
週末はどうしてもお酒を呑みすぎてしまいます。
昨夜は地元のラーメン好きな
先輩きんちゃんと久々に呑み交わしました。
唐突ですが、
わたしにとって
お酒と〆のラーメン
というのは切っても切り離せないものでして、何しろ〆のラーメンを食べるのと食べないのでは翌朝の
酔い覚めが明らかに違う。
酒で軽い脱水症状になっているところに水分を補給するということでは理にかなっているわけですが、
おかげで最近は腰のあたりの肉付きもよくなってきてしまいました。
ベルトの穴もとうとう一つ後ろに後退するハメに。
さすがにわたしも少しは自重しようかなと考えてはいたのです。
そして今日は先輩きんちゃんの毎度のラーメンのお誘いも断ろうと決めていました。
お酒も進んでもう帰ろうかというムードのときに居酒屋さんでついてたテレビは、
タイミングよく
メタボな話題を取り上げていました。
「メタボリックシンドロームの予備軍は
成人男性の約半数」
などと言っています。
ふ~ん。
半分もいるんだねぇ。( ̄д ̄)
半分の成人男性がメタボな悩みを共有しているのかと考えると、
酔っ払いのわたしは
俄然勇気がわいてきました。
東京メタボリック銅メダルの先輩きんちゃんが耳元で熱い吐息交じりで囁きます。
「今日はど~~する?」
「うん。いこうかナ♡」
そして昨夜もまた深夜ラーメンに行ってしまいました。
ワッショイヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノワッショイ
メタボは病気ですな。
本牧家
神奈川県横浜市港南区下永谷3-1-5
11:00~24:00
火休
先日紹介した
吉村家直系の「環2家」はここから歩いてすぐの距離、
まさに
目と鼻の先です。
訪店時間は23:10頃。先客は3名。ここの店は客席数が多いので
とても閑散と見えてしまう。何しろカウンター だけで20席、 12席あるテーブル席もあわせると相当の収容人数になるはずですな。
店員は若い男性二人で家系のシンボルともいえる
白いねじり鉢巻をして、お揃いの紺のTシャツの背中には「本牧家」の文字が目立ちます。
ここは、かなり昔は中区本牧、間門のあたりに店がありました。
家系としては最古参の部類であり、本牧家店主は、当時磯子区杉田にあった吉村家で吉村 実氏のもと修行をしたのち独立しています。
本来なら、まさに吉村家直系というべきであったはずの
本牧家の独立も、いくつか円満にいかない問題があったのでしょうね~~環状2号線が「ラーメン激戦区」といわれる前に先に出店をかけていた「本牧家」の真横に、吉村氏の意思であえて彼いわく一番弟子である「環2家」を仕掛けたことは、
さながら
「仁義なき戦いのようだ」と当時話題になったことを覚えています。
まぁ、環状2号線の
ラーメン激戦区はこの「本牧家」と「環2家」のバトルが中心になって盛り上げてきたといっても過言じゃないかもしれませんなぁ。
今回、先輩きんちゃんの希望でここに来ましたが、
正直、
わたしはあまり気乗りしませんでした。
理由は、ここのお店が環状2号にくる前の間門時代の味を知る客からしたら、
相当味が変わってしまったんです。つД`)
この場所に移転してきた当初は、本牧にあった頃から有名店でしたからそれは期待して来たものです。連日昼時には混雑もしてました。最初はたまたまかとも思ったのですが、何回も同じ味のものが出てくることですっかり諦めてしまいました。
間門の頃の本牧家は、
わたしにとって
濃厚かつマイルドの頂点。
ワイルドな旨さの吉村家とも一線を画したスープを出してましたからね。いい意味で家系スープを吉村家より一歩進めた感があったなぁ。
家系の全盛期を盛り上げたことはこのお店の功績も大きかったはず。
間門の本牧家は今も家系の
ラーメン史に燦然と輝く名店です。
率直に、
間門の頃と比べ
スープが薄すぎ。゚(゚´Д`゚)゚。。
昔の味を期待していくとがっかりしてしまう。
でも、それは技量不足でもないことはすぐ分かります。そう、変わっちゃったんじゃなく、
