• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

自然に天然のブログ一覧

2010年02月06日 イイね!

今日はアンティーク

今日はアンティーク今日はロンジンのオールドムーブのクロノグラフ。

この手のアンティークは防水機能もなく、ショックにも弱いのですが、たまには使ってあげないとかわいそう。

でも、やっぱりいい風情ですね。ダメージ加工のレザージャケットとよく合います。

クオーツショックのおかげでこういう素晴らしい機械を作れる職人が散逸してしまったのは、本当に残念です。クルマの世界でも、「EVショック」かなにかで、今から10年も経つと高性能な内燃機関をちゃんと作れる会社が激減しちゃったりして。

そこまでのことはないかな?
Posted at 2010/02/06 21:54:03 | コメント(1) | トラックバック(0) | 時計 | 日記
2010年02月06日 イイね!

どんなクルマを作りたいのか、それがモンダイだ

どんなクルマを作りたいのか、それがモンダイだトヨタの記者会見について、欧米のメディアは総じて厳しい報道のスタンスです。

そりゃそうです。「すみませんでした、信じてください」な~んて感情論と曖昧な説明だけの記者会見なんてロジカルに突っ込む欧米のジャーナリストに通用するはずありません。


今回、そもそもしばらく前からプリウスのブレーキの違和感は問題とされていたのに放置されていたようです。副社長の「素人」発言はなんとも「語るに落ちた」印象です。

というのも、クルマ好き、運転好きにとってエンジンやステアリングの感覚と同じぐらいブレーキの制動感覚も重要なのに、それが「一瞬制動感覚が途切れても、実質上問題ない。ちゃんと踏めばそれで良いんだ。」なんて考え方でクルマを作ってきたということを自白したようなものだと感じるからです。

もちろん、あからさまにそこまでひどい考えではないとは思いますが、少なくともそういった感覚を重要視してすばやく修正する、と言うアクションが社内では取られなかったのも事実。


このようなクルマ作りのスタンスでは、とてもクルマ好きがあこがれ、「乗って運転する感覚が病みつきになる」クルマなんて100年経ってもできないのではないでしょうか。アメリカにいる友人でレクサスに乗っている人たちの多くが「クルマ音痴」です。故障しなくて静かで高級っぽい感じに引かれて買ってる、というパターンが多いように思います。アメリカでもBMWに乗ってる連中は結構クルマ好きが多い。


本気で、「自分たちはいったいどんなクルマを作りたいのか」をもう一度徹底的に議論して、世の中に発信してみてください、トヨタのみなさん!!
Posted at 2010/02/06 21:25:06 | コメント(2) | トラックバック(0) | クルマネタ | 日記
2010年02月06日 イイね!

プリウス事件とタイレノール事件

プリウス事件とタイレノール事件私の好きな自動車ジャーナリスト、岡崎五朗さんのブログでトヨタの豊田社長によるプリウスをはじめとする最近の問題に対する記者会見についてのエントリーがありました。

私もゴローさんの意見に同意です。

で、今回の一連の流れを見ていて思い出したのが、1980年代にアメリカを震撼させた「タイレノール事件」とそれに対するジョンソン&ジョンソン(J&J)社の対応。これは、アメリカでのマーケティングの教科書やケーススタディで必ず取り上げられる有名な話です。

1982年9月、アメリカのシカゴで7人の市民が青酸化合物による中毒で死亡し、その直前にJ&Jの鎮痛剤「タイレノール」を服用していた、と警察が発表しました。(実際にはタイレノールはJ&Jの子会社マクニール社製でした)

これを受けて、J&Jは直後に役員会を開き、タイレノールが原因かどうかまだ特定できていない段階で市民に対して「タイレノールを一切服用しないでください」という大規模な告知キャンペーンに乗り出します。合わせて専用のフリーダイヤルを設置し、10万件以上の消費者の問い合わせに対応。さらに、毒物混入可能性のある製品の店頭からの回収を発表し、実施しました。

当時タイレノールは鎮痛剤市場で35%シェアを誇っていましたが、主力のカプセル剤が店頭から姿を消し、もちろんこのブランドをわざわざ買う消費者もいなくなり、シェアは8%に激減したそうです。(8%残っただけでもすごいですが)

J&Jはこの間、1億ドル分以上もあった小売店頭商品の回収、消費者が既に購入済みの製品を安全な製品に取り替える取り組み、そしてなにより積極的な情報開示と告知キャンペーンを展開し、全米の世帯の85%が2.5回以上はこの告知TVコマーシャルを見た計算になるレベルでの投入を行いました。

