しばらくしたらやり方を忘れそうなので、
ここに備忘録として書き込みます。
― 久々に起動すると、
MacOSのセキュリティアップデート
が来ていたので
なんの躊躇もなく実行しました。
んで、デジカメの写真でも保存しようかと
NTFSフォーマットのHDDを接続しようとしたところ、
待てど暮らせどマウントされない。
もちろんMacでは
標準でNTFSの読み書きに対応できないので、
パラゴンソフトウエアのNTFS for Macを経由しています。
NTFS for Macをみてみると、
ん?
HDDは認識してるけど、マウントされてない?
ためしにマウントボタンを押すも
ぜんぜんだめ。
やべぇ…またHDDやっちまったか。
(Windowsで正常取り外しせず死にかけさせた前科あり)
HDDを疑い、WindowsPCにHDDを接続するも問題なし。
てことは、
あやしいのはNTFS for Macか?
PARAGON SOFTWAREのHPで調べてみると、
こんな案内が!
Google Chromeさんに翻訳してもらうと、
最新のmacOS10.15.7Catalina Security Update 2022-003(19H1824)以降、NTFSforMacドライバーを使用したNTFSボリュームのマウントに関する問題が報告されています。
とのこと。
なんと、
あのMacのアップデートのせいで
NTFS for Macが仕事をしなくなっていたのです。
いったいどっちが悪いんだか。
そんなことより、
どうすりゃ直るんだ??
さらに読み進めていくと、
解決方法が提示されていました。
まずは、
「パラゴンソフトウェアによるMac用MicrosoftNTFS15.9.366」
というのをインストール。
既存のをアンインストール後にインストールして再起動するそうな。
しかし、これだけでは
マウントしません。
次に、ターミナル を使って
コマンド入力が必要とのこと。
いやいや、
Macのコマンドってあんま使ったことないっすわ!
DOSコマンド以来っすわ!
30年ぶりっすわ!
のだちゃんっすわ!
…いや、なんでもないです。
ということで、
このサイトを見ながらコマンド入力すると、
見事マウント成功!
いやーよかったよかった。
でも、これって起動するたびに入力すんの?
ちょ―めんどい。
DOSの頃みたいに
バッチファイル作れないかなぁ
と調べていると、
Macでもできることが判明。
ということで、
Try & Errorの末、
半自動マウント実行バッチファイル
が完成しました。
Macでコマンドはほぼ初めてなので、
間違ってたらごめんなさい。
でもつかえたんっすわ!
1, バッチファイルの準備。
テキストエディットを開き、新規書類をクリック。
フォーマットを「標準テキストにする」。

ファイル名を
「mount.command」
にして、デスクトップに保存。
拡張子は「.command」必須。名前は任意。
んでもって、
「mount.commandはアクセス権限ないよ」
と言われてしまう実行できないファイルなので、
ターミナルでアクセス権限を与える呪文を唱えます。
まず、「mount.command」の保存場所を調べます。
デスクトップに保存したので、
Finderの「表示」で「パスバーを表示」にしたあと、
MacintoshHD→ユーザ→
ログインユーザー名→デスクトップ
と開き、
赤枠の部分のデスクトップを右クリックして、
「”デスクトップ”のパス名をコピー」をします。
次にターミナルを起動し、
cd
と入力後、コピーしたパス名を貼り付けると、
cd /Users/ログインユーザー名/Desktop
となるので、ENTERすると、
というふうに、デスクトップのディレクトリーに移動します。
ここで、
chmod u+x mount.command
と実行してやると、
パーミッションが変更され、
アクセス権限が付与されます。
2, 構文作成。
mount.commandの中に以下をテキストエディットで書き込み、保存します。
echo ログインパスワード | sudo -S mkdir /Volumes/ntfs > /dev/null 2>&1 #マウントポイントを作成
echo ログインパスワード | sudo -S /Library/Filesystems/ufsd_NTFS.fs/Contents/Resources/mount_ufsd_NTFS /dev/disk2s2 /Volumes/ntfs > /dev/null 2>&1 #マウント実行
解説
1行目は、
マウントポイントやらを作るらしい。
sudoコマンドはそのままだと
Macのログインパスワードを求めてくるので、
自動入力されるよう、前文にechoでパスワードを入力。
→構文中の「ログインパスワード」というところを
自分のMacパスワードに書き換え。
複数のNTFSのHDDを接続するときは、
構文最後の「ntfs」部分を任意の名前に変え
HDDの数だけ作成する必要があるそうな。
2行目は、
マウント実行。1行目と同じくパスワードは自動入力処理。
ここで構文中の「disk2s2」に注意。
接続されているHDDによって、
さらには同じHDDでも起動時の認識順によって、
この番号が変わります。
なので、事前に現状の番号を調べます。
ターミナルを起動して以下を入力。
diskutil list
すると、
こんなドライブのリストが出るので、
当該HDDのIDENTIFIERをみつけ、
構文2行目の「disk?s?」の番号部分を書き換えます。
3, バッチファイルを実行。
NTFS for Mac上に、
マウントされてない当該HDDが存在していることを確認し
作成したmount.commandをダブルクリックします。
すると、勝手にターミナルであれこれやって、
無事、HDDがマウントされます。
しかし、
このままではターミナルのウインドウが開きっぱなしです。
そこで、ターミナルの環境設定から、
「プロファイル」の「シェル」タブ、「シェルの終了時:」を
「シェルが正常に終了した場合は閉じる」にしておくと、
コマンド実行後自動的にウインドウが閉じられます。
Macを起動するたびにこのバッチを実行しますが、
HDDの接続数や認識順によって
「disk?s?」の番号が変わっていることがあります。
番号が変わっていると、
バッチファイルを実行しても
と言ってくるので、「表示」を押し、
当該HDDの「ボリュームの種類」にある「disk?s?」をみて
バッチファイル2行目の「disk?s?」を書き換えます。
そしてバッチファイルを実行しなおすとマウントされます。
パターンが決まってくれば、
番号違いのバッチファイルを複数作成しておいてもいいかもしれません。
その際はアクセス権限付与の呪文を忘れずに。
こんな感じで、とりあえず簡単にNTFSのHDDをマウントできるようになりました。
このままでは煩わしいので、
早く修正版が出るのを祈るばかりです。
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Posted at
2022/05/10 17:27:18