兼ねてより興味を持っていた電気自動車。昨年末に銀座の NISSAN GALLERY で LEAF を見てから、一度は乗ってみたいと思っておりましたが、なかなか チャンス がないままとなっておりました。
今回 乗ったのは、Mercedes Bentz の Smart EV。国内での正式販売はされておらず、現在 国内で稼動しているものは7台、うち 2台 は甲子園球場でリリーフカーとして使用されているそうです。六本木の Mercedes Bentz Connection での試乗です。
外観は、試乗用の カラーリング と ホイールデザイン が スポーティ な印象を与え、なかなか悪くありません。
2人乗りで限りなく コンパクト にという コンセプト。車高が高いためか、普段乗っているロードスターよりは室内にゆとりを感じますが、唯一前後方向の余裕が無いように感じます。2人乗りということには抵抗はありません。
キーを差込み、回すと電源 ON。エンジン車特有の、ブルンブルブル...という起動の高揚感は全くなく電源が入っただけ。「え、もう走れるの?」 という感じです。
左右のドアミラーは、電動ではなくジョイスティックみたいなものが生えていてこれがミラーにつながっていて、これを直接動かし調整します。
ギア を ドライブ に入れると、あとは全く普通の オートマ車 と同じです。電気自動車といっても車の操作感自体には違和感は感じません。
ヨーロッパ車特有の、ウインカー が ハンドル の左についている タイプです。お約束通り、ワイパーを動かしてしまいます。
まず気になったのが、キャビンの前後方向の余裕が少ないために ルームミラーの視界に 運転席、助手席のシートの上部が入ってしまうこと。最初から ルームミラー の左右がカットされていますが、後方視界が狭いです。
そして、走り出すと足回りの硬さにびっくりです。間違いなく、マツダの某オープンスポーツカーのワンメイクレース仕様車よりも硬いです(笑)。試乗車なのに、攻めても良いのではないかという気持ちになってしまいます。大人なので我慢します。
電気自動車は加速が良いと聞いていましたが、Smart はそれほどでもなく、アクセルベタ踏みでも大した加速はしません。周囲の車の流れに乗る分にはまあまあ問題なさそうです。
ガソリン車と共用の内装、メータ類であるため、速度計は160km/h まで目盛りが振ってあります。絶対に出ません(笑)。高速道路を走って遠出をすることは考えられておらず、あくまでも待ち乗り、近距離が前提のドライブとなりそうです。
狭い道に入って、やはり電気自動車の静粛性が仇となり、前を歩くおじいちゃんが気づいてくれない。クラクションを鳴らすのも大げさなので、窓を開けて、「すいません、通りま~す!」と叫びます。歩行者感覚です(笑)。
コンセプト通り、子供の送り迎えをしたり、ちょっと買物に行くために使うのには、コンパクトで気軽に乗れることが出来て使いやすいのではないかと思います。
市場のニーズはあるものの、初期費用、維持にかかわる費用でよっぽどの魅力がないと、なかなか世の中に浸透してゆくのが難しいのではないかと思います。気になる充電スポットは、国産各社と共通とのこと、かなり数が増えてきているようです。
追記
Mercedes Bentz Connection の 2F に、洒落た感じの カフェ があるのですが、お昼の Buffet は内容が イマイチ な感じでお薦めできません...なんといっても量が少ない。某氏のような立派な B級 グルメレポートを書くには、百年早いと、身の程を知りました(笑)。
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2011/11/27 22:27:37