
前回の作業の後、バンパープライマーを吹いてサフを吹く予定でしたが、少々問題発生です・・・
しかも、すぐには原因が掴めない!
何とバンパープライマーを吹いた時点で下地になっている塗装が剥がれ落ちているんです!
わかりますか?中央部分、下地の塗装が明らかに盛り上がって剥がれ落ちていますよね。

何でこうなるの?しばし原因を考えてみます。で、思い当たることが一つ。バンパープライマーを吹くといつもとは違い、僅かに弾きがあったんですよ。弾く原因と言えばやはり油ですよね。
が、直前にシリコンオフを使いしっかり脱脂はしています。
と、ここでまた考えます。待てよ?バンパープライマーを吹く前にした作業と言えば脱脂だよね?ってことは、もしやシリコンオフが原因??
当たりでしたww
試しにシリコンオフを塗り伸ばした後にバンパープライマーを吹くと塗装がボロボロとおもしろいように剥がれ落ちてきます。
と言うわけで、剥がれる塗装を全て剥がし終えたのがタイトル画像と言うわけです。
それにしても、なぜシリコンオフが塗装面に残留していたんでしょうか?
ここまでわかればその答えは容易に察しがつきます。恐らく低い気温が原因でしょう。気温が低ければシリコンオフの溶剤が揮発するのに時間がかかりますから、バンパープライマーを吹いた時点で完全に揮発し切ってなかったんでしょうね。
対処方法としては、シリコンオフが揮発するまで時間を置く、素材をドライヤー等で暖める、などが考えられます。しかし、やはりアンテナ部分の穴など溶剤が揮発し切らない危険性はあります。じゃあどうすれば良いかと言うと、一発目の脱脂はブレーキクリーナーを使うべきかもしれません。特に寒い時期はね。

ラッカー系の塗料やパテは強力に溶かしてしまうブレーキクリーナーですが、純正の塗装はウレタンクリアなどと同じ化学反応で硬化するタイプですから、ブレーキクリーナーの溶剤に対しては侵されることはありません。また、ブレーキクリーナーならシリコンオフよりも揮発時間は非常に短く、またバンパープライマーと反応してしまうこともありません。
しかし、まだわからないこともあります。それはタイトル画像を見るとわかりますが、半分の塗装は剥がれてはいませんよね。なぜ、一部分のみの塗装がシリコンオフ+バンパープライマーで侵されたのかってことなんです。
もし、ご存知の方がいればコメント下さい。よろしくお願いしますm(_ _)m
取り合えず大体の原因は掴めましたので、作業を先に進めたいと思います。
シリコンオフ+バンパープライマーで剥がれ落ちた部分は大体取り除きましたが、細かい部分は変質部分が残っており、爪で少し引っかいただけで、このように容易に塗装が剥がれます。

こういう箇所は下地としての役目は果たせませんし、また同じ事が起こる可能性がありますから、徹底的に取り除かなければなりません。
全体に♯400ペーパーをかけて、ほぼ変質部分は取り除きました。
反対側のパーツもサフは吹いたんですが、同じように塗装が剥がれてしわになった部分がありますのでここも同じように、変質部分を取り除きます。
この部分も同じように作業。
さて、塗装を剥がし終えたわけですが、耐水ペーパーで作業していますので当然、削りかすが発生しますよね。もちろん洗わなくては塗装作業に入れません。しかし、そのためには苦労したマスキングを全て剥がさなくはなりません。悲すぃ~・・・(×_×)
洗い終えてマスキングも終えたところで今日の作業は終了です(^^)
続きはまた明日ね。

Posted at 2009/10/12 03:16:39 | |
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