目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
立春を過ぎたとはいえまだ真冬の陽気...
暖機の際、なかなかアイドルの下がらないことから「サーモスタット」の故障とまではいかない不具合を疑い、その監視の意味で水温/回転計を付けたのは先日のこと...
極端に水温変化のない田舎の市街地走行においても、80℃を上回ることの稀な水温に、ますますサーモ不調の疑いは高まります。
2
ODOはまだ20000㌔ちょっとと年式からすればかなりの低走行...ですが、
初年度登録から9年を迎えていることから、現時点で致命的な故障ではありませんが不安要素の払拭という意味で冷却系のリフレッシュを実行。
サーモスタットは水温センサーもビルトインされたハウジング一体型。
交換の手間は掛かりませんが...カネが掛かります。
3
作業に先立ち抜ける分だけLLCを排出。
いつ換えたのか、はたまた無交換だったか経緯が定かではない中古車...交換のいい機会でもあります。
(撮影後プラグは抜いて排出)
LLCを抜くにあたってドレンプラグ(Oリングは別注)は新品に交換。
追加しても数百円...後々ツマラナイ思いは避けたいので、事ある毎に換えています。
4
その取付け位置やスペースから作業は安気していたのですが、思わぬ障害に一時手を止めるはめに...
スラスト方向に単純に引き抜けるかと思いきや、ロアホースに繋がるアウトレットパイプのブラケットが邪魔をして取り外せない...
しかも1点はスタッドボルト...
いくら首をヒネってもラチが明かない...
頭をヒネり、ハウジングをスタッドを軸にラジアル方向にヒネることで無傷で摘出。
後になれば「そんな簡単なこと...」と思いますが、その時は一時途方に暮れました。
5
それを踏まえ組込みは逆手順でスンナリと...
しかし、パッキンの形状から(単純なOリングと違う)歪は厳禁。
そこに全神経を注ぎ、スラスト方向に一度浮かせた後、均等にそして徐々に締込み。
こうなると、紙パッキンの除去や当たり面の均しなどの手間がないだけで旧来の形状のサーモ交換と手間はなんら変わりません...。
6
ホースを戻しLLCを注入しエア抜きを...
LLCは-40℃まで対応するよう調整されたものをそのまま使用。都合4ℓ入りました。
7
サーモスタット/LLC/ドレンプラグ/ラジエターキャップ...と水弁系を総交換。
交換前と比べ大きな変化はないものの、ほぼ同条件の走行で水温は80±2℃で推移。
開弁温度は86.5℃と聞いていましたが、煮えきらない結果に少々落胆。
ただ、暖機(私的基準で水温50℃程度)にかかる時間は短縮したようで交換の意はあったようです。
とにもかくにも大事に至る前の予防整備と解釈。冷めた仕草の裏にあるメッセージ...大事に思う気持ちだけでは、♀もクルマも応えてはくれませんね...。
関連パーツレビュー
[PR]Yahoo!ショッピング
[PR]Yahoo!オークション
関連整備ピックアップ
関連リンク