やがて、毒物混入があった製品は複数の工場で別々に作られていたこと、そして混入商品がシカゴエリアでしか見つからなかったことなどから、製造段階ではなく小売店頭で第三者によって青酸カリが混入されたことが明らかになります。

事件の2ヵ月後には、こういったコミュニケーションの努力などの甲斐あってタイレノールの売り上げは事件前の80%までに回復。6ヵ月後には、外箱の密封化、ボトルキャップの固定、ボトル口のフィルム固着などの新パッケージとして、第三者が開封したらすぐに分かるような工夫をこらしたタイレノールの新製品を発売し、短い期間で鎮痛剤シェアNo.1の座を回復するに至った、とのこと。

この件でのJ&J社の対応は、極めて優れたものとして賞賛を受けました。今回のトヨタとの違い、あるいは学びは何があるでしょうか?僕の勝手な感想ですが、こんなところでしょうか?

1.なにはともあれ、事態への対処方法を消費者に大至急、具体的に伝える
*「タイレノールを飲むな」とまず明言したJ&Jに対して、「ごめんなさい、信頼してください」しか言わないトヨタ
*「プリウスに乗っている方、まずはこういう風にして対処してください、ご不明な点、不安のある方はこちらの問い合わせダイヤルに電話してください」という告知を、記者会見の場でも行うべきでは?

2.自分に責任があるかどうか、何が問題なのかが分かる前であっても、消費者を守るために必要な対策はコストをかけてでもスピーディに行う
*全商品の回収を決めて迅速に行ったJ&J、「調査中です」と言っているトヨタ
*別に、すぐにリコール/回収すれば良いと言うことではなく、まずは「こういう対策を至急打ちます」ということを現時点で可能な限り具体的に伝えるべき

3.問題を再発させないための対策を打ち、消費者に見える形で伝える
*J&Jはパッケージの刷新という分かりやすい手段で示すことができた(高コストにはなったが)
*クルマでも、説明の工夫で分かりやすくすることはできるはずだが、トヨタはあいまいにせずしっかり打ち出せるか、これからの課題

トヨタのような大会社、しかも比較的保守的な人が多そうで経営陣にも頭の固い人が居そうな会社だと、たとえ創業者一族の豊田社長が「こうしたい」と思っていても、社内の反対論があるとそれを押し切るのが難しいんだろうな、と勝手に同情してます。

もちろん、タイレノールでは7人もの犠牲者が出ていて、事態の深刻度ははるかに高かったのは間違いありません。また、医薬品という比較的シンプルな製品であり、問題の原因が店頭での第三者による故意の毒物混入と言うことも比較的早期に分かり、対処方法も具体化しやすかったのだとは思います。

ただ、危機的状況のときこそリーダーの真の価値が見えてくるのも事実。ぜひ豊田さんの力を発揮して、「あの危機があったからトヨタはさらに強くなった」とあとで言われるような会社にする好機と捉えて思いっきり推進してみていただきたい、と外野として勝手に思ってます。

これからもトヨタ車は多分買いませんが(ごめんなさい)、会社としてはおおいに応援してま~す!!

(あ、でもホントーにワクワクする車出してくれるなら、買っちゃうと思います。実質価値だけじゃなくて、精神的価値もしっかり作り上げてくださいね。)
Posted at 2010/02/06 10:17:43 | コメント(2) | トラックバック(0) | クルマネタ | 日記

プロフィール

「やっぱりバブルだね http://cvw.jp/b/572203/44975398/
何シテル?   03/30 12:13
いい年して天然ですがよろしくおねがいします。
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2010/2 >>

  1 2 345 6
78 9 10 11 1213
14 15161718 19 20
2122 23 24 252627
28      

リンク・クリップ

12年、24万Km…今まで本当にありがとう 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2022/09/03 17:02:20

愛車一覧

BMWアルピナ B3 ツーリング BMWアルピナ B3 ツーリング
G21 BMWアルピナB3ツーリングのLCIモデルです。 これで6台目のアルピナですが ...
BMWアルピナ B8グランクーペ BMWアルピナ B8グランクーペ
アルピナ近年の傑作、B8グランクーペが納車されました。 RHD、アルピナグリーンにゴール ...
BMW 1シリーズ ハッチバック BMW 1シリーズ ハッチバック
コンパクトカーが便利な場面も結構あるので。実用車として良い車だと思います。
その他 その他 その他 その他
ブログを書くようになり、これまで時計の写真をちゃんと撮ったことがなかったことに思い当りま ...

過去のブログ

2023年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2022年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2021年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2011年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2010年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2009年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation