
久々の日記です。
HONDA FD2シビック無限RRリアウイングの流用取り付けを行いましたので参考に作業風景を。
注意1.自分の車は痛車です。 その部分に不快をお持ちの方いらっしゃると思いますがその点は今回は無しでお願いします。
注意2.あくまでも自作加工による流用です、破損や仕上がり等は責任はもてません。 個人の責任で参考にしていただければと思います。 その点が気になる方はRX-8専用のリアウイングを業者さんに取り付けしてもらうことをお勧めします。
では作業風景を。
1.物はヤフオク入手の台湾製です。 素材はABS樹脂です。

大陸製とは違い良い感じですが値段相応のそれなりの感じです。
しわや曲がり等がありますので気になる方は国産を。 もしくはパテ等での修正が必要です。
2.仮で乗せてみました

ウイング自体が弧を描いているのでRX-8の丸みと合って良い感じです。
3.塗装します。
素材がABS樹脂なのですが、この樹脂は有機溶剤に弱いそうでパワクリ等の溶剤で脱脂すると割れが発生する可能性があるそうです。
なので今回はアルコール脱脂をします。
IPA(イソプロピルアルコール)を使うのですが薬局等で買うにはめんどくさいしそこまで大量にはいらない・・・。
ということでこれを使います!

水抜き剤です。
このリンレイの水抜き一発はIPA純度100%なので水等で薄められていません。
これで脱脂します。
脱脂後はプライマーを塗ります。
ABSは塗装密着性はそれなりにあるそうですが密着度を上げる為に使います。

染めQのミッチャクロンです。
では部品吊り下げて塗装作業へ。
プライマー塗布後は本塗装です。
マツダのライトニングイエローはラインナップに無いのでホルツのミニミックスで調合してもらいました。
羽の部分はマツダのブリリアントブラックです。
色吹き後は乾燥させその上からホルツの2液性ウレタンクリアーを吹きました。

塗装・組み立て後です。
4.取り付け加工作業
自分の車両はウイングレス車ですので穴は新規で開けます。
純正ウイング取り付け車両の方は穴が開いてると思うのですが穴の流用は出来ないと思います。
ではまずはウイングを組み立てます。

裏を向けてベース部分のトレースをします。

トレース材料は透明のクリアファイルです。
マジックでベース部分と穴の位置を描きます。なお2枚必要なのでクリアファイルだと裏からなぞればもう1枚出来ます。
クリアファイルに描いたベース部分を切り抜き穴の位置に穴を開けます。

切り取ったものをベースに貼り付けますがここは後で剥がすのでマスキングテープを輪にして貼ります。
貼りました。
穴位置がずれないようにボディー側貼り付け用のマスキングテープを追加します。

ボディー側に粘着面が来るようにします。

逆サイドも行います。
取り付け位置の調整を行います。
これが最終の取り付け位置調整になりますので左右のバランスや前後のバランスを見てください。

位置が確定したら先ほどのマスキングテープをボディーに貼り付け固定します。

両サイド貼りましたら輪になったマスキングテープにクリアファイルが持っていかれないようにゆっくり剥がします。
剥がしましたらウイング取り付け穴位置をマジックでマーキングします。
では勇気を持って穴あけをしましょう!
ドリルは5mmを使用します。
ネジは6mmなのですが穴あけ後にリーマにて仕上げ・位置の微調整をするのと後述のホルソーのガイドが暴れないようにするためです。

開けちゃいました。(表側)

裏側です。
これだとネジが届きませんのでホルソーにてワッシャー分も考えて大きい穴を開けます。

ホルソーは25mmを使いました。
さあ開けますよ!

開きましたが一気にやってしまって切った破片が中に落ちてしまいました・・・。
反省をこめて次の穴からは少しずつ開けて最後は破片を手で取るようにしました。
3箇所開きました。

反対も同様に
仕上げにバリ取りでリーマを
穴あけ後はさび止めでタッチペン等で穴の切断面を塗ることをお勧めします。
また水漏れする可能性がありますのでシーラントにて水漏れしないようにするのも大事です。
自分はシーラントを切らしていたので翌日に追加施工しました。
また強度が不足しウイングが震えるので強度を上げる為に追加でステー等を入れるほうが良いです。
こちらも後日追加施工しました。
では取り付けです。
なるべくならお手伝いしてもらった方が良いですが一人でも一応出来ます。
まずウイングのベース部分に付属のスポンジを貼り付けします。
その後片側の1箇所にネジを仮付けします。

上の内側ねじを仮止めしました
逆サイドに回りネジを3点止めします。

こちらサイドは穴位置が良かったようですんなり3箇所入りました。
1箇所しか止めていない側は少しずれがあったのでリーマにて穴位置に向かって少し広げました。
穴修正後は残りのネジ止めです。
さああと少しです!
ベースに貼り付けたスポンジが圧縮されて隙間が少なくなるまでネジを締めこみましょう。

ですがやりすぎるとトランクの鉄板が曲がります。
左右様子を見ながら締めましょう。
ようやく完成です!

試走しましたが前述の通りホルソーにてリブ部ではなく外装の鉄板部分にだけついているので震えます。
エ-モンステー等で強度を上げる方が良いです。
後方視界はかなり良好ですね!
こんな感じでした。
しつこいようですがあくまでも個人での取り付けです。
自己責任ですのでこのやり方で壊れた等は責任取れません。
それでもつけたいという方は頑張ってみてください!
なお取り付けに際してのご質問があれば答えれる内容であればお答えいたします。