ブレーキホースが抜ける症状が発生することがあるらしいので、
なんでもないやつをカットしてみたが。・・・・・はっはっはっは。サッパリわからん。・・・・・・だったのだが。
抜けかかったホースを
この人が持ってきたので
カットして中の様子をうかがってみた。
右から トヨタ(正常品)、トヨタ(正常品)、ホンダ(抜けかかったやつ)、ホンダ(抜けかかったやつ)、ホンダ(抜けかかったのの反対側)
抜けかかったやつ、拡大。(カット面が焼けているのはカットした時の熱の影響です)
熱の影響で柔らかくなって抜けた?
だったらこういうふうに硬化して砕けることは無いよね。
熱の影響で変質?
若干炭化しているようにも見えるが。
温度が上がって炭化したとするならば、先にナイロンメッシュが溶けて沸くことは
前回確認した。(温度や熱のかけ方にもよると思うが)
この断面からはそれは見えない。
そして、ゴムが炭化するぐらいだと・・・・何度?
ブレーキフルードが沸くのは何度?
キャリパーピストンのシールが溶ける、炭化するのは何度?
ブレーキのシステムとしては、フルードの沸騰も漏れも無く、正常に機能していたわけだから、極端に温度が高かったとは言い難い。
その一部であるホースのカシメ部分に限って炭化するほど温度が上がるとは考えにくい。
フルードの熱だとしたら、もっと内部に影響が出るはずであり、ローターなどの輻射熱の影響だとしたら、カシメ以外のゴム部分に”焼け”があると思うのだが、それは無い。
するとこの場合のこの症例に限って言えば熱の影響ってのはなかなか考えにくい。か?。
蓄積された熱負荷で劣化か?
温度が高い状態で停止し、停止後に温度上昇か?
一つ気になるのは、抜けてこなかった方のホース。
抜けてきた方の正常な時の状態は今更確認できないので実際はどうなっていたか不明だが、同じ時期、同じロットで製造されたと思われる反対側ホース、カシメ差し込み部分の突き当たりに空間が。
つまりエアだまり。エアが熱膨張すれば、ホースを押し出す力にもなるし(そこまで高圧にはならないと思うが)、エア断熱で受熱を保温してしまう事も考えられる。
それが今回のホースの炭化?劣化につながるかどうかはわからないが、(実際隙間があるのを確認できた側は抜けてきていないんだからw)トヨタのホースはそこはぴっちり突き当たって空間は無い。
先端に空間があるという事は、カシメしろに不足が生じるという事でもあり(大きく影響する量ではないと思うが)、トヨタとホンダを比べると、カシメの長さに圧倒的な差がある。ホンダの方が短い。
ホースのジョイントのつくり自体もトヨタの方が安心感のあるつくりで・・・・。
たまたま比べた車種がそうなっていただけで、これでそのメーカーのすべてのクルマの品質を断定できるものではないが。
この差は結構気になりますな。。
実際の原因は・・・・熱なのか?物の不良か?使い方の問題か?
これだけの情報じゃあくまでも想像の域を出ないので何とも言えないが。
なかなか難しい。
なにか問題を抱えているようにも見える。
スポーツ走行は一般道と違って過酷だから。というが、だからブレーキホースが抜けてもいいってもんでもないでしょう。
熱の影響だろ!
純正ってやっぱしょぼいんだ!
スポーツ走行するなら純正じゃ信用できないね!
やっぱ社外のステンメッシュが安心だね!
なんて人多いみたいなので、そういう人向けに・・・・・・・確認してみた!(笑)
その辺にあったステンメッシュホースを
試しに・・・・・・
切ってみたw
そして熱かけて抜け耐性を見てみたw
上、カット
下、熱かけて引っ張った
カシメ部分の寸法は圧倒的に純正以下だね。(ホースの材質が違うからこんなもんかね??)
熱かけたら純正と同等ぐらいの時間でテフロンが溶けてするっと抜けたよ。
これはたまたまこういう形状のフィッティングだったので、カタチが違うやつだとまた違った結果かもしれないが。
過度の熱に弱いのは純正と同じようなレベル。(温度は未確認)
結局カシメなので、母材が熱でどうこうなってしまえば抜けるのは同じ。
フィッティングの形状的にメッシュがしっかり止まって抜けてこない形状だったとしても、中身が溶けてしまえば終わり。
というわけだ。
社外、純正それぞれに、メリットデメリットがあるので、それをわかって使えば問題ないが。
純正がダメで社外がスゲー!とは限らない。
何かしらの熱の影響で純正ホースが抜けてしまったとしたら、社外のホースでも同じような事が起こる可能性があるのではないか?
これもまた、なかなか難しい。
ちなみにウチのCR-Z、パッドの塗装が取り付けてすぐに焼けてなくなってしまうほどそこそこ酷使してますが、今のところブレーキホース(純正)に抜けや燃えの兆候は認められません。
同じ系統のキャリパーを使っているシビック(純正ホース使用)も乗っていた間の数年、約10万キロ、そう言った兆候は皆無。
CR-Zはホイールハウス内にやんわり風送っているので若干冷却の影響はあると思うが、やはり同じキャリパーのインサイトも全く兆候なし。
熱の影響なのだろうか?
タイヤサイズや、ホイールサイズ、ホイールデザイン、走らせ方でブレーキの温度ってだいぶ違いが出るので一概には言えないが。
なかなかおもしろいw
メーカーさん、ホースの設計変更か製造元変更した方がいいんじゃないか?w
社外を選ぶ時は値段じゃなくて、用途に合わせたつくりで選ばないとねw
遮熱とか風当てて冷却って重要だねw
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たわごと | クルマ
Posted at
2013/04/24 03:04:59