遮熱板自作のため、ベンダー(曲げ具)を自作しました。
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材料は、
・ 2×4材 (3フィート) 1本
・ ステンレス丸棒 (直径5mm、長さ1m) 1本
・ 短尺 (建築用金物。長さ300mm) 1本
・ 長ネジ (M12全ネジのスチール棒。長さ300mm) 2本
・ M12ナット 6個
・ 角型座金 (建築用金物) 6枚
・ L型断面の金具 (幅&高さ各20mm・長さ100mm) 4個
・ ヒノキの棒 (厚さ5mm・幅20mm・長さ1m) 1本
総額は\2,500未満。
他に手持ちの木ネジをいくつか。
使用した工具は、ドライバとディスクグラインダとドリルくらい。
グラインダには、金属用切断砥石と断面を仕上げるためのフラップホイール。
ドリルには、下穴開け用の小径から長ネジを通す穴を開けるための直径15mmくらいまでの木工用ドリルビット、それと穴のふちを整えたり微調整するため砥石ビットを装着。
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まずは3フィート(920mm)の2×4材を半分にカット。
そして両端に長ネジを通す穴を開ける。
上下とも同じものです。
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上部パーツを組み立て。
画像では長ネジを固定してますが、実際には長ネジは下部パーツにのみ固定され、上部パーツは上下に動きます。
L字の金具4個でスチール製の建築用金物(長さ30cmの長方形)をはさみ、固定。
この金物が、曲げ加工の際に素材を押し付けるブレードになります。
ブレードは金物に挟んでいるだけで、固定はしてません。
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ブレード拡大。
素材と接触する側を、約45°の片刃に削ってあります。
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下部パーツ組み立て。
ステンレス製丸棒2本の間に、同じ丸棒の切れ端を挟んで5mmの隙間を開け、長ボルトと共締めして固定。
それらを厚さ5mmのヒノキの板ではさみ、外側に動かないようおさえてます。
ヒノキの板は薄いので、ネジ留めする前にきちんと下穴を開けましょう。
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完成図。
ブレードは最初から開いてる穴にヒモを通し、軽く縛っておけば落ちません。
研ぎなおしたい時も、着脱は簡単。
まぁボルト留めしとく方が見た目はいいんですけどね。
ブレードの幅が300mmなので、だいたい幅30cmまでの素材の曲げ加工に対応。
曲げられる素材については、材質と厚さとベンダーの強度しだい。
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使い方としては、ブレードの位置と曲げたい場所を合わせて固定し、左右のナットを均等に締めるだけ。
ブレードの押し具合で素材の曲がる角度が変わります。
原理としては、工場の板金加工で使われるものと同じです。
90度くらいまでなら曲げられるはず。
もっとも、まだ使ってみてないんですが。