
7日(日)の夜、フロリダでプロフットボール(アメフトですね)の年間チャンピオン決定戦、第44回スーパーボウルが開催されました。
アメリカでは、野球のワールドシリーズ以上に盛り上がる一年で最大のスポーツイベントです(野球と違って一試合しかないし)。
スーパーボウルのチケットはめちゃくちゃ入手が難しく、いわゆるプラチナチケットの代表です。犯罪捜査などで、逃亡中の犯人をおびき出すために「スーパーボウルのチケットに当選しました」という手を使ったこともあるとか。
例年話題になるのが、スーパーボウルの放送中に流れるCMとハーフタイムのショー。CMはスーパーボウル専用に多額の予算を費やして制作されます。今年はベティ・ホワイトというおばあちゃん女優を起用したスニッカーズのCMが一番になったようです。そういえば、ペプシが今年からスーパーボウルのコマーシャルをやめてその費用をソーシャルマーケティング系に振り向けた、というのもTV広告凋落の象徴として話題になりました。
写真は、スーパーボウルの歴史で一度も優勝経験のなかったニューオーリンズ・セインツの優勝を報じるUSA Todayです。スニッカーズのおばあちゃんが表紙の題字の右側に見えますね。アメリカの新聞はNY Timesのような地方紙が多く、全国紙と言えばUSA TodayとWall Street Journalぐらいですが、地方紙の方が歴史と伝統があるので、USA Todayはどちらかというと安っぽい格下扱いのイメージです。(カラーページも多く、若干日本のスポーツ新聞っぽいかも?)
一週間ほど前のAFN(米軍のラジオ放送)では、「スーパーボウルの翌朝の月曜日、スクールバスの運転手や教師が遅刻してくることが多いので、アメリカの某都市では学校の始業時刻を2時間遅らせることにした。まったく持ってけしからんことだ!」というような話を、保守派のラジオパーソナリティが語ってました。
僕は、それぐらい大らかな配慮をしてしまう教育委員会ってのも面白いんじゃないの、と思いましたけど。自分が生徒だったら「ラッキー!!」って感じですね。
Posted at 2010/02/09 16:22:45 | |
トラックバック(0) |
旅 | 日記