
「まず夏じゃねーし、やってるオレよりおとーが熱いって何よ?」
うむ。小学三年生のくせに誰に似たのかいちいち細かいトコにツッコんでくるな、息子よ。
「細かくねーし!」
うむ。しかし、ビヨンドマックス メガキングをサンタさんに頼んでやるのはおとーだぞ。一万円以上のクリスマスプレゼントには親の承認が必要なのだ。で、後からサンタ協会から差額を請求されるのだ。つまりサンタさんが価格.comで最安値を検索しても27,917円であり、おとーが差額の17,917円を払うわけだから、ビヨンドマックス メガキングは殆んどおとーが買ってやってるのと同じなんだぞ。もう初めから「サンタなんていないから、おとーが買ってやるよ」って言いたいくらいだ。
「ふ~ん。ならZETTのブラックキャノンでもいいよ。軽いしカッコいいし」
確かに。いや、おまえ、バットみたいな無機質な物体の造形美がわかるようになったのか。でも使えよ、ビヨンド。おとーも興味あるし、今後の評価基準としてメガキングを知っておきたい。
と親子の希望が合致。二年生から現在まで使用中の金属バット「ZETT ゴーダVL」76cm 510g から、いわゆる『飛ぶバット』の代表格、ビヨンドマックス メガキングを導入する運びなのだ。
ただ、チームにビヨンドを持っている子がおらず、私も息子も振ったことがない。重量も60~70gほど重くなり、しかも今のミドルバランスから初のトップバランスとなるこのバットをはたして息子は振れるのか?振るだけなら振れるだろうが、ヘッドが下がってポップフライばかりにならないか?現在打撃好調で打線の中核を担うまでになった息子の打撃を狂わせないか?
不安は尽きない。が、だからこそ冬に振り込んで春に備えるのだ!!
チームで『飛ぶバット』への否定的意見を聞いたことはないが、持ってる子はいない。しかし地区の強豪ライバル(←勝手に)チームの子達はこぞってビヨンドやカタリストなどを導入している。
世間的には『飛ぶバット』に対する否定的意見も散見されるが、私は道具の進化も含めての野球だと思っている。
例えば私が野球少年だったころ、五年生になって初めて『金属バット』を導入する子が現れた。その当時は「金属なんてダメだ!木製でしっかり芯を捉える打撃を身に付けるべきだ」なんて意見がほとんどだった。しかし今、飛ぶバットに否定的な意見者は「ビヨンドなんてダメだ!金属バットでしっかりと・・・」と言う。
私が子供の頃と比べたら、ボールも変わったし、グローブも進化してるし、スパイクなど全然違うし。ただバットは進化が劇的すぎて受け入れられない人もいる、というだけの話だと思う。
私は息子に野球を楽しんでほしい。間違っても野球をしたことによって野球が嫌いにならないでほしい。
より楽しむために、道具のサポートくらいするよ、と。そんな気持ちなのである。

Posted at 2016/11/22 16:29:17 | |
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