
昨年暮れに壊れたPCは電源ユニットの破損によるものでした。
いきなり逝ってしまったPCは、
こんな感じで生まれ変わりました。
↓
お騒がせしました。
始末書というか顛末をしたためます。
・破損部品の顛末
1.電源ユニット
2.マザーボード/HDD
<破損部品の顛末>
1.電源ユニット
故障原因は、ほこりによる短絡。
電源ユニットCORSAIR-TX850は保証書が見つからず、
修理の見積だけお願いしました。
修理しないで捨てちゃうかもだけど・・・
いままでありがとうTX850。
2.マザーボードとOSの入っているHDD
マザーボードは、
別のPCで使っていたSEASONIC電源(紫蘇)で起動してみました。
(もちろん、メモリーは新品を用意)
不思議なことに、
「あれれー?ちゃんと動くぞ???」
テスト電源の時は発熱ひどかったのですが、ぜんぜん熱くありません。
マザーボードが死んでいたら、CPUも死んでるかもしれないし、
電源もダメだったから、
CPUと破損メモリーを載せたままケースごと纏めて
捨てようと思っていたのです。
マザーボードと電源ユニットの接続結果
・CORSAIR-TX850(4年使用)→×基盤ショートでおだぶ
・借りてきたテスト電源(5年?)→×既に壊れていた?
・SEASONIC(3年使用)→〇マザーボードが動きます!
もともとついていたCORSAIR電源を外して、
テストで借りてきた無傷の電源(メーカー不明)でもって、
ファンだけ接続して運転した際60℃超える部分がありましたが、
このSEASONIC電源では全然熱くなりませんでした。
メモリーも認識するようで、BIOS画面まで確認できます。
マザー死んでないのかな・・・。
じゃあ、このSEASONIC電源なら
OSの入っているHDDもいけるんじゃ・・・
ダメでした。
認識しません。HDDは完全に逝ってしまったようです。
でも、マザーボードは死んでなかったかもよ!
ということで、
<復活検討>
1.再利用できそうな部品たちとダメ部品を分けてみる
〇電源ユニット→SEASONIC社 80PULS GOLDが流用可
△マザーボード→大丈夫そう???
×メモリー→ダメ!新品を購入済(他で増設用に買っていた8GBx2)
〇グラフィックボード→ダイジョブ!
〇OS→ライセンス控えておいた
×OS用HDD→ダメ!新品の購入要
〇冷却→ファン交換済み、空冷ラジエーターはアタリマエOK
マザーボードが大丈夫そうなので、
他のPCで使う予定だったメモリーを使えば、
あとはOS用のディスクを買うだけで復活できそうです。
会社のパソコンは完全に新しくしてしまいましたが、
近いうちに旧がががPCを復活させたいと思います。
以下、余談
さて、
壊してしまった電源ユニットですが、
ちょっと調べてみました。
使用していたCORSAIRコルセア社のTX850は、
OEM製品でした。
ん? OEM ですって・・・なん・・・
同社の他の製品もすべてOEM。
酷いものは容量の違いで”同シリーズ”でも製造元が変わってます。
TX-850はChicony Power Technology製でした。
え・・・まじかーーー!!!!
あんなに有名なのに、自社で製造していなかったなんて、
まるで、松坂牛が他県産だったり
タウンエースとかパッソみたいじゃないの!
