
ル・マン、アジアへ
第1回ル・マン24時間開催から86年、アメリカでのALMS開設から10年、ヨーロッパにおけるル・マン・シリーズ創設から5年。ここにアジアン・ル・マン・シリーズの初開催を迎える。この歴史的な開幕戦を迎える栄誉をACOに与えてくれるのは岡山国際サーキットである。
2つの500km(最大3時間)レースのスタートを前に、
アストンマーチン、オレカ・エイム、ソラ・ペスカロロ、アウディ・チーム・コレスという、プロトタイプカーを擁する有力チームの代表たちは、「ぜひ参加した」と強調する。 ポール・ドレイソン・レーシングはアメリカ以外でのレースに初めて新しいローラB09/69ジャッドでエントリー。林義正教授率いる
東海大学チームは、学生たちが2008年ル・マン24時間に参加したクラージュ・オレカYGKを岡山に持ち込む。既に「アジアン」の名が世界中で少々知られるようになった岡山でのこの開幕戦は、間違いなく「The place to be」である。
素晴らしいバトルが予想されるLM GT1とLM GT2には、
サリーン、アストンマーチン、ランボルギーニ、フォード、ポルシェ、フェラーリが参戦。
日本から7チーム、中国から1チームがエントリーしている。また、これまでALMSでしか見られなかったレイホール・レターメン・レーシングのBMW E92 M3も参加する。4カテゴリーで合計23台がこの開幕戦に参加する。
合計54名の選手は、日本人ドライバー19人を含め、14カ国から参加。勝利を得た者は2010年ル・マン24時間(6月12~13日)への出場権を得る。
ル・マン&ル・マン・シリーズ
> 1923 年 : ル・マン24時間初開催
> 1973 年 : シグマが日本のコンストラクターとしてル・マン24時間に初参加
> 1991 年 : マツダが日本のコンストタクターとしてル・マン24時間で初優勝
> 1995 年 : 関谷正徳(ヤニック・ダルマス/JJ・レート:マクラーレン/BMW)が日本人ドライバーとしてル・マン24時間で初優勝。荒聖治がこれに続き、2004年に優勝(リナルド・カペッロ/トム・クリステンセン:アウディR8)
> 1999 年 : アメリカン・ル・マン・シリーズ(ALMS)創設
> 2004 年 : ル・マン・シリーズ(LMS)創設
> 2008 年 : 寺田陽次郎、ル・マン24時間に29回目の参加
> 2009 年 : アジアン・ル・マン・シリーズ創設
アジアン・ル・マン・シリーズ 岡山
> スポーティングチェックを前に54選手がエントリー。
- 日本人選手19名
- 中国人選手2名
- 合計14カ国から参加
エントリーには以下が含まれる :
- 2009年ル・マン・シリーズの優勝ドライバーのひとり、ステファン・ミュッケ(ドイツ),
- 2009年フォーミュラ・ニッポン・チャンピオン、ロイック・デュバル(フランス),
- 3名の元F1ドライバー:クリスチャン・アルバース(オランダ)、中野信治(日本)、野田英樹(日本).
Posted at 2009/10/28 10:40:50 | |
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