前にそもそも存在してねーよー。
誰かこの冴えないおっさん育ててくれよー。
……おっさんはもう育たねーんだよー。
合掌
Posted at 2015/04/05 01:12:12 | |
トラックバック(0) | 日記