いや、ダメだとか言わないけど・・・
なるほど、それであの時質問しても
きちんと情報が出てこなかったわけだw
余談のさらに余談
あの時・・というのは、
凄く余談が過ぎる話になってしまいますが↓
4年前、別のパソコンでの出来事
マザーボード用電源ケーブルの話です。
あ・・・ちょっと届かない。
PCケースの仕様で、マザーボードまでケーブルが届きません。
延長は推奨されておらず、見栄えも悪いので
自作するか迷いましたが、ほんの少し長いスリーブタイプのケーブルが
売っているとの情報を得たので探していました。
私「HX1000のATX24pinのスリーブケーブルって入荷しないんですか?」
購入店「そのようですね、スリーブタイプは本国にも在庫がないそうですよ」
私「そんなw まだ発売して1年も経ってませんけど?」
購入店「日本の製造物責任みたいな在庫保持義務は無いのかもしれませんね」
私「ならば、付属のケーブルの予備を注文したいのですが」
購入店「ATX24pinですよね、本体と一緒じゃないと売らないみたいです」
私「単品じゃ売ってもらえないってことですか」
購入店「メーカーの過失であれば取り寄せ可能だと思いますが」
私「他の電源ユニット用のケーブルで代用できますか?」
購入店「やめた方がいいです、煙出ちゃいますよ^^;」
私「じゃあ、HX1000のピンアサイン教えてください」
購入店「は?、お客様はそれを知ってどうされるのです」
私「ケーブル売ってないなら作ろうかと思って・・・」
購入店「なるほど。。。でわ、確認しますので数日待っててください」
3日後
購入店「あー、ごめんなさい、メーカー側にも仕様がないみたいで」
私「えっと・・・あの、メーカーに仕様が無いって、どゆことですか」
購入店「デスヨネ~我々も困ってまして、あ、新型をお勧めします:)ニヤリ」
私「こるせあのしんがたデスカ・・・。」
ということがありました。長げーよ。
CORSAIR商品を扱う輸入代理店にも同じような質問をしましたが、
ピンアサインはそもそも発表されていないようです。
他社も同様かもしれませんが。。。
他の電源は個人がピンアサインを特定して公開してくれていましたが
HX1000はだれも情報持っておらず、メーカーは2021年現在でも未開示。
仕様のないピンアサインはしょうがありませんが、
HX1000の特殊性を備忘します。
※HX1000のケーブルで非常に困ったので、
後続の人のためにも人柱として遺しておきたい。
HX1000はTYPE4でリップルノイズ対策コンデンサーが仕組まれた
当時はちょっと特殊な電源ケーブルを使うユニットでした。
具体的にケーブルのどこが特殊かというと、
通常ATX電源ケーブル24pinは、10pin+14pinで出力され
マザーボードに入力されますが、
この子は10+18で、4本余っています。
余っている4本は末端での負荷電圧を読み取り
電圧が低下した場合に昇圧させる為の信号ラインになっています。
4本が並列なので24pinになります。
コルセア用と思ってぼんやりポチしたら、
間違って購入していました。
同じような型式でも、ケーブルは本数が全く違うので、
ご注意ください。
4本の信号線を使っているCORSAIR電源を
テキストでまとめました。
(FIXED ATX24pinケーブルの電源タイプについては触れません)
4本多い10+18の24pinタイプ
AX1600i/AX※/HX※/RMi/RMx/RM(2019)/SFは
TYPE4-24pin ATX
SFはTYPE4だが短く、ITXサイズのPC用電源かなと思います。
(※AX1200のみTYPE3)
(※AX GOLDとAX PLATINUMのみ専用ケーブル)
(※HXでTYPE4はHX1000のみ)
通常の10+14の24pinタイプはこちら。
AX1200/AXi※/HXi/HX(GOLD)/AX(PLATINUM)/RMは
TYPE3-24pin ATX
(※AX1600iのみTYPE4)
(※2019製のRMはTYPE4)
(※HX BRONSとWHITEはFIXEDケーブル)
上記はこちら↓の表をまとめたものですが、
//www.corsair.com/us/en/psu-cable-compatibility
かえって解かりにくくなったかもしれませんので、
検索エンジンで来られた方は、メーカーURLで詳細を確認してください。
(えっちてーてーぴーころんを先頭に挿入してください)
当時注文したかったHX1000PLATINUM用のケーブルに焦点を絞ります。
適合するケーブルはTYPE4です。
TYPE4のATX電源ケーブルはオプションでスリーブ化済みのものが
当時販売されていました。
ATX24pin以外のいらないケーブルも沢山ついて\12000~15000
個人輸入すると2万越えの見積でした・・・高すぎw
スリーブMOD済の商品名CP-8920058 AXI24pin(白)を例に挙げると、
こちらの商品は24pinだけれども、
GOLD電源を除くRMや今回のHX1000の場合は、
ユニット側が28pinで10pin+18pinなので使えません。
