
8月6日(金)娘の合宿の見学をしに霧ヶ峰へ!
宿泊先は 白樺湖ビューホテル。
ここから霧ヶ峰へ向かうのである。
夕方 ビーナスラインを気持ち良く愛車のW203を走らせる。
心地よいビーナスラインの峠道が 私と愛車を一心同体にさせるのである。
マニュアルモードで適切なギアを選び 降り道ではエンジンブレーキ利かせ
登り道では トルクをパワーバンドに乗せグリップ走行のトラクションがハンドルから
私の身体へ伝わり ビーナスラインのドライブを楽しくさせてくれる。
もう少しアクセルを踏みたいが、その気持ちを抑えた。
妻と末娘にも滑らかで剛性感のあるメルセデスの乗り心地を味わって貰いたいからである。
そんな気持ちの中 小鹿が私達を迎えてくれた。
妻と末娘は「バンビ! バンビ!」とはしゃいでいる
山の標高が高くなるに連れ ビーナスラインの霧が濃くなって行くのである。
名前の由来通り霧に包まれた峰である。
娘の合宿所では 親達を持て成しプチコンサートが行われた。
子供達が思考した手作りな発想が面白い。
娘のパートは バイオリンである
楽しくプチコンサートを聴き終えた頃には 22時を回っていた。
宿泊先の白樺湖畔までビーナスラインで戻る。
予想以上に 霧掛かっている。センターライン2本分程の視界しかない。
W203のフォグライトを点灯し更にリヤフォグもオン!念のため後者からの追突防止のためである。
夜のドライビングを楽しむと言う感じではない。
対向車はなく幽霊でも出そうな雰囲気である。あえて言うならば肝試しに近い感じである。
妻は音楽を聴きながら大声で歌を歌いカラオケボックスの様に楽しんでいるのが
私の不安を少し打ち消してくれた。
周囲の情報を少しでも得るために エアコンを切り窓を全開に開けるとヒンヤリと湿っぽい冷気が車内に流れ込んで来る。
車山高原スキー場辺りまでは 登り道で それ以降は降り道が多くなる。
霧の薄い所では ハイビームに切り替え 濃い所ではロービームに交互を繰り返す運転なる。
吹雪時の山道の運転と似ているが、凍結は勿論なくセンターラインが見えるだけ良い。
そう言えば18年程前 車山高原スキー場の帰り道でドリフトをして左クオーターパネル&フェンダーを電柱にぶつけた事を思い出した。
その時は夜の雪道で思っていた以上にタックインが遅れて入ったのであるが・・・ただ単にライントレースが膨らんだのだ。
カリブから降りると足が滑った。雪に見えたのは テカテカのアイスバーンであった。
この車は スキー そしてスノーボードと活躍をした
そのクラッシュした場所も通り過ぎた。
序々に霧が途切れてきてハイビームを多用するが、まだまだ油断は出来ない慎重な運転を心がけた。
霧ヶ峰から白樺湖へ向かうビーナスラインも4分3が終わろうとする所だろうか?
左カーブの入り口でカーステレオから「ボボッ!!!」と言う電源が切れる音と同時にナビゲーションと全てのライトが一瞬で切れたのである!
私は直に急ブレーキをかけた。久々にABSの足応えが!
末娘は必ず後部座席でシートベルトをしている。この時も例外ではなく本当に良かったと思った。
辺り一面は 真っ暗で急ブレーキ動作もあり末娘は恐怖に怯えている。
「バッ!電気が・・・電気が・・・こわいの・・・こわいの・・・」と・・・ダウン症の末娘は 言語障害もありながらでも 必死で自分の恐怖を伝えようとするのが印象的であった。
直に抱きしめてあげたかったが・・・霧の中なので追突される可能性もある。
車はメーターパネルとステレオの尾灯だけが 申し訳ない程度に点いている。
何か?赤い警告灯が意味深に光りメーターパネルには「コショウ 3」と表示されている!
自分をアピールするためにハザードを点滅!
ワイヤー式のガードレールにW203のフロントバンパーが刺さっているのが距離的のも分かる。。。
ライトスイッチのON&OFFは効かず 辺りは暗闇である。
エンジンを一度切りかけ直した。再びライトスイッチのONにすると異常なく点灯した。
パネル表示も「コショウ 0」!いったい何だったのであろう!!!
選りにも選って霧の峠道!まして過去に一度だけ車をぶつけた同じビーナスラインのニアポイントで・・・
自宅の周りならライトが全て切れても問題ないのに・・・
せめてもの救いはガードレール支柱から外れている事とワイヤー式だった事で傷が最小限だった事である。
イヤイヤ違う!誰も怪我が無い事だ。
お盆が明けたら原因を聞きにヤナセへ行こう。
メルケアも切れているし自腹は痛いが・・・
ワイヤー式ガードレールに擦れた傷が痛々しい。
コンパウンドとプラスチッククリーナーで グリル脇とバンパーの広範囲の擦れ傷が落ちたが・・・
鳥の糞に見える傷が2つ
まぁ~いいっか!