ういーっす。
今日
山の男デビューしたまっけんです。
先日の
予告通り、行って参りました笑
登山初心者、初登山にして近所の名峰、
1700m級の東赤石山に果敢にもアタックをかけました。
最近寒い日にはちらっと冠雪してるのも下界から目にしていたので、今シーズン最後の夏登山に望みをかけ、急遽実行となりました。
しかしアレだ。
いくら孤高の人(マンガ)を読んで山登りに興味を覚え、岳によって山登りを実行に移したと言えども、
やはりいきなりの登山(しかも高い標高)で単独行は
ヤヴァイ、と。
そう感じたオイラはmixiで先週知り合った市内の同級生とコンタクトを取り、コンビを組むことにしました。
だってひとりで遭難してもサンポさん来ないもんねー(´・ω・`)
と、言う訳で、登山記を。
この日の相棒は
CAPTAIN STAG製トレッキングステッキ(
近所のホームセンターで在庫処分500円)
午前6時10分
盛大に遅刻をしつつも、待ち合わせ場所の新居浜市別子山筏津山荘へとクルマを走らせたのであった(待ち合わせ時間は6時30分。20分でいける場所ではないw)。
しかし道筋はいつもの走りなれたアソコw
ちょー楽勝フヒヒ
午前6時40分
奇跡の速さで筏津山荘到着。
合流し、今日のパートナーを確認する。
なんと初対面。
そして登山でいきなりパートナー。
学生時代ぶりの無謀っぷりだが、やはりこの無謀さが心地良い。
やや硬めの挨拶を交わし、朝焼けの中登山道へと足を踏み入れた。
ちなみにこの日の俺の装備。
・ユニクロハイネックフリース(3年モノ)
・ロンT(薄手)
・GU ダウンジャケット
・ジーンズ
・
DUNLOP製スニーカー (自称STAR SPEC)
・先述のステッキ
・カロリーメイト一箱(4本)
・バナナ2本
・西条市のおいしい水(500ml×2本)
・前日380円で買った手袋
これ、多分登山上級者に知られたら
怒られるレベルよww
さてさて、この山だが、登山口が複数あり、俺たちが選んだルートはおそらく最長距離を誇ってしまうルート(縦走、他山経由ならもっと長いのもあるが、直通では長い)。
そして途中で山荘を経由する長距離ルートと、距離は短いが上級者向け?の直登ルートに枝分かれする。
ネットで下調べをし、山荘を経由、観光した後山頂を目指し、直登ルートで下山というルートを選択した。
途中、何人かの登山客と出会う。
みなさん遠方から来ており、上級者の予感。
そんな上級者を置いてけぼりにするようなスピードで登りながら、途中でやっと気づいてしまったのだ。
ペース配分、間違ってる(テヘ)
もちろん、途中で
バテた。
足はあと数mm動かせば攣るレベルにまで疲労し、
膝関節はなんかかみ合わせがおかしい。
ふくらはぎどころか、普段絶対痛まない太ももの筋肉が痛む。ふるえる。
途中の登山道はこんな感じ。
ヤマありタニあり沢あり。
いい加減、ピークらしきものが見えてもいい時間帯。
しかもやせ細った高山樹木に遮られ、それらしいものは見えない…。
勾配もキツくなり、登山道の周りも背の高い笹で覆われ始め、
周りの植生も寒冷地域のソレへと変貌しはじめていた。
山荘と山頂、2つのルート分岐を示す看板が見えた頃。
目の前に素晴らしい景色が広がった。
そう、
八巻山である。
まるで外国みたい。

森林限界を超え(らしい)岩肌剥き出しの荒々しい素肌をさらけ出した岩山が眼前に。
でも、正直そんな山登れる経験値はないw
なので、八巻山を視界にいれつつ、山荘へと寄り道をすることに。
目的は3つ。
・観光
・水の補給(相棒の用意した水が尽きていた)

・休息
である。
無事キンキンに冷えた水を手にした俺たちは、今日の目的地である東赤石山へと歩を進める。
地図で確認しても距離はあと少しだ。
ここからのルートは山の斜面に張り出した岩場をえっちらほっちら登ることになる。
こんな奇岩もある。
転落の危険性は薄いが、目の前には雄大な景色が広がり、足元にはよじ登るような岩場が広がっている。
ココでは
石鎚山も見ることができた。
そして謎の生物ザトウムシとの遭遇。
奴らは多分宇宙人(人?)