AMAZONなんかで見かけるモノもほとんどが10+14。
HX1000に使えるのは「CP-8920135」ですが完売です。
なにせ、全製品がOEMなので
追加製造もされないかもしれません。
さっき、輸入代理店の在庫みてきましたが、
4年待ってもこの状態ですから、されないでしょうね。
CORSAIR社のみならず、PCパーツってこういうこと多いです。
パイセン「じゃないと、新製品売れないジャン♡」
ごもっとも。
有名だから安心で使いやすいだろうと思っていましたが、
AXは全てTYPE4と思いきやAX1200だけTYPE3だったり
そのAXシリーズでもGOLDとPLATINUMは専用ケーブルで、
AXiは全てTYPE3と思いきやAX1600iだけTYPE4だったり
製造年でTYPEが変わるRXシリーズ、80PULSで仕様が変わるHX
などなど。。。
まあぐちゃぐちゃW
まったく自作ビギナーに対してユーザーフレンドリーでない。
電源ケーブル弄るのが間違いっていう話かもだけど。
とにかく、在庫ありませんとか言ってないで
大手なんでしょうから余裕な体制を整えてほしいなと思いました。
そういう複雑性は個性なのだ!と言って高笑いするパイセン。
「勉強になってよかったじゃないか」
だそうです。
今回調べてみて、一気に冷めました。。。
初心者におすすめなのはコルセアだ、とか
軽々しく言っちゃダメなんだなと思いました。
特にケーブル長を自由にしたい自作kerに対しては
登竜門として試しているんじゃなかろうかとさえ思えてきます。
余談のOEMについてお話を戻しまして、
いろいろ調べてみました。
//www.realhardtechx.com/index_archivos/Page447.htm
OEM先をまとめてくれているサイトです。更新もまあまあ早い。
自力で電源を作っているメーカー※は
SUPERFLOWER社やSEASONIC社でした。
※他にもあるかもです
パイセンは紫蘇一択だそうで・・・
そんな経緯もあり、
今回の会社の新PC電源は自社製造のメーカーにしましたが、
CORSAIRは保証はキチンとしてくれますし、
ユニットの破損にはちゃんと対応してくれると思います。
デザインも渋くて好きでしたよ。過去形
<復活検討>
前回、ファンを交換したとカキコしましたが、
旧がががPCにいろいろストレスかけてみると
交換したモノの中でいくつか騒音が出るファンがありました。
復活のために必要部品はメモリーとOS用のHDDだけだと思われたので、
ケースが防音タイプであることを生かして、
騒音対策のためにもファンを交換したくなりました。
廃棄する予定だったENERMAXの白いファンの中で、
まだ元気よく稼働していたモノをつけて動かしてみたり、
140mmのファンに変えてみたり。。。(一般的なのは120mmです)
しかし、あまり静音化には貢献しませんでした。
合計10基は、
数が多すぎるんでしょうか・・・
ファンには適正回転数があるようで、
低速用のファンを無理やり制御して高速運転すると
うるさくブン回ります。
苦情が来たほど・・・><。
かといって、
高速回転用のファンだと電圧制御で最低電圧が足りず※、
止まってしまい、あろうことかファン自身が発熱する始末。
お前、冷却の仕事しろよ~
※マザーボードのAUTO制御は使っていません。
ドライバー1本の世界なのに、
実に奥が深い。。。
ファンに対する入力電圧は、
マザーボード側で制御できるようですが
人間様がファンに合わせるなんてなんか腹が立ちます。
そこを調節して最適解を導いていくのが楽しみなのだ!と
パイセンに諭されましたが、
高負荷処理中にゴーゴー唸ったら、
遊んでいるのがバレちゃうじゃないですか。
今回はポン付けでなんとか静かにしてみたいのです。
予算さえあれば、
大型の水冷ラジエーターを使った簡易水冷にすれば
ファンは低回転タイプでも冷却効果は落ちませんし、
ファンの数も少なくて済みそうです※。
※ここでいう冷却効果は、当方の環境による体感での予測です。
使用する会社のPCケース、密閉吸音型のDEFINEシリーズに限定した話です。
PCの騒音は先述した日記にも書きましたが、
自宅でも問題になっています。
今回の旧PC復活作業のついでに、
自宅のPCも修正してみようと思います。
キャンプも全部キャンセルしたしね(´・ω・`)
どうだっていい話ですが
日記なんで許してください。
苦情が出てる自宅PC2つ
1.私のPC
水冷ヘッドについてるファンが生まれた時から爆音。
ASUSの有名水冷が全くのゴミ(注:使う人のせいです)。
っていうか、
そもそもPCケース自体がデカすぎて粗大ゴミ扱いされています。
2.長女のPC・・・iiyama製2015
MiniITXの極小ケースにもりもり積まれたBTOパソコン。
すぐに熱くなる&グラボ980Tiがうるさい。
LGのDVDドライブがすぐに壊れた思い出の名機。
でも、我が家初の水冷機!。
マイクラ程度なら問題ないけど、そろそろパワーアップ必要。
キャンプに行けないから、こっちに投資><。