2012年12月29日
それは突然やってきた。
Xデーを12月27日と定め、話を進めること2週間。
いよいよその日がやってきた。
僕は長野に向けて車を走らせていた。
横には、この日の歴史的瞬間に立ち会おうと賛同してくれた会社の同僚。
今、思えばこの6年という時間はあっという間だったと思う。
ーーーーキリトリーーーー
運命の出会いだった。今でもそう思う。
いや、むしろ必然だったのかもしれない。
携帯の画面に映る、青い車体は自分の好みにぴったりで是非一度、この目で状態を確かめたいと思った。
あの時のことは今でもはっきり覚えている。
コイツが新しい相棒だと思った。
中学時代からの憧れだった車をいよいよ手にした。
ーーーーキリトリーーーー
もてぎまで弾丸ツアーをしたこともあった。
LSにも2回も参加することができた。
ボツにはなったがクラレガの取材も受けることができた。
そして、なにより素晴らしい人々に出会えたこと。
ものすごい刺激を受けたこと。
すべての思い出が走馬灯のように駆け巡った。
ーーーーキリトリーーーー
いよいよ新しい相棒となるであろう車体とご対面。
一通り物色したところで、青い車体の悲しげな瞳が目に入った。
僕にはコイツが
「まだ頑張れるよ。」
と言っているように感じた。
そう、まだ思い出半ば。
これからも新しい思い出を作るためにコイツとともに行こう。
決意を固め、車屋に詫びを入れ帰路についた。
帰りの道中。
嬉しそうにボクサーサウンドを奏でるその青い車体に
「これからもよろしく」
とつぶやきながら、新なる日々に期待を膨らませるのだった。
Posted at 2012/12/29 23:49:14 | |
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