よずよずのブログ一覧

湾岸ミッドナイトを買うときに見つけたので早速買ってしまいました。

始まりはさやかとはいう女性が上司と移動中に道端に生えている"雑草"について語るシーンから。

そこから過去を思い出します。

樹という男性が道端に行き倒れている所に彼女が｢なんでこんな所で生き倒れているの？｣と聞くところから話が進展します。

彼はとにかく草花に凄く詳しい！その上料理もうまい！
ちなみに彼女は･･･(笑)

物語の進み方は前半は二人の和気藹々とした日常(晴れた日曜日の楽しそうな感じ？)、後半はベタ甘＋もやもや感 といった感じ。

なにしろ出会い方が普通ではないので｢あともう一歩なんだけどな～｣という微妙な距離感も感じられます。友達以上恋人未満に近い感じに思えます。


途中 彼女が嫉妬なりいろいろ不安にかられているシーンがありますが、全部自分がしているような感じもしました。

やはり友達以上だけれども恋人未満な訳で、彼がコンビニのアルバイト同期の女性からハンカチをもらって彼女はハンカチを貰ったことに対して何も言ってこないのが不満で コンビニまで見に行ってその後喧嘩･･･っという流れですが彼女の不安な気持ちがひしひしと感じられました。

ああ、恋してるんだな、この人のことが自分は好きなんだ と思わせてくれる瞬間ですね。

で、途中からいきなり彼が消えて、一年がたつんですが彼女は彼を忘れず、彼が作っていた料理をするように。
なにしろ周りに草花という彼の記憶があるわけで･･･。

彼が戻ってきたあとも彼女のなんとも楽しそうな感じが良かった。

すごくオススメしたい小説です！みなさんもぜひ読んでください！