本日二軒目に向かって車は走り出しますぅ。
さっすが、地元の方と行動するとスムーズに事が進みますねぇ~~
車の中では、
北のラーメン評論家
フルちゃんさんから次向かっているお店に関するレクチャーを色々としてもらいました。
なんでも「すみれ」で修行した人が開いた店を
「すみれ系」とするならば、そのすみれ系の流れを汲む
頂点として名前があがるのが、ここのお店なんだとか。
横浜に帰ってきてから調べなおしてみると、この店の店主さんは和洋食の料理人を経たのち、かの「すみれ」で7年程修行をされ、
今のところ
唯一暖簾分けを許されたお店だそうですがなぁ。
正直な話、数年前までは味噌ラーメンというものに特別な興味が沸きませんでした。濃い目の味噌汁につかったラーメンに、野菜炒めを乗っけた程度の印象のものしか食べたことがなかったんですなぁ。
ところが、
新横浜のラーメン博物館で出会った
「すみれ」の味ときたら・・・
その
尋常じゃない濃さ。コクとキレを兼ね揃えた秀逸さ。麺を持ち上げてフーフー湯煙を飛ばしながら、北国で独自に進化した
「本場もんの味」というやつをわたしは思いしらされちゃったのでした。
そう。今回の旅の目的は
「すみれの味の記憶を辿る旅」でもあるのです。
その
「すみれの薫陶を受けた一番弟子」と聞かされちゃあ。
これは期待高ぶりまくりですなぁ。( ̄ー+ ̄)キラリ
さぁ、着きましたよっ。
それでは行ってみましょ~かねっ。。。
☆-ヽ(*´∀`)八(´∀`*)ノイエーイ
店先には
「すみれより」と書かれた暖簾が下がっていますねぇ。
うひょひょっ。店外に
並びは9人出来ていましたっ。9人くらいじゃ大した並びじゃぁないけれど、
真冬になったら大変そう~~(;´∀`)
麺屋 彩未
北海道札幌市豊平区美園十条5-3-3
11:00~15:15
17:00~19:30
月休および毎月6日、25日
ビックリするほど外でさんざ並んでから、
引き戸を開けて
またビックリ!!!!!!ヽ(゚Д゚)ノ
店内にも順番待ちのお客さんが壁伝いに地蔵のごとく並んで座って
ご鎮座♡
席数は18席で、カウンター10席 4人掛けテーブル2卓です。
ホールの若い女性スタッフがお客をテキパキとさばいています。
笑顔もさわやか、ちゃんと教育が行き届いているんだなぁと感心してしまいましたなぁ。
店内で待っている間に、スタッフが注文を取りに来ます。
ここでも当然、2人は味噌ら~めん700円をチョイスっ。
待っている間に店内を一瞥します。厨房内はステンレスの目隠し板があってよくは見えませんが、一杯一杯を丁寧に作っている様子が伝わります。
フルちゃんさんがわたしに囁きます。
「これこれっ。
撮っておいた方がいいぞなもしっ。~ヘ(´ー`*)」
開店時のお祝いの品か、店の奥の突き当たりの壁面には
「すみれ」から送られた木彫の看板が大事そうに掛けられていました~~
両店の強い結びつきを感じますなぁ。。。
店内に入ってから
待つこと30分。ようやくカウンター席に着席しましたぁ。 まわりを見るとほとんどの皆さんがスープを飲み干しておりますよぉ。
これは期待がまたまた高まっちゃいますねぇ。
ちなみに
メニューをパチリっ。
価格が都会的になってきましたなぁ。
セピアのしげきってのはコレだっ。
時折、厨房から流れ出る温かい空気に乗って、ほわんとした味噌の香気が顔を照らしていきます。
しっかし、
お味噌の香りって嗅ぐと落ち着きますよねぇ~~
何か精神安定剤でも入っているんではなかろうかっ。。。
そんなことぼやっと考えてる間に、目の前には丼が2つ並んでいましたっ。
さぁ、ラーメンの登場です。
なかなか趣のある器じゃありませんことっ。。。
こってり味噌を想像しましたが、見た目油の層もなく意外やさっぱりした感じ。
チャーシューの上にはちょこんと生姜がのっています。
目に見えるトッピングは、チャーシュー、もやし、細く手で裂かれたメンマ、そして彩りの良いねぎが添えられていますねぇ。
それではスープを啜ります。ズズッ。
コクが凄ぇなぁ。。。
味噌のハッキリした味よりも、むしろ鶏ガラやら豚ガラの旨みがどんと来ますねぇ。。。
とてもバランスのいいスープです。甘さも十分あるけど嫌味がないなぁ。
間違ってもあっさりの部類では無いけど、どんとしたボディを湛えつつ飲み口の軽さがあるのが良いねぇ。
生姜を少しだけかき崩してみる。キュンと味が引き締まった。
むうううううう。
なんまら
んまいっ。ヾ(*´∀`*)ノ
口にさっぱり胃にぽかぽか
生姜がいい仕事していますなぁ。
前評判通りに美味いねぇ。
でも、正直言えば
万人受けするスープであり、超こってりを期待してくると完全に
肩透かしをくらっちゃうなぁ~~
「すみれ系」というほどの猛烈苛烈なインパクトはなく、味噌の使い方も流石に和食経験があるだけに、
丁寧かつ繊細。胃に重たい感じがあまりしませんね。
味噌の濃厚さよりもラードの美味しさが印象的ですなぁ。
なるほどラードの使用もそこそこなので多くの人が飲み干せるわけなんですなぁ。
まあ、マイルドテイストで
好みが分かれない味噌と言っても良いねぇ。
でもそれでも、こってりはしているんだけどねっ。
麺は黄色味が強く、カンスイの効いた透明感のある、中太縮れ麺
いかにも札幌ラーメンらしい黄色く縮れた麺。
風味とモチモチ感がしっかりあってスープにもよく絡むもの。
結構んまい。
チャーシューも、とろけるバラ肉系ではなく、歯応えのしっかりしたもので
赤身の濃い味がする非常に秀逸なもの。
基本的に自分はこのタイプは好みですなぁ。
その他、角切りにカットされ「すみれ」を彷彿させるやや柔らかいチャーシュー片や、
挽肉などがそこからぷかぷかと浮き上がってくる。
いやあ。それにしても
美味しい味噌ラーメンでしたなぁ。
隣を見ると、フルちゃんさん。
汗をふきふきスープと格闘中っ♡(;^ω^)
この方。基本的に完汁食をポリシーとされているんでしたなっ。
でも、フルちゃんさん。
あと一軒あるんですからぁ。Σ(´∀`;)
汁全部飲みは危険ですからぁ(´ж`;)げぷ
店の雰囲気 ★★★★☆
スープの好み ★★★☆☆
麺の好み ★★★★☆
総合的なもの ★★★★☆(すみれ進化形はバランス重視だねっ。)
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【北海道】ラーメン | グルメ/料理
Posted at
2009/11/07 10:51:48