ホンダが次期ステップワゴンを開発するかどうか検討してる…つまりステップワゴンのブランドが存続するかどうかの瀬戸際にあるみたいです。
これはクルマ好きな人はあらかた見当が付いてると思いますが…
ノア&ヴォクシー、セレナといった同クラスのライバル車にその地位を奪われてしまっている事がひとつの原因ですね。
特に現行モデルは最初1.5リッターターボという、それまでのステップワゴンとは違うやり方で来たものの、日本ではダウンサイジングターボはエコカーとしてはウケにくい事、それからハイブリッドを追加したのはつい去年の話だったから、既に遅かったという事ですね。
元々ホンダは軽のアクティ&ストリートを除き、ミニバンや1BOXを作ってない後発だった事もあってか、初代オデッセイ&初代ステップワゴンの売れ行きには驚くモノがありました。
でも、その神通力も今では失われてしまった感があります。
また、以前ほど多人数乗車のミニバンを求める層が狭くなり、どちらかというと同じ5ナンバーでも運転しやすいサイズのフリードなどのクラスに流れている事…
それからホンダは同じ販売店でN-BOXなどの軽自動車も扱っているので、普段人もそんなに乗らないから、維持費をより安くというのであればそちらを買う様になっている事などでしょう。つまり同じ社内でも食い合いになっているという事ですね。
マツダもプレマシーやMPV、ビアンテなどのミニバンをやめちゃったから、いかにミニバン市場というのは厳しい状況であるかが分かるでしょう。
そういえばステップワゴン自体、1996年にデビューして今年で22年になりますが…
・初代(1996~2001)
・2代目(2001~2005)
・3代目(2005~2009)
・4代目(2009~2015)
・5代目(2015~)
…と歴代のモデルを見ても、初代モデルは道具感的でカジュアルな魅力がありました。
しかし2代目以降はスタイルをキープコンセプトにしたモデルもありましたが、まるで1度コピーした紙をまた更に何度もコピーしたかの様に元の印象が薄らいでいった感じも受けます。
また3代目では思い切って低床・絶妙なハンドリングを目指したものの(オデッセイ・アブソルートの影響か?)、「ステップワゴン」としては「コレジャナイ感」を受けた人が多かったのか、さほど売れたとは言えませんでした。
そう思うと快活で分かりやすいコンセプトであった初代の流れを受け継ぐには難しかったんでしょうね。
これは20年以上続くどのモデルにも共通したジレンマなんでしょう。ステップワゴンに限らず…
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ホンダ車 | 日記
Posted at
2018/08/25 14:53:57