東赤石山の真下に着き、一直線に山頂を目指すルートに入る。
しかしこのルートもかなり険しい。
足場になるのは斜面にゴロゴロと転がっている岩。
もちろんスニーカーでは滑りやすいし、浮いている岩だってある。
登山道自体の幅がそう広くないため、カラダを支えるのは容易だが
それでも万が一転落すれば、そのまま岩ごろごろの斜面を転がり落ちてしまうことになる。
ここを登っている最中で、登山し始めてすぐに出会ったパーティーと再会した。
彼らは皆50~60代、いやそれ以上かも。
あと少し、と自分に言い聞かせつつ、最後のスパートに入った。
東赤石山のピークは独特で、ほぼ全てが岩で構成されている。
もはやステッキは
不要だ。
自分の
両手両足を駆使し、最後の岩山に食らいつく。
なんとしても登る。
普段の運動不足はもうどこへやら。
筋肉痛も関節痛も疲労も全部吹き飛ばし、目の前の岩に掴みかかるしかなかった。
目の前にあるゴール直前でリタイヤするわけにはいかんのだ。
登頂開始から5時間20分。
俺は、いや俺たちは1700m峰を征服した。
そして何かを見つけた俺。
いいモンあったぜ!ヒャーハーッ!!
実はこの写真、目が相当エロかったんです。ええ。
相当。
40代は行くんじゃなかろうかと思える濃厚なエロさ。
もう視線だけで猥褻物陳列罪レベル。
眼下には自分たちの住む街が、瀬戸内海が、そして普段下界から見上げているはずの山々が広がっている。
幸い、登山ルートに雪はなかった(多少の残雪はあったが支障は全くなかった)。
そしてなによりも好天が素晴らしい。
俺の登山デビューに、山、空、すべてが味方してくれているようだった。
登頂してすぐ、お昼タイム。
カロリーメイトと、持ってきたバナナを頬張る。
そして何より
タバコがうまい。
コーヒーははしゃぎすぎて飲むの
忘れたw
東赤石の山頂から見る
八巻山も圧巻である。
30分もしないうちに、下山することにした。
この時期は暗くなるのも寒くなるのも早い。
素人だけで登っている以上、リスク回避が最重要項目だからだ。
下山ルートは登山ルートと違う直登ルート。
登山道全面が天然の岩で形作られた階段のようで、かなり険しく不安定だ。
勾配もキツく、一歩一歩の段差もかなり大きい。
しかもここまで登りきってすっかりカラダの温まった俺は、ダウンを脱ぎ、ロンT1枚で下山を
強行。
だって暑かったんだもん(´・ω・`)
山の下り方にもだいぶ慣れ、ペースを作るコツ、疲れずに歩くコツも会得することができた。
そして登頂開始から約8時間半。
15時30分に下山を完了した。
疲れた。
確かに疲れた。
でもそんなことはどうでもいい。
ただ最後に残っていたのは、登頂の感動の余韻だけだった。
足からは不思議と痛みは消え、近年感じ得ないような満足感が残った。
俺はやった。
やったんだ。
苦労はしたけど、登り切った。
でも、一回で終わりじゃない。
東赤石にまた登りたい。
もちろん、次はハチマキにチャレンジしてやる。
とりあえず、これから春に向けて、素人にとってはオフシーズン。
その間に最低でも登山靴は揃えよう。
山の知識も手にしよう。
冬が開けたら、もう一度東赤石にアタック。
そこで、今回の登頂がマグレや偶然じゃないことを確かめるとともに
もう一回あの充足感と再会してこようと思う。
と、いうわけで、俺の素人登山を心配されていた方々、
心配かけてすみませんでした。
いやぁ、意外とイケるもんだよ。
うん。
次は君の番だm9(`・ω・´)
p.s.
KEIくん、冬の間に道具揃えておこう。
登山靴とステッキは必須すぎる。