あえて
コンセプトを変えてきたんですな。
この場所に移転するにあたり、床面積、席数とも依然と比較にならないほど大きくなりました。テーブル席も設けて家族連れやカップルにも利用しやすく親切になりました。ここまではいい。
で、
ラーメンも食べやすくライトにしちゃいました。
こういうことなんですなっ。
まぁ、間門時代の一ファンとしては商売に走って材料ケチったとは思いたくないもんでね。
ライトにしちゃった結果、お客の入りはどうだったのでしょうかね~~
食べやすく万人受け狙ってお客さんは増えましたかってところですな。
そもそも家系ラーメンなんて毎日食べ続けるものじゃないんだから、
全体の
2割のヘビーなファンが、
売り上げの8割に影響することをもう少し考えたほうがいいんじゃないかなっ。と思うけどな。
って
過去の2割のファンのぼやきです。スマソ
少し覚悟をして食券を購入します。今日はラーメン中盛り750円に海苔増し110円をチョイス。
食券を店員さんに渡し、2人並んでカウンター席に座ります。
好みは2人とも麺硬め、わたしは他に味濃い目、脂多めでオーダーしました。
気が付くととても広い店内にお客さんはわたしたち2人だけ。今夜はきんちゃんとこのお店を2人占めにしましたな。
昔からの家系では主流であった淡青色の丼が厨房に2つ並んでいます。
スープが張られるさまを眺めていると、おや?
結構濃度がありそ~~ではないですか。
正直少し嬉しかった。
麺が平ざるで湯切りされます。チャッチャトと小気味よいリズムで麺が丼に入っていきました。
さぁ、ラーメンの登場です。
醤油が少しだけたって、
鶏油(ちーゆ)の甘い香りが食欲をそそります。
多めに張られた脂の膜がスープに照りつやを与えてとても艶かしく映ります。
スープを啜ります。
なんだか
懐かしい風味がします。適度な濃度があり、
豚骨スープというより鶏がらも主張してくる甘みと旨みがよく出たスープです。そこそこにボディがある家系ならではのもの。
飲み口はすごくマイルド。先日の環2家とは異なる味の感じ方。最初やさしく徐々に旨みが膨らんでくるような感じ。
なんだよなんだよ??
予定と違うなぁぁあああああああああ
んまいじゃんかっ!!!!!!ヽ(*´∀`)八(´∀`*)ノ
手をとり喜び合う2人。きんちゃんも嬉しそうにスープを啜ってます。
味は濃い目にして正解。スープにくっきり境界線を与える。これがないとマッタリ感だけ先行して味わいはだれてしまうだろう。
最初くっきり後で旨みが追ってくる。これがわたしの理想のスープだよなぁ。
続いて麺を啜ります。
ここも
酒井製麺の極太ストレートを使用しています。
モチモチ、プッツンと歯切れのよい食感が最高に旨い。わたしはどこで家系食べるにしても、酒井の麺はどうしてもはずせない。いや、はずしたくない。
何が他と違うのかは分からないがやはり
濃厚な家系スープと最高の相性を示すのだ。
今回は麺にスープが負けていないな。極太の麺肌にもしっかりスープが吸い付いて離さない。
どうしたんだ本牧家!?昨夜のスープは何かが違ってたなぁ。
チャーシューは家系では一般的なもの。部位的にはモモかな。脂身が少ないほうが家系スープには丁度よいと思う。ほうれん草他は海苔も含めて特に感想はないな。
いや~~
どうしたんだろう本牧家。
今日は閉店間際で味が濃く出て、
良いほうにブレたのかな。
この味がコンスタントに出るのなら
お客もう少し入っていいはずなんだけど。
昔の味わいが少し残っていて嬉しかったなぁ。
あ~~最後に余談ですが環2家も、本牧家も店内に
「当店でのおいしいラーメンの召し上がり方」
という大きなパネルが出ていて、ラーメンを美味しくするための調味料の使い方とか案内されていますがぁ。
その通りやってみるとぉ~~
せっかくの美味しいラーメンが
台無しになるのでご注意を。。゚(゚´Д`゚)゚。(自爆)
店の雰囲気 ★★★☆☆
スープの好み ★★★★☆
麺の好み ★★★★★
総合的なもの ★★★★☆(たまに顔出すといいことあるよ♪)