
最近の週末はずっとスコップ団。
家族をほったらかしなので申し訳ないと思ってる。
言い訳になってしまうが「知ってしまったから」「見てしまったから」
仙台と東京を毎週往復している。
東京でまれに流れる震災のニュースは、復興計画の話題や、避難所が全て閉鎖したという前向きな話題。
東京都内の人の意識では震災はもう過去の事。(今心配なのは冬の節電と原発の心配程度かな)
残念なことに我が町・仙台市街地で働く人達も大差はないだろう。
「あの時は、停電で真っ暗闇になり不便だった、ガスが出なくて風呂に入れなくて大変だった。」
きっと過去形で話すと思う。少なくともうちの会社の同僚はみんなそうだ。
それを否定する訳ではない。みんな、自分の生活が一番大切だから。
先日、知人から聞いたが、人の考え方には二種類あるらしい。
普段の生活でキャパが一杯な人は嫌な事を見ようとしない。現状でパンパンだから。
逆に頭の中のキャパに余裕がある人は、アレコレ考えたり、人と違った行動を取るそうだ。
多分、自分は後者だと思う。
そして知ってしまった。
山元町の現状を。。。
「3.11」のまま世の中から忘れられてしまった町並みを。
↓ここからちょっと非公式情報も混じりますので参考程度に。
山元町は行政が駄目駄目だ。
町から情報提供をしないから県からも忘れ去られ、自ずと優先度も下がる。
例えば、震災後に保育所での管理中の死亡者はゼロだったというニュースが流れたが
山元町の保育所では何人もの育児が亡くなっていた。町がしばらく隠していた。
山本町行政ではそんなことばっかりだ。
山本町では国からの災害復興の支援金をアテにして大規模な街並改造を行おうとしている。
その為に街の面積の3/1(山間部を除けば1/2にもなる)を災害危険地域に指定した。
災害危険地域では住居の新築や増築が規制される。新しい家は建築できない。
じゃあ、修理して住むかとなるが土砂で埋もれた家を片付けさせないようにした。
震災のあと秋まで「非難指定地域」を解除しなかった。
「危険地域」と判断される場所にはボランティアセンターは派遣できない。
秋になって非難地域を解除したと思ったら、数日後にボラセンは受付完了。なんじゃそりゃ。
自力で片付けようとしたって、ありゃ~無理だ。2階の膝高までぎっしり土砂だもん。
そして、嫌がらせのように瓦礫も20品目への分別義務がある。
多分、家が朽ち果てるのを待ち、集団移転をしやすくする作戦だろう。
移転って言っても災害危険地域だから土地の価値はゼロに近い。
移転費用は普通に家を買うのとそれほどは変わらない。
移転時の自己負担は1500万~3000万とからしい。
山元町って街中見ても、若い人は居ないんです。
山元で生まれ育ったイチゴ農家のお爺ちゃん達は土地の価値もゼロになり、家も無くなったらどうすんの。
多分、行政の考えは家が腐るのをしばらく待ち、
その後で自費で瓦礫を分別&撤去するか、
町に譲渡すれば町で片付けますという作戦なんじゃないかな。
あっ書き忘れた。
山元町の町長は宮城県庁の土木なんとか系の出身らしい。
国の金を使ってデッカイ工事をやりたいんだろうね。
↑心の中の訴え終了
昨日片付けた家のお爺ちゃん。
作業を始めてから終わるまでずっと見守ってた。
時々口に手を当てて、自分の家がこんなになってしまい凄く寂しそうに見えた。
女の子がいる家もつらいな~、自分の家の娘が女の子なんで。
震災前日には楽しく過ごしていたであろうリビングとかを考えちゃう。
そんな状況を知ってしまったし、見てしまった。
だから見て見ぬ振りはできない。
今日の片付け依頼、
お婆ちゃんからお願い事項がありダイヤの指輪(婚約指輪?)とお爺ちゃんの指輪、その二つを土砂の中から探して欲しいとのこと。
二階建ての家は二階まで土砂が詰まってる。かなり困難。
でもさすがスコップ団。
土砂を手で掻き出し、細かな粒まで確認したさ~(俺も)
見つかった時のお婆ちゃんの顔、そして共に喜ぶスコップ団の皆の顔。
お婆ちゃんもあの一瞬だけは嫌なことを忘れて喜んでくれたと思う。
残念ながら3.10に時間を戻すことはできないし、被害にあってしまった人達をどうにかしてあげることもできない。
でも今日のように、誰か一人が笑ってくれるかもしれない。
だからスコップ団を続ける。
カアチャンごめん。遊んでる訳じゃないから許して!
今回の記事で「スコップ団」を始めて耳にした人もいると思います。
私は文才が無いので上手に紹介できず。(申し訳ない)
手っ取り早く知るには「ほぼ日 スコップ団」でググると糸井重里さんからの紹介記事があります。
それで興味が出たら「スコップ団団長」のブログを3.11以降からお読み下さい。
マジで泣きます。心が熱くなります。
私は「日本の政治家が皆こんな志の人だったら日本は素晴らしい国になれるだろう」と思いました。
【最後に】
長文になってしまい申し訳ありません。一番言いたかった事です。
スコップ団では2012.3.10に花火大会を開催します。
震災前の2011.3.10。
多分、楽しかった最後の日です。
天国に逝ってしまった大切な人に言ってなかった言葉もあると思います。
天国は多分、空にあるんだろう。
雨が振っても雲の上まで飛ばせば天には見える。
仙台市を見下ろせる泉ヶ岳から打上げます。
天国にいる大切な人に、「元気にやってる」と言ってやろう。
震災で亡くなった方々と同じ2万発を打上げる計画です。
皆様にお願いがあります。
「自分の知り合いにこんな奴がいる」
「仙台で来年の3.10にスコップ団っていう奴らが2万発の花火を上げるんだってよ」で良いです。
職場の休憩時間や飲み会の席、家庭に戻ってからで結構です、この計画を拡散願います。
それで誰かの耳に入ってスポンサーが増えてくれれば凄く嬉しい。
よろしくお願いします。