日曜日の朝は早起きして、上越新幹線で高崎まで行きました。高崎-横川間を運行する観光列車「SL・ELレトロ碓氷」に乗るためです。
往路(蒸気機関車SLが牽引):高崎9:47発→横川10:49着
復路(電気機関車ELが牽引):横川15:15発→高崎16:18着
高崎駅のホームにSLが入線しました。D51ですね。
レトロという名前にふさわしく、客車も旧型車両(オハニ36-11)です。きれいにレストアされていますが、1926年(大正15年)7月製造だそうです。91歳、す、すごい(汗)。
最近の列車は窓が開かないのがあたりまえなので、開けられるのは新鮮でした。ただ、風向きによっては、煙が目に沁みます(笑)。
横川駅に着くと、和太鼓の演奏がにぎやかに迎えてくれました。
帰りの列車まで4時間半くらいあるので、この時間を利用して碓氷峠をハイキングできます。「アプトの道」は、廃線になった横川駅から熊ノ平駅までの線路跡を利用した遊歩道です。
途中までは、このように線路が見えていて、鉄道の跡らしい雰囲気を出しています。
新緑の中を歩きました。
旧丸山変電所。
碓氷湖。
トンネルも多いです。こういうトンネルをいくつも通りました。
横川から4.7km歩いて、やっと着きました。有名な碓氷第三橋梁、通称「めがね橋」です。
めがね橋から下を見ると、旧国道18号線が見えました。
皆さん、下からこちらを見上げています。めがね橋を見ているのです。
橋の上にいると、橋が見えない(笑)。
側道を通って旧国道18号線に降りて、先ほどまで自分が立っていた「めがね橋」をようやく見ることができました。山の緑、橋の赤、空の青、アプトの道のハイライトといっても過言ではありません。
ふたたび遊歩道に戻って、先に進みます。
さらにトンネルをいくつも通って.....
アプトの道の終点、旧熊ノ平駅に到着。ここまで横川から6.0 km、標高差約300 mの登り坂でした。
熊ノ平には、かつて駅や信号場がありました。
閉ざされたトンネル、軌道に生えた雑草に無常を感じますね。
さあ、今度は横川へ、来た道を帰らなければなりません。下り勾配なので少し楽ですが、やはり6 kmは長い(汗)。
帰り道、遅めのランチで休憩しました。横川駅で買った、おぎのやの「峠の釜めし」。
あまりにも定番なので、やめようかと思ったのですが、これしか売ってなかった(笑)。
何十年ぶりかで食べたら、美味しかった!
結局、横川-熊ノ平の往復に4時間かかりました。ふう~
横川駅には帰りの列車が待っていました。高崎までの復路は、EL(電気機関車)が牽引します。
高崎から東京までは、新幹線で帰れば早いのですが、それではつまらない。
八高線に乗って、八王子をまわって帰ることにしました。二両編成で高崎を出発。
運動した後は、やっぱりコレでしょう。
クルマの旅行では絶対にできない、ちょっとした幸せでした(笑)。
たっぷり歩いて疲れたけれど、新緑を心ゆくまで浴びて、最高の一日でした。
今度は旧国道18号をクルマで行ってみるのも良いかなあ、と思っています。
Posted at 2017/05/31 07:24:03 | |
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