
久々に映画の話でも。
ソーシャル・ネットワークも良かったのですが今回はGANTZで。
奥 浩哉氏というと「変」のイメージが強くあって苦手な絵だったのですが、このGANTZには嵌りました。
GANTZが完結するまでは何があっても死ねない位に。
そういった思い入れのある作品(しかも未完結)の実写映画化は大抵がっかりすることになるのですがさて。
主役二人に二宮和也、松山ケンイチという女性ウケを狙ったキャスティングしているあたりに嫌な予感はしますが。
原作は「グログログログログログログログロエログログログログログログログログログログログロエログログログログログログログログログログログログログログログログログログログログログログログログログログログログログログログログログログログログログログログログログログログログログログログログログログログログログログログロ」な話で、
その壮絶なグロ(時々エロ)の上に心理描写が浮かび上がっているのに、重要なエログロを切っているから今ひとつ伝わらない。
岸本がなぜ加藤に惹かれるのかとか、玄野の心理変化とか。
グロについてはテレビドラマじゃなく映画なのだから、
「第9地区」の水風船を破裂させる如くできたはず。
あと、邦画がよくやりがちな事で、
無理矢理「泣き」や感動のシーンを入れたがるのにイラつきます。
強敵千手観音の目前であのシーンをやるのは最悪。
常識的に考えて、あの状況で千手観音が二人のやり取りが終わるのを呑気に待っているのはおかしいでしょ。
(原作での同シーンは他メンバーの援護があるから成立していた)。
がしかし、想定していた程は悪くない。
邦画SFが苦手で大抵コスプレっぽくチープになってしまうスーツ類の質感も悪くない。
後編がちょっと愉しみ。
Posted at 2011/02/13 20:17:42 | |
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